おおっ!
出てきた出てきた!
やっぱでけー!
米海軍空母CVN76「ロナルド・レーガン」です。
東京湾海上交通センターHPから引用
横須賀軍港めぐりでも時折見ることができるこのフネですが、走っているのは見たことがありませんでした。
東京マーチス(東京湾海上交通センター)で公開されている情報にこの空母が前日出ました。
狭く過密な浦賀水道を200m以上の大型船が通行する際には安全のためにこうして周囲の船と情報を共有するというのは秘匿が常の軍用艦艇と言えど同じです。
12時45分ならば見に行ける時間だ。
でも、どこで見よう。
いつもの軍港巡り遊覧船を考えたのですが、以前米潜水艦が出港する際には正規のコースを辿らなかったことがあるので潜水艦と同様にアメリカにとって重要な艦である空母の出港となれば同じ措置がとられる可能性が高い。
ヴェルーニ公園からでは影になっているところに空母が入るバースがあるのであまり長く見ることができないのもわかっています。
では港の出口が見える所に行ってみよう。
行ったことはないけど……
いつもは京急の汐入で降りているのですが今日は追浜。
「おっぱま」と読みますカワイイ。
初めて降りました。
そこからバスに乗り5分ほど。
軍港めぐり遊覧船ガイドのお兄さんは自分の自宅だと言って笑わせるのを持ちネタにしていましたが、横須賀市の資源ごみリサイクル施設「アイクル」です。
この前は海釣り施設として整備されており港の出口から浦賀水道の航路まで見渡せるのです。
手前の長浦港に出入りする艦艇であれば目の前を通るのですが横須賀本港となれば少し距離はあります。
けれども全長333mの米空母であれば十分その大きさを堪能できますね。
後部に1機だけFA18ホーネットを載せているのが見えます。
現在主力であるスーパーホーネットではなく所謂レガシーホーネットと呼ばれる機体なので甲板作業員のハンドリング訓練などを行うための用廃機なのかもしれませんね。
この時点では艦載機は載せておらず岩国基地に駐留しており硫黄島を使い発着訓練を行っている部隊と太平洋上で合流することになっています。
今回のこの出港は整備明けの公試らしいので艦載機部隊を呼び寄せるかどうかは知りませんが。
警戒にあたっていた海上保安庁の巡視船PS07「あしたか」もその任務を終え離れて行きます。
米海軍のタグボートもお疲れさま。
この前後が無いようなデザインが好き。
しかし……理屈はわかっているのですが……
それでも右舷側に横転しそうでヒヤヒヤしてしまうシルエットですね。
この時点で東京マーチスに通告してあった浦賀水道航路入航時刻の12時45分になりました。
今回は予定通りで運が良かった。
こちらは海上自衛隊のタグボート。
巡洋艦CG54「アンティータム」が沖合で出港を待っていました。
ロナルド・レーガン空母打撃群を構成するこの巡洋艦ですが10分ほど前にここで錨泊をしたので公試には同行はせず単に入港を待っているだけなのかも知れません。
共に行動するのであればわざわざここまで浦賀水道を入ってこなくとも房総半島沖で待っていればよいのですから。
右にぐっと転進して浦賀水道航路に乗りました。
ここ、もっと空気が澄んでいる冬に見に来たい場所ですね。
「アンティータム」の向こうを回り込み
対岸の房総半島富津市に立つ東京湾観音さまに見守られながら南下していきます。
この観音様は世界平和を願って建立されたそうなので世界中で一番の破壊力を持つ米空母の安全も見守っているのかどうかはわかりませんが……
出港を見続けて52分。
姿が見えなくなりました。
ご安航を!
軍港めぐり遊覧船13時の便がやって来ました。
12時の便は来なかったのでやはり通航制限がかかっていたようです。
今ごろあの船上では「私のワイフが家から手を振っているのが見えます」って舌も滑らかに乗船客の笑いをとっていることでしょう。
来る時にそんなに長くバスに乗っていなかったので追浜駅まで歩いて見ます。
目的はここ「追浜トンネル」
ここは娘が小さかったころ読んでいた絵本「ダットさん」に登場するトンネルで、窃盗団に追われたダットさん(フェアレディS310系)たちがこのトンネル内で「ルネントマパッオ」と唱えると空を飛んで追手を振り切ることができた場所です。
まぁ実際には絵本と違ってトンネルを抜けた場所は海を見下ろす高台ではなくここから飛び上がっても正面にある日産の工場に激突してしまいそうな場所でしたが……
駅まで歩くにはそこそこ距離があり途中のファミマでレッドブルを買って飲んでしまいました。
これ、途中からでもバス乗ったほうが安かったんじゃ……
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