幕張新都心上空にふたつの機影
海上自衛隊の救難飛行艇新明和US-2です。
RedBullエアレース 千葉 2019でのサイドアクト(つまり前座?)として飛来しました。
エアレース会場端から2kmほど離れた習志野茜浜からの見物です。
まさか2機でくるとは思わなかったのでびっくり。
でもその内の1機は半周周りそのまま帰っていきました。
帰る先は所属している厚木基地か、ここ幕張での出番のために海上自衛隊下総航空基地に進出しているのか。
遅い。
ずごく遅い。
でもこの遅さは実は欠点ではなく世界の中でも抜きん出た性能を発揮するこの機体だけの美点。
ほかの飛行機ならば失速してしまう速度域でこうして旋回や高度変移などいとも簡単そうにやってのけるのです。
ちなみに最高速度は580kmほど。
そしてゆったりと高度を下げてきました。
ざぶーーーん
着水。
東京湾の浜辺でこんな光景を見ることができるとは思いませんでした。
残暑……というより引き続きの猛暑の中、水面の揺らぎ激しい。
会場前を1周くるりと回ったのちに再びエンジンパワーが上がり
ふわりと離水。
その距離わずか280m
すごい!
世界でも突出した性能を誇るこのUS2は救難機として特化しており非武装なために輸出も狙っているようです。
明日のRedBullエアレースは台風接近の中での開催。
スケジュールも早められ18時だった閉会も15時に繰り上げ。
このUS2のパフォーマンスは明日はあるのか?
荒れた海面こそこのUS2の突出した性能を見せつけることができるのですが流石に救難現場ではなくショーですからそんなリスクを冒してまでやるわけはないのですが