花粉症持ちには憂鬱な季節だけれどこんな天気の下で満開の桜を見ることができればやはり春は良いなと思ってしまいます。
感染症予防としてお手水舎では水が抜かれ龍神さまの口も乾いている。
こんなご時世ですがだからこそいつも敬っている神さまにお参りをしにいつもの会社帰りの寄り道です。
狛犬さん、足元をお借りしますね。
チャリーン
パンパン
今日という日を迎えれました。
ありがとうございます。
神田明神さんが見守ってきてくれた人たちの新たな門出を祝わせてください。
秋葉原の街にまたμ'sの9人の姿が。
JR駅ビルアトレ店内やあちこちの店頭からも彼女たちの歌声がまた流れている。
次から次へと生産され消費されそのほとんどが忘れられていくアニメコンテンツ。
だけどぼくたちは4年もの間片時も忘れる事なんて出来なかった。
ファイナルCDがリリースされ、ファイナルライブが開催された4年前。
確かにμ'sは解散したわけではないと新田恵海さんは言ってくれていました。
でも新曲が出るなんて思えなかった。
それがまたこうして9周年記念として戻ってきてくれました。
いや、彼女たちはどこにも行っておらず常にぼくたちのそばにいてくれたんだ。
ただこの4年間それに気づかなかっただけなんだ。
ラブライブ! / μ's 9th Anniversary CD 「A song for You! You? You‼︎ / なってしまった!」がリリースされました。
しかも新しいアニメーションMV付きです。
4年と9カ月前の劇場映画後、紅白歌合戦スペシャル映像とファイナルライブOP以来となる新作MV。
μ's楽曲はカップリング曲にこそ良曲が多いのは今回も同じ。
「なってしまった!」
少しネガティブなこの"しまった"
♪誰より好きになってしまった♪
コンテンツを推すにしても好きな人ができるにしてもそれは楽しいことばかりではなく辛いことともたくさん向き合うことになります。
ラブライブ!に出会わなかったら……
全然違う人生を歩んでいたという人も多いでしょう。
"この人を好きにならなければもっと楽だった"
"野球を始めなければこんな挫折を味わうことも無かった"
"バイクと出会わなければ命の心配とは無縁な安全な生活を送れたのに"
でも好きになってしまったのだもの。
ラブライブ!が、μ'sが大好きになってしまったんだから仕方ないじゃない!
楽しさもいっぱい、だけど不安も苦しみも絶望さえ味わってきた。
でもそれでもμ'sと出会えて良かった。
そう再認識できる、そんな歌がこの「なってしまった!」です。
センターでリーダーの高坂穂乃果役新田恵海さんは「私のファンにならなければこんなに苦労することはなかったかもしれない」と言いました。
でも、まさにこの"好きになってしまった"んです。
同日、新田恵海さんの新曲CDも発売となりました。
合わせたわけでは無く偶然だそうですがこうして店頭ではμ'sとえみつんのディスプレイが並べられている奇跡!
「決して歌は捨てない」
「絶対取り戻してやる」
そんな言葉の裏にはどれだけ自分の現状に抗いもがき戦っているんだろう。
現在、発声障害という病を患っている新田恵海さん。
多くのファン恵海人たちが感じた一昨年のNHKホールでのライブで感じた不安は的中してしまい彼女の病状を知ってしまったのが昨年。
ファンの中でも"彼女を追い込むな" "歌わなくてもあなたは素敵です""やりたい事をやりたいようにやってください"とそんな声が多く聞こえました。
確かにそれはとても優しいファンの姿なのでしょう。
でも、それはそれでとても失礼なのではないかと感じていました。
どこまでも歌にこだわり決して歌は捨てないと言った彼女に対してはどこまでも"新田恵海の歌"を求めるのもファンとして真摯な向き合い方なんじゃないだろうか。
言葉を選びながら人を傷つける言い方は避けながらでも彼女の歌を待ち続けていると言い続けることも大事なことなのではないか。
そう思い自分なりにその歌への渇望を発してきたこの2年間弱。
思い焦がれた彼女の歌をようやく聴ける。
もう涙無しでは聴くことができないわけですよ。
かつての彼女の歌を知っている身としてはまだまだとは感じるものの明らかに前回のライブから戦い続け勝ち取ってきた物が感じられる一曲でした。
正直ここまで回復しているとは思わなかった。
それでも彼女は言う。
「納得がいっていない」
「(少し前の)レコーディングの時より今はもっと上手く歌える」
本当は送り手としては言ってはいけない言葉だけど今の彼女からならそれはとても嬉しい言葉に感じられる。
こんなの聴かされたら今まで以上に応援していくしかないじゃないですか。
だってみんなそんなストーリー好きでしょ!?
シゲノゴローがようやくメジャーのマウンドに立てたというのにイップスを患いボールがストライクゾーンに入らない。
中学野球で都大会優勝したにもかかわらずその時の指のケガで野球を離れ高校ではサッカー部室のドアを叩く。
逆境ナインは見た?
大クラッシュで生死の境を彷徨った記憶でブーストレバーを引けなくなってしまいコーナーでタイムを稼いでもストレートで他マシンにどんどん抜かれていくアニメは?
たった8輌の寄せ集め戦車で圧倒的大火力を保有する学校に挑んでいく話は?
そんなワクワクドキドキできて熱くなれるコンテンツが、しかもそれはお話の中ではなくリアルに存在するんですよ。
ニッタエミって人なんですけどね!