ようこそ「まりきち自動車美術館」に。
いきなり何を言ってんだ?と言われそうですがいいんです、そういう物がオープンした!世界線なのです。
冴えないおっさんが異世界に転生したとたんエルフや魔族っ娘やケモノ娘に挙句お姫様にまで好意を持たれるハーレム物ラノベより全然リアリティがあるってもんです。
ライトノベル大賞みたいなものでも日々疲れたサラリーマンが書いた、自分を投影させたキャラが異世界で大活躍でモテモテになる作品投稿が一番多いそうですね。
って初っ端から普通に横道に逸れてますがそれが仕様というものです。
ではどうぞお入りください。
あ、入館料は無料です。
MS09ドムかF4Xヘイスティかってくらい太っ腹でしょ。
はい出ました!
まずお客さまをお迎えするロビーに飾られた1台はご存じのこの車。
「デロリアン DMC12」です。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で一躍有名となった超駄っ作車です。
美麗なスタイリングはハッタリで、スペックとしてはとりたてて見るべきところは無く、生産数もスキャンダル等もあり酷い有様だったようですがガルウイングドアを備えたデザインのおかげで映画の主役メカに選ばれ今では2000万円ちかくのプライスすら付くことがある名車です。
あー、映画公開以前に小岩の中古車屋さんで180万円の値札が付けられていた1台を見つけた時に買えばよかった……
まぁ、流石に180万円は本当に完動車か?ってくらいのコンディションだっただろうし、そもそもまだ運転免許証を持っていない子どもでしたし。
と、そうです、本当は世界中から好きな車を買い集めてリゾート地なんかで要するにコレクションを見せびらかすミュージアムを開きたいところですがそんな財力は無いのでちまちまと絵を描いてそんな気分になろうという事です。
そしてこのデロリアンです。
これこそ当美術館を表している1台なのです。
特徴的なガルウイングドアを閉じて展示しています。
博物館や映画イベント等で展示されるデロリアンは100パー両翼のガルウイングドアを開けて展示されていますが当館は閉じているのです。
決して開いた状態で描くのが面倒くさいからではありませんよ。
それは、ここが「自動車博物館」では無く「自動車美術館」だからです。
ガルウイングドアを開けるとカッコ良くはあるのですがあの車が持つ美しさが見えなくなるのでドアは閉じられているのです。
大事なのは美しいかどうか。
性能や売れたかどうかや世間の評判や歴史的価値など一切関係無く、私まりきちが美しく感じるその1台を世界中から集めたのがこのミュージアムというわけです。
多分このデロリアン他ジョルジェット・ジウジアーロ大先生がデザインした車が半数以上となる気しかしません。
でも蒼樹うめ先生とジウジアーロ大先生を(勝手に)師と仰いでるので仕方ありません。
そこ!
暑くて外に出るのがイヤだからエアコンが効いた部屋で書けるネタを始めただなんて言わない!
まぁその通りなんですけどね……
では最初の展示室にどうぞ。
美しい車をまだまだいっぱい揃えていますから。
私が飽きてなければねw