幕張でポタリング日記

自転車趣味や好きなアニメやら思いついたことをチラホラかきちらしています

おけいはんになるっ2024 その11

2024-12-14 20:37:00 | 日記
 
 
ひとつ人の世の生き血をすすり
 
ふたつ不埒な悪行三昧
 
みっつ醜いこの世の鬼を
 
退治てくれよう桃太郎
 
桃太郎(EF210)が牽く長大なコンテナ貨物列車の姿にすら旅情を感じる千葉県民です。
 


膳所からは東海道線新快速に乗り彦根に向かいます。
 
本当だと近江八幡の従兄弟に車を出してもらいアニメ「中二病でも恋がしたい!」聖地である旧鎌掛小学校やヴォーリズ建築のいくつかを見て回る予定だったのですが、その従兄弟とは仕事の都合で会えないことに。
 
レンタカーを借りる事も考えたのですが、調べているうちにとんでもない?物件を見つけたのです。

 
米原に到着。
 
このN700S、なんかおじさんっぽいというか……深海魚みたいですらあって怖くね?

 
近江八幡市は何度も来てはいるけれど、米原は新幹線で通り過ぎるのみで初下車です。
 
街が開けている方とは反対の東口を出て南に向かい歩きます。
 
暑い……
 
めっちゃ暑い…………
 
11月中旬だよね?

地方に来るといつも思う事。

太陽が痛い。

やはり首都圏とは空気が澄んでいるからとか?
 
10分ほどへろへろ歩き目的地に到着。

 
株式会社「童夢」の本社であり、ファクトリーでもあるこの建物。
 
正面は総ガラス張りで外からでも見る事は出来るのですが、事前にメールか電話をすればミュージアムと言ってもいいくらいのエントランス内で見学させてもらえるです。

 
うーーーん
 
誰もいない。
 
廊下右手階段入り口のインターフォン……
 
建物の建物右手に回ってみてもそれらしい物は見つからない。
 
ファクトリーに繋がってそうなシャッターはあるけどさすがに違うよな。
 
もう一度正面入り口から中を覗き込むと、確かに階段とインターフォンが見える。
 
思い切ってドアを押してみると鍵は掛かっておらず、警備員すらいない。
 
おいおい、ここにある物全部で何億円になる事か……
 
中に入る許可を得るために中に入る。
 
軽く疑問に感じながらも今は昂る気持ちに蓋をして見て見ぬふりをしつつインターフォンのボタンを押す。
 
すぐに女性スタッフの応答があり、見学と写真撮影の許可を頂きました。
 
その瞬間安堵と共に身体中からブワーーーっと子どもの頃からの憧憬が溢れ出てきました。

 
「童夢ー零」がっ‼︎
 
本物の童夢ー零が目の前にあるっ‼︎‼︎

 
この極端にも程があるだろっ!とツッコミを入れたくなる楔形。
 
くわーーっっ‼︎‼︎‼︎
 
カッチョええーーーーーっっ‼︎‼︎‼︎‼︎
 


しかもこうしてリアまで回って舐めるように見る事ができちゃいます。
 
天国?
 
本当は駅からここまでの間に暑さで倒れているんだろうか?
 
 


後方視界悪そー
 
でもそこが良い!
 
しかもこれが量産を前提とした市販車のプロトタイプだというから驚きです。
 
実際には色々と壁がありプロジェクトは消えてしまいましたが。
 


市販を考えているのでちゃんとエアコンも装備されていますよ。
 
 
こんなところにあってもいちいち車を止めてシートベルトを外さないと温度調整すらできそうにありませんが。



フロントウィンドウの内側ってどうやって拭けば良いんですかね?

長いモップみたいなのを使わないと無理じゃね?



長年、持っているダイキャストモデルを見ながら疑問に感じていた事。

目の前にピラーがあって運転しにくくない?という事。

こうして本物を見てやっと解決。

大丈夫ですね、これなら。




細いグリーンのラインがアクセントになってそこがまた良いんだよなー
 


ドアノブを引いてガルウイングドアを開けてみたい衝動をグッと抑えます。
 
スーパーカーキッズはシザーズドアだろうがバタフライドアだろうが上に開くドアは全部「ガルウイングドア」なのです。


 
童夢ー零だけではありません。
 
お隣には童夢×ワコール×スバルのコラボによるバブル期の象徴といえるジオット・キャピスタもいます!
 


このスタイリングなのにレースカーでは無く、一般道を走る「自家用車」ですよ。



バブル期の象徴そのままにバブルが弾けるとこのプロジェクトもまさに泡のように消えて無くなりました。
 
 
ワコールが何故?という疑問は当然の事。
 
ワコール創業者と童夢の創業者は同級生繋がりで当時モータースポーツにも出資していたんですね。
 
童夢がデザインしたTOYOTAのグループCカー85Cはカッコ良かったなー
 
 
ここにあるキャピスタはヘッドライトがオーソドックスなスタイルな2号車で、もっと特徴ある1号車の方が好きなのですが、石川県小松市の博物館にあるとの事。
 
これはそのうち見に行くしか無いな。
 
 
F1参戦を目指して作ったF105もありました。
 
このマシンを題材にしたプレイステーション用ゲームは一時期没頭しましたよ。
 
世界のサーキットを舞台にして戦う派手さは全く無く、マシンを開発してタイム計測をするとても地味なゲームでした。
 


でも童夢のノウハウが詰め込まれていて、前後ウイングの角度や形は当然として、各種ジオメトリーをコンマミリまで調整し、サスペンションアームの位置やコックピットの位置、カーボン繊維の向きまで設定して車体の強度やねじれ具合まで考えるという硬派なゲームでした。
 
常に腹を路面に打つマシンや反対にフワフワ挙動が軽いマシンしか作れず鈴鹿サーキット1周を2分切る事ができず、あまりの難しさに放ってしまいましたが……
 
このF1参戦計画もなんやかんやで消えることに。
 
童夢ってそんなん結構多いな。
 
そういえばオリンピック競技用のボブスレーを造る話はどうなったんだ。
 
それまでのボブスレー用のそりは空力的になっちゃいないから童夢が最先端の空力マシンを造っちゃる‼︎と息巻いていましたが……
 
 


DOME RACINGでエントリーしていたシビックは痛車だ!
 


ル・マン24hに参戦したS102.5は残念ながらマシントラブルでリタイヤという結果に。

 
いやー
 
もうお腹いっぱい胸いっぱいでございます。
 
ありがとうございました。
 


正面オブジェにあるキャピスタは1号車ですね。
 
 
インターフォンでお礼を言って出ます。
 
結局スタッフの姿は見なかったし出た後にドアが施錠された気配も無い。
 
大丈夫なの?
 
まぁ監視カメラはあるのでしょうけれど。
 
 


ファクトリー横の公園にも気になる物件はありますよ。
 


新幹線用高速車両実験車が展示されているのです。
 
これは新幹線車窓から見えるので有名かも知れませんね。
 
米原に停車するひかりやこだまならともかくのぞみからは一瞬しか見えませんが。
 


WIN350カッコいいなー
 
 
この後はこれら最新テクノロジーとは今では真逆となるガチャコンに乗りますよ。
 
 
今回は全然おけいはんになってないなw
 
 
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おけいはんになるっ2024 その10

2024-12-14 05:37:19 | 日記

前日夜の京都タワーはかなりどぎついショッキングピンクに輝いていました。

京都タワー公式SNSによると響け!ユーフォニアム「釜屋すずめ」ちゃんの誕生日記念ライトアップだそうです。

 

京都滞在3日目の朝。

さすがに疲れが残っているのか日の出前に目覚めることは無かったのですが、それでも7時前にはすっかり覚醒してしまいました。

このまま微睡んでいるのも悪くは無いけれどお腹は空きます。

ホテルを出て四条・烏丸方向へ徒歩10分少々。

知らない街が目覚めきる前の空気が身持ち良い。

 

開店30分前の7時半到着で整理券は9番目。

平日であってもこれなので休日であれば開店1時間前にはこの整理券を取らないと厳しいかもしれない。

とても人気店なのです。

30分……

部屋に戻るには足らないし、店先で時間を潰すには少々長い。

 

大丸京都店の孔雀を見たり、

 

まだ観光客でごった返す前、店が開く前の錦市場を歩いてみたりしているうちに

 

ようやく「都野菜 加茂 烏丸店」の開店時間となりました。

この時点でまだ整理券は20枚以上残っており、平日であれば開店時間にくれば待たずに入れそうですね。

まぁこれも紅葉には少し早い時期だからかもしれませんが……

 

京野菜の朝食ビュッフェ。

20種ほどの野菜とごはん・お粥、それにドリンクバーが付いて500円です。

たしかにこの値段設定なら人気店となるのも納得です。

ホテルの朝食なら1500円ほどしますからね。

聖護院かぶのドレッシングや芝漬けドレッシングもあり京都の野菜を堪能しました。

 

朝食後、そのまま四条駅に潜り烏丸御池で乗り換え。

地下鉄東西線・京阪京津線直通列車に乗り一昨日に続き再びびわ湖浜大津駅に。

 

響け!ユーフォニアム2024年ver.号はお休みだけれど2023年ver.号が1日中運用に就いているので今日はこちらを追っかけましょう。

駅前ペデストリアンデッキに着くとすぐにやってきました。

しかも「光る君へ」号とのすれ違いです。

 

浜大津からお隣三井寺駅まで歩き、併用軌道沿いで石山寺駅から折り返して来るのを待ちます。

道幅が狭いので、車も電車脇を通ることはなく後ろに連なっているので被ることも無く撮りやすい。

 

小柄な15m級車両といっても路面電車と比べれば十分に大柄な車体がすぐ側を走り抜けていく様は迫力があります。

 

保線の方々が浜大津から所々で架線の高さを計測していました。

どこからこの作業を始めてどこまで行くんだろう。

みなさんの職務のおかげでみんなが安全な列車に乗ることができています。

ありがとうございます。

 

三井寺駅横の琵琶湖疎水を渡る橋梁を昨年とは逆に逢坂山をバックにして狙います。

閘門で水位調節している人工河川なので流れはほとんど無いのですが、風があるために綺麗な水鏡とはなりませんでした。

桜の季節には見事な撮影ポイントになるそうです。

 

速度域はさほど高くは無いけれどかなりのカントが付いています。

たったの2両編成だけれどこの三井寺駅からは急カーブを抜けてくる列車をなかなかの迫力で撮ることができますね。

 

三井寺から近江神宮前駅に移動してきました。

 

車両基地でお休み中の2024年ver.号とトーマス号が見えました。

京阪は1か月分の運行予定を出してくれるので無駄骨を折らずに済んでありがたいことです。

 

ふと振り返ると、ただの空き地に見えて遺跡だそうです。

このへんの住宅も発掘がされていないだけでなんらかの歴史的遺物の上に立っているんだろうな。

 

坂本比叡山口から折り返してきた石山寺行を撮影。

麗奈さんのお顔がぶれちゃった。

併用軌道でばかり撮っていたのでちょっとスピード感がずれたかな?

 

おーまえちゃんカワイイ。

でもやっぱりへそ出しはいらないかなー

近江神宮前駅を発車する2023年ver.号をお見送り。

山が迫っている琵琶湖西岸ですからけっこう高度差があるのがわかります。

 

デカっ!

長っ!

京津線の車両が入線してきました。

京阪本線やJRの列車から見れば小さな車両ですが、石山坂本線を走るととても大きく感じますね。

とは言っても1.5mしか違わないはずなのですが……



4両編成では当然ながら駅ホームに入りきれていません。

京津線の車両基地は四宮にあるのですが、ここ錦織車庫に入る運用はよくある事なのでしょうか?

坂本比叡山口方向線からは直接車両基地に入れないので近江神宮前駅の少し先で石山寺行列車を待ち、折り返し用ポイントを渡りこちら側のホームに入線して再び折り返し基地に入るもいう手間のかかる手順を踏む必要があります。

入るまでの光景を見ていたいのですが、この後の時間が決まっているので来た石山寺行きに乗り先に進みます。

今回も近江神宮参拝はしなかったな……

 

京阪膳所駅踏切からカーブを抜けてくる姿を撮影。

結構カッコイイ写真が撮れたんじゃない?

 

2両編成なのですぐに編成写真が簡単に撮れて有難い。

減速して京阪膳所駅に滑り込み。

 

近いうちにこの2023年ver.ラッピングは終了になるでしょうからきっとこれでお別れだな。

 

2年にわたり楽しかったよ。

ありがとね。

 

結構追っかけていたつもりでもまだお昼前。

JR膳所駅から東海道線に乗り琵琶湖東岸を北上しますよ。



 
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