ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原では、11月に入って秋が深まっています。

2019年11月03日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原では、11月に入って秋が深まっています。

 標高が約1100メートルから1200メートルある佐久荒船高原ては、落葉樹の葉が色づき、秋らしい風景になっています。

 午前11時ごろの荒船山(標高1423メートル)です。太陽光が背景から射しているため、艫岩(ともいわ)は南面になっているために、日陰になっています。



 荒船山は、佐久荒船高原の南側にそびえている佐久市と群馬県下仁田町にまたがっている山です。

 佐久荒船高原の中心部にある“コスモスの丘”も枯れ野になっています。



 ここで、コスモスの花が一面に咲いていたとは思いえない枯れ野です。

 佐久荒船高原のいくらか奥から眺めたれる荒船山です。



 佐久荒船高原にある林の中の落葉樹の葉が赤色や黄色に色づいています。







 見た感じでは、カエデ系の木の葉がよく紅葉しています。







 背の高い木の葉は上の方が色づいています。



 佐久荒船高原では、10月19日の深夜に通過した台風19号による大雨によって、崖崩れがいくつかの場所で起こっています。

 このため、紅葉見物にやってきた“他県ナンバー”の車はいくらか山道を回ってまた戻っていきます。

 佐久荒船高原と佐久市市街地を結ぶ山道がまだ不通になっているからです。

 やはり、台風19号による、ものすごい大雨の影響は大きかったようです。

 佐久荒船高原の“コスモスの丘”で、コスモスの花が咲いている風景は、弊ブログの2019年9月25日編をご参照してください。

長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原は、台風19号の被害によって、停電中です

2019年10月15日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原は、10月12日夜に通過した台風19号によって、停電などの被害がでています。

 佐久市市街地から東端にある佐久荒船高原までの送電線が数カ所、壊れたために、佐久荒船高原は12日夜から停電したままだそうです。山の中なので、倒木もあり、道路も壊れていて、停電が復旧する見通しは立っていません。
 
 佐久荒船高原の北側には、上信越自動車道がおおまかには東西に結んでいます。この群馬県側の松井田妙義インターチェンジと、長野県側の佐久インターチェンジは通行止めが続いています。

 この通行止め解除の見込みは、現時点では立っていないそうです。妙義山系と浅間山山系の山の中にあり、甘楽郡下仁田町側から北佐久郡軽井沢町まで上がる山の中の高速道路なので、大雨による道路の法面の安全性などの確認が必要なようです。

 このため、群馬県富岡市などと長野県佐久市などを結ぶ国道254号には、多くのトラックが通っています。スーパーマーケットやコンビニなどに生活物資などのものを運ぶ必要があるからです。ガソリンなどの生活物資も運ぶ必要があります。

 この結果、群馬県甘楽郡下仁田町と長野県佐久市を大まかには東西に結ぶ国道254号は大混雑しています。

 特に、下仁田町の下仁田駅近くの踏切はやや狭く、信号が続くために、大渋滞しています。車はほとんど進まない状況です。このトラックの列に、普通乗用車の方々が混じって混雑しています。下仁田駅は、上信電鉄上信線の一番奥の駅です。

 佐久荒船高原の南にそびえている荒船山(標高1423メートル)は曇り時々雨の天気の中で、悠然とそびえています。





 荒船山の艫岩には雲がかかっています。

 この艫岩の下の山麓を通る国道254号は大混雑しています。

(追記)群馬県甘楽郡下仁田町の市街地から西に向かって国道254号を進むと、荒船山のすそ野部分では崖が崩落して、その下にあった人家が壊れていました。山麓に降った雨量は想像を超える量で、斜面の崩落部分がまだあるようです。
 この下仁田町の10月12日の24時間降雨量は475ミリメートルと、これまでの330ミリメートルを大幅に超す、多くの雨が降ったそうです。




長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原では、夜から明け方までシカが活動しています

2019年10月09日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原では、この9月はコスモスの花は今いちの咲き具合でした。10月に入ってもコスモスの花は一部でよく咲いています。

 標高が1100メートルから1200メートルある佐久荒船高原の中心部分にある“コスモスの丘”では、木々の生えている林間部分では、コスモスの育ちは今いちのままです。

 晴天時には、コスモスの花が綺麗に咲いています。







 草原部分では、野アザミの花が一部は枯れ始めています。





 アサマフウロのたぶん最後となる花が咲いています。



 水場の近くでは、オタカラコウの黄色い花も最後の花を咲かせています。





 湿地ではミゾソバの花もまだたくさん咲いています。

 ススキの穂も銀色になって輝いています。



 10月に入り、佐久荒船高原では、夜から明け方までシカが活動しています。夜中や明け方にシカの鳴き声が遠くから時々、聞えます。

 午前6時に林道にいたシカの群れです。見た感じでは、シカは5頭いるようです。

 その中で比較的大きなシカがこちらを見て逃げる方向を考えています。







 このシカの群れは、今年産まれた若いシカのようです。

 秋の間に、エサを食べて体力をつけないと、雪に覆われる冬を過ごすことは試練になります。

 佐久荒船高原の南にそびえている荒船山(標高1423メートル)も秋の気配が濃くなっています。



 荒船山は見た目は夏山のように見えますが、もうすぐ木々の葉が紅葉し、落葉します。

 現在は、佐久荒船高原は木々は落葉し始めていますが、紅葉はごく一部です。しかし、夜中は猿丸太夫が昔、『古今集』で歌った「 奥山に紅葉踏みわけ鳴く鹿の 声きく時ぞ秋は悲しき」を感じさせる雰囲気です。

 11月に入ると、佐久荒船高原では晩秋に一気に進みます。

 9月下旬に、佐久荒船高原での“コスモスの丘”でのコスモスの花の咲き具合については、弊ブログの2019年9月25日編をご覧ください。

長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原では、コスモスの花は今いちの咲き具合です

2019年09月25日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原では、この9月はコスモスの花は今いちの咲き具合です。

 標高が1100メートルから1200メートルある佐久荒船高原の中央部分にある“コスモスの丘”では、毎年9月の秋分の日当たりには、一面のコスモスの花で埋ります。見渡す限りのコスモスの花で埋ります。

 しかし、今年は9月の秋分の日の連休を過ぎても、コスモスの背丈が低く、一面にコスモスの花が咲く風景にはなりませんでした。

 比較的斜面の上側の日当たりがいい部分など、全体としては30パーセントぐらいで咲いています。





 毎年6月ごろに、コスモスの種を全面に撒いて、コスモスを育て始めますが、たぶん今年7月の冷夏の影響で、半分以上のコスモスは成長しなかったようです。

 日当たりがいい部分で、背丈が1メートルぐらいまで育ったコスモスです。





 “コスモスの丘”では、コスモスの花はある程度の数が咲いています。









 コスモスは8月の猛暑時には、水を撒くなどの手当も重要です。どうも8月の天候不順などによって、コスモスはうまく育たなかったようです。

 こうしたことも自然のなせる技です。

 “コスモスの丘”の縁では、“野菊”が咲いています。



 この野菊はヨメナではないかと推定しています。

 本来は今ごろは、見通しがいい手前の草原部分にも、コスモスが背丈1メートル数10センチメートル程度まで育ち、一面がコスモスの花になるのですが、今年はこの部分ではコスモスが育っていません。

 例年であれば、この“コスモスの丘”で咲くコスモスの花には、ハチやアブ、チョウが蜜を吸いにやって来ます。

 このハチやアブ、チョウを狙って、トンボなどがやっています。

 そして、こうした昆虫を狙って、モズも集まります。今年はモズにとっても、不運な年になりました。

 夕方4時過ぎの夕日が当たっている荒船山(標高1423メートル)です。艫岩(ともいわ)は夕日が当たって明るいです。



 佐久荒船高原では、秋は例年のように深まっていきます。

長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原には、夏鳥のホオアカが立ち寄っています

2019年09月21日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原は標高が高い分だけ、秋の深まりが早い感じです。

 佐久荒船高原の標高は1100メートルから1200メートル程度です。

 ほぼ秋晴れの天気の中に雲がいくらか浮かんでいますが、佐久荒船高原の南にそびえている荒船山(標高1423メートル)のその姿がよく見えています。



 荒船山の艫岩も太陽光が当たって、よく見えています。



佐久荒船高原では、ススキの穂がよく育っています。



 佐久荒船高原の中心部にある“コスモスの丘”の北側斜面(荒船山に向き合っている斜面です)は、レンゲツツジが群生しています。

 その北側斜面のレンゲツツジの低木に夏鳥のホオアカが来ています。

 やや遠くのレンゲツツジの低木に留まったホオアカです。





 少し近くのレンゲツツジの低木に留まったホオアカです。









 これから日本から帰る前に、ホオアカは昆虫などを食べて体力をつけながら、日本国内を移動し、帰っていきます。

 秋が深まり、高原に来ていた夏鳥が帰る準備として、少しずつ移動しながら、エサをとって体力を維持しています。

 10月になると、夏鳥のノビタキが一時、佐久荒船高原立ち寄ります。運が良ければ観察できます。

 夏に滞在していたキビタキは既に佐久荒船高原から下りた様子です。

(追記)夏鳥のホオアカは、秋になると西に向かって移動します。そして日本からは朝鮮半島経由で、さらに西などに向うと推測されています。東日本からは西日本に移動しますが、西日本の九州などでは冬にも滞在するという観察例があるそうです。