ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県北佐久郡立科町にある津金寺では、咲き始めたヤマブキソウに出会いました

2017年04月30日 | 旅行
 長野県北佐久郡立科町山部に鎮座する津金寺を、約2週間振りに訪れた話の続きです。

 天台宗の古刹である津金寺(つがねじ)の背後にそびえている山麓では、木々が新芽を出し始め、その下の地面では、いろいろな山野草が咲き始めています。



 観音堂の背後にある山麓は、背の高いスギ林になっており、日陰部分が多く、やや薄暗い森です。



 ここはスギ林がいくらか切り開かれた、太陽光が入る明るい部分です。



 今回、ここを訪れた狙いの一つは、咲き始めているヤマブキソウです。比較的、日当たりがいいところでヤマブキソウが花を咲かせ始めています。





 スギ木立のやや日当たりがよくない場所では、ヤマブキソウは、まだ咲いていません。

 白い花を咲かせているイカリソウではないかと推定される山野草です。



 これ以外のイカリソウは、濃い桃色の花を咲かせています。

 ワチガイソウという地味な感じの山野草が、白い小さな花を咲かせています。花は大きさが6ミリメートルから7ミリメートルと小さいです。



 日当たりがいい場所では、シラネアオイと推定される山野草が花を咲かせています(これは植えられたもののように感じました)。



 その日当たりがいい場所では、ヒトリシズカがたくさん咲いています。花期の終わりに近づいています。



 また、育っているクリンソウ(九輪草)の中では、早くも花を咲かせ始めたものがありました。



 津金寺の背後にある山麓では、さまざまな山野草が花を咲かせ始めています。山麓での春到来を感じさせる景色です。

長野県北佐久郡立科町の津金寺では、咲き始めたルイヨウボタンを観察しました

2017年04月30日 | 旅行
 長野県北佐久郡立科町山部という山里に鎮座する津金寺を、約2週間振りに訪れました。

 この津金寺(つがねじ)は、天台宗の寺院です。お寺の正式な名称は慧日山修学院津金寺です。

 4月初めから開催されていた「かたくり祭り」が終わり、境内を訪れる参拝客は少なくなっています。静かな境内です。



 観音堂の前で、育っているシダレザクラ(垂れ桜)は、花期をいくらか過ぎた感じです。




 
 津金寺の観音堂などの背後にそびえている低山山麓の脇の部分のやや日陰部分では、カタクリはまだ咲いています。



 ここでも、花がしおれ始めたカタクリの周囲では、ニリンソウが花をよく咲かせています。



 アズマイチゲも低山山麓の中央部分では咲き終わっていますが、縁(ふち)の日陰部分などでは、まだ咲いています。

 いくらか日陰部分では、キバナノアマナがいくらか咲いていました。



 しっかりとした開花時期に、キバナノアマナの花を見るのは久しぶりです。

 今回再度、津金寺を訪れた理由は、背後にそびえている低山山麓の斜面で咲き始めた、さまざまな山野草を観察するためです。

 シロバナエンレイソウは、日当たりの良し悪しによって、まだ蕾だったり、十分に開花していたりと、咲き具合はさまざまでした。





 珍しい山野草のルイヨウボタンは、花はまだ咲き始めでした。



 春に咲く山野草の代表格のニリンソウは、日当たりの良し悪しによって、大きな群落に成長しているものや、やっと蕾を付け始めたものなどと、さまざまでした。ニリンソウの大きな群落は、今年初めて観察しました。

 津金寺の背後の斜度の厳しい低山山麓をのぼった散策によって、春の山野草たちの花を楽しみました。

 2週間前に、津金寺で咲くカタクリの花を観察した話は、弊ブログの2017年4月15日編をご参照してください。

長野県佐久市の佐久荒船高原は、野鳥たちが活発に活動する春を迎えています

2017年04月29日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原は、遅い春をやっと迎えています。野鳥たちが夜明けぐらいから鳴き始めるようになりました。

 佐久荒船高原の北西方向にそびえている浅間山(標高2568メートル)の山頂付近の冠雪が急速に消えています。



 南西側にそびえている八ヶ岳の峰々の冠雪も日に日に少なくなっていきます。



 佐久荒船高原のほぼ東方向にそびえている妙義山系は、すっかり、もう春の装いです。



 標高が1100メートルから1200メートルある佐久荒船高原でも、晴天ならば、日中は気温が15度から16度(摂氏)とだいぶ暖かくなりました。

 この結果、早朝からミソサザイがけたたましく鳴き、カケスがまたうるさく鳴くようになりました。

 カケスは雑木林の上空を、数羽の群れでよく飛んでいます。

 番(つがい)らしいカケスが地面に下りて、エサを探していました。





 少しでも人の気配がすると、カケスは逃げていきます。

 イカルの5、6羽の群れが地面に降りて、エサを探していました。

 人の気配を感じて、近くの密生する木の枝に飛び上がりました。







 実は、キビタキも1羽見かけたのですが、遠くに逃げていきました。

 佐久荒船高原は、野鳥たちが活発に活動する春を迎えています。

長野県佐久市の佐久荒船高原は、春を迎えて、地面ではウバユリが芽吹いています

2017年04月29日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東側にある佐久荒船高原は、暖かい春をやっと迎えました。夜明けの時の温度が、やっと一応プラスになり、昼間はとても暖かい季節になりました。

 標高1100メートルから1200メートルある佐久荒船高原の真南にそびえている荒船山の山頂近くの艫岩(ともいわ)は残雪が消えています。





 夜明けからしばらくは、艫岩の北面は朝日に照らされずに、陰になっているため、午前10時ごろに、撮影したものです。

 昼間の気温がかなり暖かくなったので、地面ではニリンソウがやっと蕾をつけ、花を一輪だけ咲かせました。



 雑木林では、木々はまだ芽吹いたばかりで、葉を茂らしていないので地面にはまだ太陽光が当たっています。

 このため、ニリンソウやエイザンスミレなどは急速に成長しています。

 まだ太陽光がよく当たる地表には、ウバユリの芽が急速に育っています。



 ウバユリの芽は、雑木林の地面のいたるところで、芽吹いています。

 また数は少ないですが、クリンソウの芽が出て来ています。



 午前6時過ぎに、アカゲラかアオゲラらしき鳴き声が聞こえたので、その声の方向を探すと、木の幹の中程にアオゲラがいました。

 残念ながら、留まった木の幹の日が当たらない“裏側”にいました。







 植林のために植えられたスギの苗木には、ヒガラが数羽、いました。



 ヒガラたちは、地面に下りてエサを探しています。カラ類は遅い春を迎え、早朝から元気に動き回っています。

 午後6時過ぎたころの荒船山は、夕日に照らされています。



 日没の時間がだいぶ遅くなりました。

 荒船山の中腹の山麓は、木々の新緑が美しくなっています。

群馬県富岡市郊外の妙義山系中腹では、ヤエザクラ系のサクラの木が満開です

2017年04月28日 | 旅行
 群馬県富岡市郊外の妙義山系の中腹では、ヤエザクラ系のウコンなどのサクラの木が花をよく咲かせています。

 妙義山系は、群馬県の下仁田町と富岡市、安中市にまたがって、そびえている標高1000メートル級の奇岩が並ぶ山々です。

 妙義山系の東端にそびえている白雲山は、その中腹にある富岡市立妙義ふるさと美術館の駐車場や、その少し下側にある妙義神社近くの道の駅の駐車場から望むことができます。

 



 妙義神社近くの道の駅の駐車場などには、花びらが緑がかった淡黄色のウコン(鬱金)のサクラの木が何本か植えられ、ちょうど満開でした。







 ウコン以外のサクラの木も花を咲かせています。花の色が白いオオシマザクラ系と推定されるサクラの木です。



 “白雲山“として見えているのは、白雲山の南面斜面です。この白雲山の背後(北側)に相馬岳という山につながっています。相馬岳の方が標白雲山に比べて標高が少し高く、その標高は1104メートルです。

 富岡市立妙義ふるさと美術館の駐車場では、ハナミズキの木々も花をいくらか咲かせ始めています。

 ヨシノツツジ(シャクナゲとツツジの交配種)と推定されるツツジ系も色鮮やかな濃い桃色の花を咲かせています。



 白雲山の南面斜面の木々は新芽を出し、新緑になりつつあります。

 このため、シジュウカラやホオジロなどがよくさえずっています。

 メジロも出てきました。やはり、サクラの花の蜜を吸いに来ているようです。



 妙義山系では、サクラの木々が花を咲かせ、山麓を覆っている木々は新緑になりつつあります。“山笑う“感じです。