白神山麓のブナ林の中に潜む十二湖はブナやミズナラの紅葉の盛りです。
青森県西津軽郡の深浦町にある十二湖は、世界自然遺産の白神山地の山麓だけに自然豊かなブナ林などに囲まれています。十二湖と呼ばれますが、正確には山麓の中に小さな池・湖が33個あるそうです。昔、山麓を流れ下る清流が山崩れなどで、いくつかの点でせき止められて、小さな池ができたそうです。現在は、イトウの養殖に用いている池もあるとのことです。
十二湖の中で人気が高いのは、奥に位置する青池です。青く澄んで見えるきれいな湖面が人気の秘密です。陽光が射すと、湖面の青色が一層鮮やかに見えます。
青池の周りにあるブナやミズナラの葉は黄色く色づき、青池の湖面に落ちた葉が多数、淵に吹き寄せられています。
青池には、自然監察委員のボランティアの方がたまたまいて「青池の淵でニジマスがちょうど産卵しています」と教えてくれました。確かに、2匹のニジマスが浅瀬で寄り添い、1匹が背びれを使って砂をかいています。メスが産卵する場をつくっているように見えました。以前に養殖しようとして放したニジマスが住み着いているのだどうです。
青池の周りにあるブナやミズナラの葉が黄色くなり、青池の湖面には落ち葉が落ち、淵に吹き寄せられています。
青池の近くにある鶏頭場の池(けとばのいけ)も、周囲に大きなブナの大木がいくつも生えており、葉を黄色く変化させています。落ち着いた感じの紅葉です。
池の周囲の木々は葉がいろいろな色に変わり、周囲の木々はモザイク模様になっています。木々が紅葉するころには、ウツギの木は実をつけます。その実を目指し、野鳥のヒガラが数羽来て、実を食べていました。
この山奥には、アカショウビン、ヤマセミ、カワセミのカワセミ三兄弟が住んでいるそうです。ヤマセミはこれまで一度見てみたいと長年思っている野鳥です。残念ながら一度も見たことがありません。今回も、カワセミ三兄弟を観察することはできませんでした。いろいろな野鳥の鳴き声が聞こえるブナ林だけに、しっかり観察すると、いろいろな野鳥に会えそうな気がしました。
大きな池の落口の池(おちくちのいけ)には、ガンが飛来し、湖面に漂っています。周囲の木々はやはり紅葉しています。
落口の池の近くには、山から清流が流れ込む“早瀬”になっています。この瀬をはやみの早瀬には奥山の雰囲気が漂います。早瀬の周囲にいろいろな植物が春や夏には生えていそうです。
最近、生物多様性の議論が高まっていますが、どんな生物が森などに実際に住んでいるかを、具体的に観察し、彼らと同じ時代・環境で共生する意味を考えることが大切な気がします。この自然豊かな十二湖に来る途中の道の側にあった段々畑にはその周囲を網などで囲って、他の生物が侵入しないようにしてありました。シカとかサルとか何かが畑に侵入するのを防いでいます。人間の住む環境と、他の生物が住む環境の接点では、いろいろな問題が起きています。大都会にいては分からない生物多様化の具体策を真剣に考える時を迎えいます。
青森県西津軽郡の深浦町にある十二湖は、世界自然遺産の白神山地の山麓だけに自然豊かなブナ林などに囲まれています。十二湖と呼ばれますが、正確には山麓の中に小さな池・湖が33個あるそうです。昔、山麓を流れ下る清流が山崩れなどで、いくつかの点でせき止められて、小さな池ができたそうです。現在は、イトウの養殖に用いている池もあるとのことです。
十二湖の中で人気が高いのは、奥に位置する青池です。青く澄んで見えるきれいな湖面が人気の秘密です。陽光が射すと、湖面の青色が一層鮮やかに見えます。
青池の周りにあるブナやミズナラの葉は黄色く色づき、青池の湖面に落ちた葉が多数、淵に吹き寄せられています。
青池には、自然監察委員のボランティアの方がたまたまいて「青池の淵でニジマスがちょうど産卵しています」と教えてくれました。確かに、2匹のニジマスが浅瀬で寄り添い、1匹が背びれを使って砂をかいています。メスが産卵する場をつくっているように見えました。以前に養殖しようとして放したニジマスが住み着いているのだどうです。
青池の周りにあるブナやミズナラの葉が黄色くなり、青池の湖面には落ち葉が落ち、淵に吹き寄せられています。
青池の近くにある鶏頭場の池(けとばのいけ)も、周囲に大きなブナの大木がいくつも生えており、葉を黄色く変化させています。落ち着いた感じの紅葉です。
池の周囲の木々は葉がいろいろな色に変わり、周囲の木々はモザイク模様になっています。木々が紅葉するころには、ウツギの木は実をつけます。その実を目指し、野鳥のヒガラが数羽来て、実を食べていました。
この山奥には、アカショウビン、ヤマセミ、カワセミのカワセミ三兄弟が住んでいるそうです。ヤマセミはこれまで一度見てみたいと長年思っている野鳥です。残念ながら一度も見たことがありません。今回も、カワセミ三兄弟を観察することはできませんでした。いろいろな野鳥の鳴き声が聞こえるブナ林だけに、しっかり観察すると、いろいろな野鳥に会えそうな気がしました。
大きな池の落口の池(おちくちのいけ)には、ガンが飛来し、湖面に漂っています。周囲の木々はやはり紅葉しています。
落口の池の近くには、山から清流が流れ込む“早瀬”になっています。この瀬をはやみの早瀬には奥山の雰囲気が漂います。早瀬の周囲にいろいろな植物が春や夏には生えていそうです。
最近、生物多様性の議論が高まっていますが、どんな生物が森などに実際に住んでいるかを、具体的に観察し、彼らと同じ時代・環境で共生する意味を考えることが大切な気がします。この自然豊かな十二湖に来る途中の道の側にあった段々畑にはその周囲を網などで囲って、他の生物が侵入しないようにしてありました。シカとかサルとか何かが畑に侵入するのを防いでいます。人間の住む環境と、他の生物が住む環境の接点では、いろいろな問題が起きています。大都会にいては分からない生物多様化の具体策を真剣に考える時を迎えいます。