ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県佐久市の佐久荒船高原では、森陰でキノコが生えています

2015年08月31日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東側にある佐久荒船高原は、残念ながら、まだ濃霧で小雨が降る日々が続いています。

 濃霧ですが、少し小雨が止んだ時に、森陰を歩いてみました。

 標高約1100メートルから1200メートルある佐久荒船高原では、カラマツ林の中のカラマツの落ち葉が堆積している上に、キノコが生えています。



 小雨に濡れているためか、キノコの表面のぬめりが感じられる光沢です(食べられるかどうかは不明です)。

 近くに生えている、キノコの傘が少し大きなキノコです。



 小雨に濡れて、傘の表面が光っています。なんとなく毒キノコに見える外観のキノコです(実際に、食べられるかどうかは不明です)。

 山道沿いでは、濃いピンク色のツリフネソウ(釣船草)の花の群落が目立ちます。







 濃霧で小雨模様のために、アブがツリフネソウの花の蜜を吸いに来ていません。

 水場付近では、濃い黄色い花のオタカラコウが群生しています。





 オタカラコウの周囲には、ツリフネソウの花がたくさん咲いています。

 オタカラコウの花の蜜は美味しいようです。晴れていると、クロアゲハなどが群がっています。

 黄色いキツリフネの花も近くで咲いています。

 木々の枝には、ホオジロなども時々、出てきます。野鳥も濃霧で小雨が続く日々に困っているようです。

 佐久荒船高原にたくさん生えているミズキの木は、赤黒い小さな実をたくさんつけています。



 こうした実を、野鳥たちは食べて、しのいでいるのでしょうか。

 ここ連日、佐久荒船高原で青空が恋しい日々を過ごしています。

長野県佐久市の佐久荒船高原では、濃霧で小雨が降る天気が続いています

2015年08月30日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東側にある佐久荒船高原は、まだ濃霧で小雨が降る日々が続いています。

 天気予報によると、佐久市中心部の市街地でも、ここ数日間は雨時々曇りか曇り時々雨になるとの予報です。まるで秋雨前線による雨のようです。晩夏は、残暑期間無しで秋には入りそうです。

 佐久荒船高原の南側にそびえている荒船山(標高1423メートル)の艫岩(ともいわ)部分は濃霧の中です。群馬県甘楽郡下仁田町側の国道254号線の途中で、なんとか見える荒船山の山麓です。



 これより荒船山の上側は濃霧の中です。

 標高約1100メートルから1200メートルある佐久荒船高原の中心部にある草原部分の“コスモスの丘”は濃霧によって、見通しが悪いままです。濃霧によって、すぐ手前までしか視界がありません。



 コスモスはたいぶ成長し、大きくなっています。ここ数日間、日照がないため、コスモスの花も元気がありません。







 佐久荒船高原の森の縁で咲く木の花です。日ごろは、アゲハチョウなどが蜜を吸いに集まります。



 森陰の落ち葉がたまった地面では、キバナアキギリの黄色い花が咲いています。



 キバナアキギリは点在して、所々で咲いていますが、ここ数日間、日照がないため、元気がない様子です。

 相変わらず、天然に育っているクリの木から、栗の実が地面に落ちて、点在しています。

日本経済新聞紙に掲載中の「狩野派サーガ 十選」シリーズを楽しみに読んでいます

2015年08月29日 | 日記
 日本経済新聞紙の朝刊の最終面の右上に掲載されている「狩野派サーガ 十選」シリーズを楽しみに読んでいます。日本を代表する画家(絵師)集団の狩野派が誕生し、名作を出し続けた系譜を解説しています。

 2015年8月14日掲載の第一回から、室町時代から江戸時代の幕末までに活躍した、狩野派の絵師10人の作品を通して、狩野派とは何かを解説するそうです。

 2015年8月28日は「狩野派サーガ 十選(8)」として、「狩野探幽 『四季松図屏風』を解説しています。狩野派が絵師集団として地位を確立し、岡倉天心が『画壇の家康』と呼んだ狩野探幽の作品の『四季松図屏風』を紹介しています。
 
 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版では、見出し「狩野派サーガ 十選(8)狩野探幽 『四季松図屏風』」として掲載しています。



 評者を務める美術ライターの橋本麻里さんは「狩野元信、永徳と一代おきに天才を輩出してきた狩野派に再び現れた、新たな時代を拓(ひら)く絵師」として、狩野探幽を紹介しています。狩野探幽が描いた『四季松図屏風』は、江戸時代(徳川時代)が政治的に安定し、平和な時代の雰囲気を描いた松の絵と解説します。『四季松図屏風』は京都市の大徳寺を飾っています。

 この「狩野派サーガ 十選」は、日本の美術史に名を残す“狩野派”とは、江戸時代(徳川時代)の直前に、狩野派という絵師集団を徳川派、豊臣派、朝廷派の3集団に別け、この分派した狩野派のどれかが生き延びるという経営戦略の「三面作戦」を採った点を高く評価しています。

 例えば、狩野派のサバイバル戦略「三面作戦」で、敗者についた一派は、徳川家康が天下の帰趨(きすう)が決した時、狩野派として捨て石となることも覚悟の上だったが、朝廷派の彼らには幸運なことに、絵の依頼が続き、それぞれに生き延びたと解説します。

 狩野派という絵師集団は、個人ではなく絵師の集団の“会社組織”として機能した“芸能プロダクション”として、優れた絵師を育て、次世代を育成する仕組みを持っていたと解説します。

 なお、この見出しの「サーガ」とは、北欧神話に登場するアース神族の女神を意味し、「何かを見る」「知らせるもの」を意味するそうです。

 このコラム「狩野派サーガ 十選」を楽しみにしている理由は、現在ちょうど、小説家の澤田瞳子さんが書いた単行本「若冲」を読んでいるからです。



 この単行本は文藝春秋社が2015年4月25日に発行したものです。今年前半の直木賞の候補作品でした。

 特異な絵師の伊藤若冲が生きた時代は、狩野派が君臨する絵師の時代でした。



長野県佐久市の佐久荒船高原はここ数日、濃霧に包まれ小雨模様の天気です

2015年08月27日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東側にある佐久荒船高原は、ここ数日、濃霧に包まれ小雨模様の天気が多くなっています。

 先週末に日本列島に近づいて九州・中国地方を通過した台風15号と、太平洋側を通過した台風16号の影響などで、佐久荒船高原は濃霧に包まれ、雨模様の天気が数日、続いています。
 
 佐久荒船高原の中心部にある“コスモスの丘”は濃霧によって、見通しが悪いままです。


 
 成長途上のコスモスはいくつか早咲きが咲き始めています。
 
 コスモスの丘の縁では、キンミズヒキが咲いています。


 
 よく見ると、このキンミズヒキの近くでは、クリンソウ(九輪草)の実がなっています。

 草原の中に咲いている、キク科の花です。



 最初はキクイモではないかと推定していましたが、花の形が違います。名前が分からない“野草”です。

 佐久荒船高原の森の中には、クリの大木が生えています。第二次大戦前に、鉄道線路の枕木用に植えたもののだそうです。
 
 ちょうど、クリの実がなり始め、地面にはクリの実が多数、落ちています。







 小雨模様のために、クリの実は薄明かりによって明るさが足りず、影が出ています。

 佐久荒船高原は佐久市と群馬県甘楽郡下仁田町との境の内山峠があり、その独特の地形から早朝には霧が上がって来ます。

 この濃霧の影響で、佐久荒船高原にだけが、濃霧・小雨の天気になっている時もあります。佐久市の市街地に下りていくと、市街地は晴れている時もあります。高原特有の不思議な天気模様です(もちろん、佐久平全体が雨模様の時もあり、市街地に下りてみないと、本当の天気はわかりません)。

(追記)
 佐久荒船高原で育っているクリは、実は小粒で昔の「かちぐり」だと思います。
 実は小さいですが、ゆでて食べると、とても甘い豊かな味わいです。
 現在の「さとぐり」とは異なる風味です。
 このクリの実は、地面に落ちると、すぐに採取しないと、中に虫が入ります。
 また、冬になり、食べ物が乏しくなると、イノシシが落ち葉のしたから、イガ付きのクリの実を掘り出し、食べています。


長野県佐久市望月の農作地域では、ソバが白い花を咲かせ始めています

2015年08月26日 | 季節の移ろい
 長野県北佐久郡立科町から佐久市望月(旧望月町)にかけて続く農作地域では、ソバが白い花を咲かせ始めています。

 なだらかな起伏が続くこの地域では、田んぼが中心ですが、ソバやダイズ(枝豆用)などの畑も点在します。

 佐久市望月のなだらかな起伏ある農作地域のソバ畑では、ソバが白い花を咲かせ始めています。





 8月下旬になり、ソバ畑がいくらか白く染まり、晩夏を感じさせます。



 本当は小諸市から東御市にかけての千曲川の河岸段丘の上に設けられた農作地域の方が、大きなソバ畑が田んぼの中にあり、見た目も美しい風景なのですが、今回は立ち寄れませんでした。

 このソバ畑の近くの棚田風の田んぼでは、稲穂が頭を垂れ始めています。





 この田んぼでは、イネの上にスズメ除けの網をかけていません。

 ここ1週間で、実り始めた田んぼの上に、カスミ網をかける田んぼが増えています。イネの実りを感じさせる風景です。

 佐久市の別の地域の田んぼでは、ダイサギなどが飛んでいます。

 田んぼの畔で、エサを探すダイサギです。



 稲穂が実った田んぼでは、アオサギ、ダイサギ、コサギなどを見かける機会が多くなりました。実りの秋が近づいているからでしょうか。