ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

韓国のサムソン電子の2013年第2四半期の決算内容は、やはり絶好調でした

2013年07月31日 | 日記
 韓国の大手電機メーカーのサムソン電子(Samsung Electronics)は、2013年7月26日に2013年第2四半期の決算内容を公表しました。

 前年同期に比べて営業利益は48%増(約1.5倍)の9兆5300億ウォン(1円=約11ウォン、約8580億円)、純利益は同50%増の7兆7700億ウォン(約7000億円)と大幅に増え、過去最高の成績を達成したそうです。連結ベースで売上高は前年同期比21%増の57兆4600億ウォン(約5兆1700円)だそうです。



 日本経済新聞紙の電子版は、7月30日に「韓国のサムスン電子がまたも最高益を稼ぎ出した。サムスン電子は半導体や液晶パネルなどの基幹部品から最終製品のスマートフォン(スマホ)まで自前でつくる垂直統合型の経営手法をとる。垂直統合は日本の家電企業のお家芸で別名“自前主義”と呼ばれるが、日本企業の方は軒並み赤字に陥った。日本では、赤字の元凶としてやり玉に挙げられた自前主義なのだが、サムスン電子だけは逆にうまくいってしまうのはなぜか」と報じています。この違いは何なのかを解かないと、日本の電機企業は再生できません。

 サムソン電子の個々の事業では、IT & Mobile communications(情報技術・モバイル機器)事業の売上高は、前年同期比52%増の35兆5400億ウォン、営業利益は同52%増の6兆2800億ウォンと大幅に伸びた結果、同社の高成長を牽引しました。その一因は。スマートフォン「GALAXY S4」が全世界で売り上げを伸ばしていたことなどです。地域別には、南・北の両アメリカや中国での売り上げが好調だったことだそうです。ただし、実際には新製品の投入費用や研究開発費、販売促進投資などをそれぞれ増やしたために、前期に比べると営業利益は3%減少しました。売上高は前期比8%増です。

 Consumer Electronics(家電)事業の売上高は、前年同期とほぼ同様の12兆7300億ウォン、営業利益は前年同期から41%減少した4300億ウォンになりました。その一方で、2013年の前期の第1四半期に比べれば14%増で、83%の増益になっています。液晶テレビの出荷を増やすとともに、北米や中国で製品系列を充実させて強力な販売体制を敷いたそうです。また「高付加価値機種の出荷が増えた」とのことです。

 Semiconductor(半導体)事業の売上高は前年同期比1%増の8兆6800億ウォン、営業利益は同71%増の1兆7600億ウォンだそうです。DRAMやNANDフラッシュ・メモリーなどの高付加価値品の販売増加とコスト削減によって、利益率が上がったそうです。SoC(System-on-a-chip)半導体は前期に比べると減収だったとのことです。モバイル向けのアプリケーション・プロセサーは出荷低調だったからです。

 Display Panel(テレビなどの画面パネル)事業の売上高は前年同期比1%減の8兆1800億ウォン、営業利益は同58%増の1兆1200億ウォンだったそうです。テレビ用の液晶パネルは出荷量が前年同期に比べて数パーセント減少したようです。その一方で、高付加価値品の販売構成比が拡大したために、増益となったそうです。話題の有機ELパネルは、前期に比べて、高性能機種のスマートフォン向けに出荷を伸ばしたそうです。

 今回のサムソン電子の“天下無敵の快進撃”は、1980年代の日本の電機メーカーの成長を思い出させます。この時に、米国は自国の半導体産業などを守るために「日米貿易不均衡の是正を目的として1989年から1990年までの間に、日米構造協議という2国間協議を続け、1993年に「日米包括経済協議」と名を変えて日本からの輸入量を調整させました。

 この時の日本と米国の輸入・輸出の力関係が、現在の韓国と日本の関係に似てきました。ただし、日本は韓国に圧力をかける強い力は持っていません。ここが米国とは異なります。現在、日本の電子部品企業と電機製品向けの材料企業は、韓国のサムソン電子とLG電子に購入してもらう事業戦略を立て、購入してもらうように努力しています。電子部品の製造装置も韓国企業最優先です。日本の電子部品企業にとって、日本の電機メーカーはもう、お得意様ではないので、最優先仕様では無くなっています。これも、時代の流れです。

 こうした時代を迎えて、日本企業はここ10年先までの事業戦略を立て、それを実現する研究開発戦略を立て、さらに知的財産戦略を立て実践し、日本企業が国際市場で独自の位置を確立し、すみ分けを確立することを考え続けることが重要です。日本の自動車産業も、日本の電機産業の強力なサポートなしで自立する考えが必要です。

長野県佐久市の東側にある佐久荒船高原では、ヤマユリが花を咲かせています

2013年07月30日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東側にある佐久荒船高原では、ウバユリがつぼみを膨らませ、開花直前の状態です。

 佐久荒船高原もここ数日、天候が不安定です。夜中に落雷を伴った豪雨が降ったり、昼間も夏空で晴れていたかと思ったら、30分ぐらい夕立のような豪雨が降ったりと、天気が変わりやすい日々です。

 午後1時過ぎに30分ぐらい豪雨が降った後に、雲が少しある青空になりました。午後の陽に照らされる荒船山です。雲(あるいは霧)がほんの少し荒船山にかかっています。



 標高1423メートルの荒船山は、佐久荒船高原の南側にそびえています。

 佐久荒船高原の森陰では、ウバユリがつぼみ(蕾)を膨らませ、もうすぐ開花しそうです。





 森陰は木々の葉が茂り、陽が差し込む時間が少なくなっています。佐久荒船高原は標高が1100メートルから1200メートルです。

 佐久荒船高原から佐久市の市街地側に少し下った森の中では、オオウバユリが花を咲かせています。



 この周囲はオオウバユリが何本も花を咲かせています。前年にオオウバユリが多くのタネをつくり、その多数のタネが育ったのではないかと推定しています。

 佐久荒船高原の森陰の奥では、ヤマユリがつぼみを膨らませています。豪雨の後で、つぼみが濡れて重くなり、地面近くにしなっています。



 よく探すと、花が開花させているヤマユリがありました。



 ここ数日は天候不順な佐久荒船高原ですが、佐久荒船高原の夏らしさは日々に濃くなっています。

長野県小諸市山麓の高峰高原では、クルマユリの花が咲いています

2013年07月29日 | 旅行
 長野県小諸市の北側山麓の標高約2000メートルの高峰高原に行った話の続きです。高峰高原の交通の要所となる車坂峠の標高は1973メートルです。この車坂峠は、浅間山山系の黒斑山(くろふやま、標高2404メートル )の登山道の入り口です。

 登山道入り口からすぐに針葉樹の森に入ります。針葉樹の森の中で、ちょうど花期を迎えているのがクルマユリです。濃いオレンジ色の小さな花が、緑の下草の中で目立ちます。





 背丈が数10センチメートルと低いクルマユリは、笹薮の中で所々に咲いています。濃いオレンジ色の花は遠目からも目立ちます。



 ササなどの下草の中で、陽の当たる明るい場所では、ハクサンフウロが薄い濃いピンク色の花を咲かせています。



 上品な薄いピンク色の花です。標高約2000メートルの高原で咲く高山植物のひとつです。

 背の高い針葉樹林では、ビンズイやホウジロなどの野鳥が鳴いています。数羽の野鳥が近づいて来たので、少し薄暗い林の中を探すと、シジュウカラの群れでした。



 標識の上に留まったシジュウカラです。シジュウカラも涼しい高原に上がってきているようです。



 天気が不安定な中で、野鳥たちはよくさえずっています。野鳥たちは高原の短い夏を懸命に生きています。

長野県小諸市などの車坂峠周辺の高峰高原はニッコウキスゲの花が満開です

2013年07月28日 | 旅行
 長野県小諸市の市街地から高峰山周辺の車坂まで標高差1000メートル以上を一気に上ると、標高が約2000メートルの高峰高原に到着します。車坂峠の標高は1973メートルです。この車坂峠は、浅間山山系の黒斑山(くろふやま、標高2404メートル )の登山道の入り口です。

 高峰高原は長野県小諸市と群馬県嬬恋村にまたがる高原です。実際には「アサマ2000スキーパーク」のスキー場の斜面全体が“高峰高原”と重なっています。

 ほぼ“高峰高原”である「アサマ2000スキーパーク」のスキー場の斜面には、ニッコウキスゲ(正確にはゼンテイカ)の群生が花を咲かせています。おそらく花の最盛期です。





 スキー場越しに見える背景の山は、高峰山系の篭ノ登山(かごのとやま、標高は(2227メートルと2212メートルの二つの峰)です。

 「アサマ2000スキーパーク」のスキー場の斜面はさまざまなところに、ニッコウキスゲが群生しています。



 ニッコウキスゲの花の近くには、シュロソウの花も多数咲いています。

 スキー場の草原の中には、ウスユキソウ(通称、エーデルワイス)も咲いています。





 高峰高原では、ノハナショウブの花もいくつかはまだ咲いています。



 高峰高原へのアクセスの中心地は車坂峠です。その標高は1973メートルです。この車坂峠から、浅間山山系の黒斑山(くろふやま、標高2404メートル )に登山する方たちは早朝から登り始めます。大勢の登山家の方が登って行き、また降りて来ます。

 午前中はほぼ晴天に近かったのですが、午後2時を過ぎると遠くで落雷の音が聞こえ始め、時々雨が時々降りました。霧も時々、下側から上がって来ました。肌寒くなりました。さすがに標高約2000メートルの世界です。

 標高約2000メートルの高原の天気は変わりやすい日でした。その後、関東地方では夕方に落雷や豪雨が降ったと聞きました。天気が安定しない夏の日でした。

お土産にいただいた「蓮花茶」を飲んで、猛暑を元気に過ごしています

2013年07月27日 | グルメ
 埼玉県行田市の古代蓮の里公園にハスの花を見に行ったこととはあまり関係ないのですが、「蓮花茶」をお土産としていただき、飲んでいます。

 ベトナムに旅行された方からいただいた「蓮花茶」は、とてもすっきりした味です。熱いお茶としても、冷ました時でも、すっきりしたさわやかな味です。

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 実は最初はあまりパッケージをよく見ずに、「蓮茶」だと誤解していました。ハスの葉を乾燥させたものだと思い込んでいました。蓮茶は、以前に飲んだことがあったからです。

 ところが、パッケージをよく見ると「蓮花茶」とあり、ハスの花を乾燥してあるようです。英語の表記は「LOTUS TEA」です。ハスの花などを乾燥させたものとお茶を混ぜてティーバックにしてあります。



 パッケージに書かれた説明文は、英文字表示のベトナム語(?)でよく分かりません。パッケージに描かれた飲み方を示した絵は、熱湯に入れて飲むように描かれています。以前に、中国料理店でいただいた「蓮茶」に似た味です。「蓮花茶」にはハスの葉も含まれているか、「蓮花茶」と「蓮茶」は同じなのかもしれません。

 猛暑日が続くために、夏バテなどに効くように、ハッカ茶やショウガを加えたジンジャー紅茶などを飲んでいる方もいるようです。好きな味の“中国茶”などを飲んで、夏バテ対策になれば、幸せなことです。