ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

埼玉県特産のナシであるオリジナル品種の「彩玉」をいただきました。

2019年08月31日 | グルメ
 埼玉県特産のナシの品種「彩玉」をいただきました。

 この和ナシ「彩玉」(さいぎょく)は、とても瑞々しい果肉で、とても甘いものでした。

 この和ナシの「彩玉」は、埼玉県農林総合研究センター園芸研究所(現在は埼玉県農業技術研究センター久喜試験場)で品集改良・育成した埼玉県のオリジナル品種です。



 埼玉県農業技術研究センター久喜試験場は、 1984年(昭和59年)に「新高」(にいたか)」と「豊水」(ほうすい)」を交配し、選抜を重ねて育成した新品種を開発し、2005年(平成17年)2月に、農林水産省に品種登録したものが、この「彩玉」です。

 埼玉県の県育成品種であることから、この新品種は「彩玉」と名付けられ、その生産は埼玉県内に限定されています。

 その上、「彩玉」はたぶん生産量が少ないので、事実上の“幻のナシ”になっています。



 この「彩玉」は8月下旬に収穫されます。販売される時期は「幸水」と同じころです。

 埼玉県の久喜市などを中心に栽培され、その近郊の市町村のお店などで販売されているようです。今回は埼玉県比企郡川島町の農産物直売所で売っていた「彩玉」を買い求めた方から分けていただきました。

 これまでの経験則からは、「彩玉」はあまり大きなものは出回りません。今回もやや小振りなサイズでした。

 この「彩玉」は、売られているのを見かけた時には、すぐに購入しないと、売り切れてしまう品種です。

日本経済新聞紙の見出し「年金、68歳まで働く必要 いま20歳が現状水準をもらうには」を拝読しました

2019年08月30日 | 日記
 2019年8月28日に発行された日本経済新聞紙の朝刊一面の見出し「年金、68歳まで働く必要 いま20歳が現状水準をもらうには」を拝読しました。

 厚生労働省は8月27日に、公的年金制度の財政検証結果を発表したという記事です。

 この財政検証結果によると、経済成長率が最も高いシナリオでも、将来の給付水準(所得代替率)は今より16パーセント下がり、成長率の横ばいが続くケースでは3割弱低下するという分析です。

 60歳まで働いて、65歳で年金を受給するという今の高齢者と同等の年金を、現在、20歳の人が将来もらうためには、68歳まで働く必要かあるとの試算を明らかにしています。

 このことを、日本経済新聞紙の朝刊一面の見出しは表現しています。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版では見出し「年金、現状水準には68歳就労 財政検証 制度改革が必要」と報じています。



 年金制度の基本をよく知っていないと、中身があまり分からない高度な内容の見出しです。

 この財政検証は、5年に一度実施する公的年金の「定期健康検診」です。経済成長や人口の変化に一定の前提条件を置いて、年金財政への影響や年金給付水準の変化を試算しています。

 今回は、6つの経済前提を想定し、2115年まで見通しを立てています。

 この試算では、夫が会社員で60歳まで厚生年金に加入し、妻は専業主婦との世帯がモデルです。現役世代の手取り収入に対する年金の額の割合を示す「所得代替率」がどのように推移するかを計算しています。

 2019年度は、現役の手取り平均額は35.7万円に対して、年金額は約22万円で、所得代替率は61,7パーセントでした。

 6つの経済前提の内で、経済成長と労働参加が進むケースでは、将来の所得代替率は50パーセントを維持します。

 ただし、2029年度以降の最もいいシナリオでも、将来の所得代替率は今と比べて16パーセント下がります。

 将来の所得代替率が下がると推定される場合は、現役世代の保険料率を引き上げるなどの対策が必要になります。

 この財政検証結果は、少子高齢化が進むために、先細りする公的年金の未来像が改めて示されています。日本経済のマイナス成長が続く場合には、2055年度に国民年金(基礎年金)の摘み立てが枯渇するというシナリオも予想されています。

 このためには、パートの働き手などの加入増などの支え手の拡大策などが重要になります。必要になります。

 さらに、これからの長生きが普通の人生100年時代に向けて、確定拠出型年金などの自ら備える必要性も高まってきたと、記事は解説しています。

長野県佐久市甲などの水田が一面に広がっている田園地帯では、コサギなどが飛んでいます

2019年08月29日 | 旅行
 長野県佐久市甲や御馬寄辺りは、水田が一面に広がっている、のどかな田園地帯です、

 この水田では、稲穂が稔り、稲刈りの時期が近づいている様子です。



 この水田地帯は「五郎兵衛米」(ごろべいまい)というブランド米の産地です。

 この水田が一面に広がっている田園地帯の北東側には浅間山(標高2568メートル)がそびえています。



 7月から8月にかけては、浅間山の山頂部はほとんどの時間が霧・雲の中でした。この日は薄曇りですが、山頂部分が見えています。

 この稲穂が稔り始めた田園地帯に、コサギやダイサギが集まっています。

 コサギやダイサギは点々と互いに離れています。

 時々、飛び上がっていくらか移動します。







 稲穂が稔り始めた田園地帯に、コサギやダイサギが集まり始めた理由は、稔り始めた稲穂にバッタなどの昆虫が集まり、そのバッタなどの昆虫をエサとして捕まえるためのようです。

この稲穂ができている水田にいるコサギたちは、たまにその近くに立っている木の上に集まります。







 佐久市市街地の東端にある新子田に広がっている家畜改良センター茨城牧場長野支場では、牧草地の夏草が刈り取られ、晩夏になった風景になっています。





 佐久平の市街地でも季節は盛夏から晩夏に、そして初秋に進み始めています。



人気ミステリー作家の伊坂幸太郎さんの新刊の中の「スピンモンスター」を読み終えました

2019年08月28日 | 
 人気ミステリー作家の伊坂幸太郎さんの新刊「シーソーモンスター」の中の中編「スピンモンスター」を読み終えました。

 この単行本「シーソーモンスター」は、中編「シーソーモンスター」と中編「スピンモンスター」の2編で構成されています。



 単行本「シーソーモンスター」は、中央公論新社が2019年4月10日に発行しました。価格は1600円+消費税です。

 中編「スピンモンスター」の中身は、AI(人工知能)が反乱を起こし、人間(日本国内の)を翻弄する話です。この中編「スピンモンスター」の中身は話がポンポンと飛びます。しっかり読まないとストーリーが追い切れません(既に5回ほど読んでいます)。

 中編「スピンモンスター」の主人公は、水戸直正(みとなおまさ)という青年です。Webサイト・インターネットが社会インフラとして高度に普及した2050年ごろの話です。

 水戸直正は小学生の夏休みの時に、父親が運転する乗用車の後部座席に乗っていました。東京から数時間かかって、新東北自動車道の新仙台南インターを過ぎて、サービスエリアに立ち寄ろうとした時に、自動運転していた乗用車が自動運転プログラムのバグによって、事故を起こし、父母と姉が即死してしまいます。

 この結果、祖夫母に育てられ大きくなります。実は、この事故の相手となった乗用車にも家族4人が乗っていて、同じように小学生の男子以外は即死でした。

 この時に生き残った相手の乗用車に乗っていた小学生は檜山景虎(ひやまかげとら)という名前の子どもでした。奇しくも、この二人は仙台市にある総合学校(どうも現在の大学のような機関らしい)で、再開し、同級生になります。

 ただし、お互いに特に親しい関係にはなりません。

 以下は、中編「スピンモンスター」のあらすじであり、ネタばらしです(未読の方はご注意してください)。

 時間が流れて、Webサイト・インターネットが高度に普及した2050年ごろになると、デジタルデータの電子メールなどは改竄(かいざん)が容易で、その流出したデータがさらに改竄されて、莫大な損害を被る事態が時々、発生します。

 この結果、江戸時代の飛脚のような、手紙を直接、配達する“配達人”という仕事ができます。主人公の水戸直正がこの仕事に就きます。

 社会人になり、“配達人”になった水戸直正は、北海道の新札幌駅近くの相手に、手紙を届ける仕事を頼まれ、新東北新幹線に乗り込みます。新仙台駅を過ぎたところで、この新東北新幹線は何かの原因で、緊急停止します。この緊急停止した時に、偶然隣の席に座っていた男の人は水戸直正に封筒を渡し、「後で読んでください」といって去っていきます。

 この封筒の中にまた封筒が入っていて、「配達人のあなた、これを読んでください」というメモが入っています。この人物は、水戸直正が“配達人”であることを知っており、彼のクラウドバンクの口座に依頼する代金が振り込まれていました(彼の口座情報をなぜか知っています)。

 この依頼した男の人は「旧友である中尊寺敦(ちゅうそんじあつし)さんに、この手紙を届けてほしい」という文面を書いていました。情報工学部の大学院で同級生だった中尊寺敦さんは、AI(人工知能)を一緒に研究していました。

 その後に、Webニュースなどが流れ、新東北新幹線社内で水戸直正に、手紙の配達を依頼した寺島テラオ(てらじまてらお)は事故で死亡していました。彼は、AI(人工知能)の天才科学者でした。

 そして、人工知能「ウェレカセリ」を開発し、この人工知能が2050年当時には社会に普及していました。

 配達人である水戸直正は、手紙の受け渡し場所として指定された、仙台市の青葉山にある青葉城(仙台城)の伊達政宗騎馬像に行くと、旧友の中尊寺敦さんが来ていました。

 約20年前に、ある人気音楽バンドのメンバーが亡くなった時に、「この青葉城の伊達政宗騎馬像で再会したい」という口約束を寺島テラオとしていたからです。

 この小説はきちんとした因果関係がすべて書かれている訳ではありません。ある世界的な人気音楽バンドのメンバー(日本人)が亡くなったことは、人工知能「ウェレカセリ」が人間に反乱を企てていることの証拠だそうです(詳細は不明です)。

 人工知能「ウェレカセリ」を開発した寺島テラオは、手紙に「君の言う通りだった。オッペルと象」という文面を書いていました。

 この文面内の「オッペルと象」とは、昔発行された絵本の無敵のカタツムリ「マイマイ」が活躍する「アイムマイマイ」という物語を指していました。

 この絵本「アイムマイマイ」の作者は、単行本「シーソーモンスター」に入っている前半の中編「シーソーモンスター」の主人公だった綿貫宮子(わたぬきみやこ)でした。

 こうして、単行本「シーソーモンスター」では、前半の中編「シーソーモンスター」と中編「スピンモンスター」がつながっていきます。

 中編「スピンモンスター」のネタばらしは、まだ続きます。かなりややこしい話の構成だからです(言い訳です・・)。

 伊坂幸太郎さんの新刊「シーソーモンスター」の中の中編「シーソーモンスター」を読み終えた時の感想文は、弊ブログの2019年7月28日編をご覧ください。




長野県諏訪市霧ヶ峰にある池のくるみ踊場湿原では、曇り空の下に草原が延々と広がっています

2019年08月28日 | 旅行
 長野県諏訪市霧ヶ峰にある池のくるみ踊場湿原では、黄色いマルバダケブキの花が点々と咲いています。

 この池のくるみ踊場湿原(標高標高は1531メートル)は、霧ヶ峰高原の交差点である“霧の駅”からなだらかな山道を南側に下った場所にある湿原です。

 この池のくるみ踊場湿原の一番下側から北東側を見上げると、車山(標高1925メートル)まで続く山麓がよく見えます。緑色の草原がえんえんと続いています。



 池のくるみ踊場湿原の西側の道をいくらか上って、池のくるみ踊場湿原の端から眺めると、緑色の草原が延々と続いていることが分かります。



 池のくるみと呼ばれている池が眼下にいくらか見えています。





 池のくるみの周囲にも草原がえんえんと続いてます。



 池のくるみの周囲の草原では、マルバダケブキの黄色い花が点々と咲いています。





 このマルバダケブキの黄色い花に、時々、チョウがやって来ています。





 広大な草原の中を、アサギマダラが時々、飛んでいます。

 池のくるみの周囲の草原は車山山麓まで延々と続いています。



 池のくるみ踊場湿原までやって来てみたら、先ほどまで上空にあった霧や雲がほぼ無くなり、薄曇りの下に草原が延々と続く風景を楽しむことができました。