ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県のスーパーマーケットのつるやは「れもんバター」を販売し始めました

2014年05月31日 | グルメ
 長野県内にスーパーマーケット30数店舗を展開しているつるや(TSURUYA、小諸市)が販売しているオリジナルジャムの「りんごバター」に、新しい仲間として「国産れもんバター」が加わりました。

 先日、つるやの某店に、人気の高い「果実まるごとジャム 国産ふじ りんごバター」(右端)を買いに行った時に、新製品として「国産れもんバター」(中央)があることに気づき、買い求めました。「瀬戸内産レモン使用」と書かれています。



 この三つの瓶の直径(?)が少し違って見えますが、六角形の瓶の置き方による違いです。三つともに、同じ瓶を使っています。

 「国産れもんバター」の瓶のそばには「新製品」と表示する札が立っていました。実際に、いつから販売しているかは分かりません。

 「国産れもんバター」を早速、いただくと、レモンの味が濃いものでした。酸っぱくはあまり感じないのですが、レモンの皮と実の風味が強く、いくらか甘いという不思議な味です。バターが酸っぱさを和らげているようです。

 元祖の「りんごバター」は、あっさりした摺り下ろしリンゴの甘みに、バターの濃くが加わって、独特の美味しさを醸し出している風味です。好みとしては「りんごバター」の方が好きです(「りんごバター」についてはこちらを参照)。

 同時に「りんごバター」の瓶の隣りに「あまおう苺」というジャムの瓶も並んでいました(左側)。イチゴのあまおうが好きなので、つられて購入してしまいました。



 こちらはまだ開封していません。「果実まるごとジャム 九州産」と、「あまおう苺」の瓶には書かれています。プレザーブ(preserve)タイプと説明されていて、イチゴの果実の原型が比較的保たれているものだそうです。

 いずれ「あまおう苺」を賞味して「りんごバター」以外の風味を楽しんでみたいと思います。朝食時の小さな楽しみ・幸せがいくらか増えた感じです。

さいたま市桜区の荒川河畔沿いにある桜草公園では、夏草が茂っています

2014年05月30日 | 季節の移ろい
 さいたま市桜区を流れる荒川河畔にある秋ケ瀬公園の一番下流側(南東側)に位置する桜草公園では、ヨシ(アシ)などの夏草が生い茂っています。

 ヨシなどの夏草が背丈2メートルぐらいまで伸びて、緑色の“壁”のようになっています。



 俳人の松尾芭蕉が唱った「夏草や兵(つわ)どもが夢の跡」という雰囲気が漂います。

 約1カ月半前には、この草原で可憐なニホンサクラソウ(日本桜草)などが咲き誇っていたとは思えない草原です(ニホンサクラソウが咲いていたころの話はこちらを参照)。

 ニホンサクラソウが自生する草原(田島ガ原)が、国指定の特別天然記念物に指定されていることを示す石碑も夏草に埋没し始めています。



 実は、このヨシなどが生い茂る夏草の中から、うるさいほどの野鳥の鳴き声が聞こえています。スズメ目ヨシキリ科のオオヨシキリやコヨシキリが夏草の中で鳴いているのです。鳴き声は、時には1メートルから2メートル先のヨシの茂みの中からも聞こえますが、ヨシの草かげで野鳥の姿は見えません。

 オオヨシキリたちは人間を警戒しているために、遠くの茂みの上部にたまに姿をみせるだけです。

 遠くにある枯れ草上部に留まったオオヨシキリです。



 同様に、遠くの茂みの上部に留まったコヨシキリです。



 オオヨシキリかコヨシキリかの判定はあまり自信がありません。どちらも遠くに留まっていて、大きさの判定が難しいからです。両者ともに夏鳥として日本に飛来したものです。

 近くの田植えが済んだ水田では、カルガモが数羽来ていて、水の中のエサを探しています。





 水田にはられた水をかき混ぜているので、自然の“アイガモ農法”のようです。カルガモの群れが水田のところどころに飛来しています。

 春から初夏に変わる風物詩のようです。

長野県佐久市の佐久荒船高原では、ズミの木が白い花を咲かせています

2014年05月30日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原では、初夏到来を伝えるズミの木が花を咲かせ始めました。小さな白い花を多数咲かせるズミの木は、バラ科リンゴ属の一種で、リンゴに近い野生種の木です。

 佐久荒船高原には林などの中に、ズミの木があちこちに生えています。標高の低い所や日当たりのいい場所のズミの木からいっせいに花を咲かせ始めます。

 枝を覆い尽くすほど、小さな白い花がいっせいに咲きます。この小さな花が満開の風景はかなり綺麗です。





 ズミの花の蕾は濃いピンク色なので、この色合いが美しいです。



 ズミの木は白い小さな花を一気に咲かせて、約1週間ぐらいで花を一気にしぼませます。このため、佐久荒船高原に1週間以上行かないと、ズミの木が花を咲かせる前なのか、開花し終わったのか迷うことが多いです。

 ズミの花の開花が分からない時は、荒船高原の中で標高の低い所と高い所、日当たりのいい場所などを探して、どちらか判断します。

 満開のズミの花を見ていると、野鳥の番(つがい)がやって来ました。大きな木の根元付近の幹に留まりました。幹を下に向かって降りて行きます(画像が逆さまは訳ではありません)。ゴジュウカラしかできないことです。



 コガラかヒガラなどの野鳥もいたのですが、満開のズミの花の陰で、撮影できませんでした。

 満開のズミの木の根元の地面に、小さな白い花を咲かせるスミレ系を見つけました。スミレの名前は分かりません。一般のスミレの花よりかなり小さいものです。



 佐久荒船高原の中には、なんとまだ花を咲かせているヤエザクラ(八重桜)の木がありました。もうほとんどのサクラの木は葉桜です。



 佐久荒船高原の真南にそびえている荒船山(標高1423メートル)です。艫岩(ともいわ)に陽が当たっています。




 5月下旬にもなると、荒船山は夏山の様相に近づいています。佐久荒船高原も木々が新緑を深め、夏の様相に向かっています。

朝日新聞紙朝刊に掲載された「EU懐疑派 各国で躍進」を拝読しました

2014年05月29日 | 日記
 2014年5月27日に発行された朝日新聞紙朝刊の二面に掲載された、見出し「EU懐疑派 各国で躍進」という記事を拝読しました。

 朝日新聞紙のWeb版である朝日新聞 DIGTALでは、見出し「EU懐疑派、各国で躍進 英仏・ギリシャで第一党へ 欧州議会選」という記事が載っています。



 欧州連合(EU)の欧州議会選挙(定数は751)が5月25日に開票され、EU懐疑派が大きく躍進したと伝えています。この欧州議会選挙は5年に一度、EU加盟国でそれぞれ実施されるものです。有権者約4億人で、議席定数の751を加盟国に人口比で配分されています。

 今回の欧州議会選挙結果では、フランス、英国、ギリシャではEU懐疑派が第一党になり、全体でも合計約30パーセントの議席をうかがう勢いに躍進したそうです。この結果、EU統合の深化・前進にブレーキがかかるおそれが出てきたと伝えます。

 フランスの右翼・国民戦線(FN)の党首は「(EUから)主権を取り戻す一歩を踏み出した」と、選挙結果を受けての記者会見で語ったそうです。同党は「反EU、脱ユーロ、反移民などの政策」を訴えた結果、投票の約25パーセントを確保し、トップになりました。

 仏右翼・国民戦線は、EU加盟国内での人とモノの自由移動によって、フランス国内に移民が多数流れ込み、この移民に仕事を奪われ、失業率がEU加盟国全体で約11パーセントにまで高まり、「移民たちが職を奪っている」と、元々の自国民(地元住民)の不満が高まっていると、昨日のテレビニュースでも伝えていました。この結果、フランスなどでは移民規制強化の政策を求める声が強まっているそうです。

 元々、EUといくらか距離感をおいている英国でも、英国独立党が「脱EU」を国民に訴え、英国のEU離脱を実現しようとしているそうです。

 一方、ギリシャでは急進左翼進歩連合という政党が「ギリシャの財政危機時に実施された財政政策・経済建て直しの緊縮政策はEU他国から押しつけられたもの」と批判し、財政再建政策が国民に犠牲を強いていると主張し、国民の支持を集めているそうです。
 
 2009年に発効した、EUの新しい基本条約の「リスボン条約」は欧州議会の権限を拡大し「加盟国の自由貿易協定(FTA)などの第三国との国際協定の権限をいくらか弱め、自主性を奪った」と、EU懐疑派は訴えています。

 20世紀に欧州は二度の世界大戦を経て、その教訓から欧州統合を進めてきたEU加盟国は、各国の国民の不満を募らせ、政策課題を再度、議論し、場合によってはいくらか中身を修正する必要に迫られています。

 EUという、人類にとっての壮大な実験の行方がどうなるのかを、注視したいものです。

日本経済新聞紙の解説「大欧州 単一通貨の矛盾浮き彫り」を拝読しました

2014年05月28日 | 日記
 2014年5月25日(日曜日)に発行された日本経済新聞紙の朝刊中面に掲載された「シリーズ検証 大欧州 深化の60年 4」の見出し「単一通貨の矛盾浮き彫り」の解説記事を拝読しました。

 この解説記事は「日曜に考える」の解説記事の一つです。

 日本経済新聞のWeb版である日本経済新聞 電子版では、見出し「単一通貨の矛盾浮き彫り ギリシャ発端ユーロ危機」として載っています。



 1999年に欧州連合(EU)にはスロバキアが加わり、ユーロ圏は16カ国までに拡大し、人口約3億人の疑似連邦になります。そして、巨大な単一通貨圏が誕生しました。米国に匹敵する規模です。

 ところが、これから10年後の2009年10月に、ギリシャの新政権は「前政権が財政赤字が財政データを粉飾していた」という“不都合な真実”を公表します。ギリシャの深刻な財政赤字が明らかになりました。この結果、ギリシャの国債は信用を失い、投資家はギリシャ国債を売り浴びせ続けたため、世界の金融市場は大混乱します。

 ついにギリシャ政府は金融市場での国債発行を断念し、EUとIFM(国際通貨基金)に支援を依頼します。ユーロ圏崩壊の危機でした。

 ギリシャに続いて、アイルランド、イタリア、ポルトガル、スペインにも飛び火する可能性が高まり、実際にそれぞれの国の国債利回りが高騰します。

 この大混乱を収めるために、本来は支援はできないところを、EUとIFMは総額1100億ユーロの財政支援をギリシャに行います。欧州全体に影響が及ぶのを阻止するためでした。

 欧州中央銀行(ECB)理事会は“一線を越す支援策”であるギリシャ国債の購入策を了承し、実行します。ただし、この欧州中央銀行理事会の決定によって、EU各国の財政政策が緩んで緊張感を失わないように工夫します。

 さらに、日米欧の6カ国の中央銀行がそれそれ自国の金融市場にドル資金供給を再開し、国際的な金融市場の混乱を終息させる手を打ちます。2012年には、ギリシャやポルトガル、イタリア、スペイン、アイルランドの国債利回りが大幅に下がり、一応、危機は遠ざかります。

 欧州の各国の信用力を基に、他国に財政資金を投入するという“禁じ手”の枠組みを整えたそうです。これの是々非々が将来、議論されそうです。

 欧州連合で実施された巨大な単一通貨圏は数10年後にはアジアで成立するかどうか、先生役の欧州を注意深く見続けることが大切なようです。

 賢人は歴史から多くを学びます。