島根県松江市内に店を構える和菓子屋老舗の彩雲堂が販売している和菓子の「やまかつら」をご相伴しました。
松江市は市街地に和菓子屋がたくさんあります。その理由は、徳川時代(江戸時代)に松江藩七代藩主の松平出羽守治郷(不昧公=ふまいこう)という、当時の殿様が「不昧流」(ふまいりゅう)という茶道を完成させ、その茶会に出す和菓子が発達したからと、松江市の各和菓子屋は説明します。
約10年前に松江市に行った際に、宍道湖近くにあった彩雲堂で、伝統の和菓子「若草」を買い求めたことがあります。
今回は、「やまかつら」という新しい和菓子をいただきました。2001年(平成13年)が松平不昧公の生誕250周年だったことを記念して、新たに開発された和菓子だそうです。
和紙に包まれた「やまかつら」です。
和紙の表に書かれた草書のひらがなは、達筆すぎて「やまかつら」と読み取ることはできません。
和紙を外した「やまかつら」です。
「やまかつら」は、叢雨(村雨=むらさめ)というあんそぼろ(一番左)、その下に黒糖羊羹(こくとうようかん)を薄くはさみ、東雲羹という小豆羊羹(右)を配した3層構造になっています。味は、小倉羊羹の味が強く感じますが、全体に、それほど濃い甘さではないです。上品な軽みのある味わいです。
師走の押し詰まった年末に、茶道が発達した松江市内にある、和菓子の老舗のお菓子を味わえる幸せを感じます。平和な穏やかな時間を楽しむことができます。
松江市は市街地に和菓子屋がたくさんあります。その理由は、徳川時代(江戸時代)に松江藩七代藩主の松平出羽守治郷(不昧公=ふまいこう)という、当時の殿様が「不昧流」(ふまいりゅう)という茶道を完成させ、その茶会に出す和菓子が発達したからと、松江市の各和菓子屋は説明します。
約10年前に松江市に行った際に、宍道湖近くにあった彩雲堂で、伝統の和菓子「若草」を買い求めたことがあります。
今回は、「やまかつら」という新しい和菓子をいただきました。2001年(平成13年)が松平不昧公の生誕250周年だったことを記念して、新たに開発された和菓子だそうです。
和紙に包まれた「やまかつら」です。
和紙の表に書かれた草書のひらがなは、達筆すぎて「やまかつら」と読み取ることはできません。
和紙を外した「やまかつら」です。
「やまかつら」は、叢雨(村雨=むらさめ)というあんそぼろ(一番左)、その下に黒糖羊羹(こくとうようかん)を薄くはさみ、東雲羹という小豆羊羹(右)を配した3層構造になっています。味は、小倉羊羹の味が強く感じますが、全体に、それほど濃い甘さではないです。上品な軽みのある味わいです。
師走の押し詰まった年末に、茶道が発達した松江市内にある、和菓子の老舗のお菓子を味わえる幸せを感じます。平和な穏やかな時間を楽しむことができます。