おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

災害列島ニッポン

2014年10月07日 07時10分53秒 | 社会


東アジアの端っこに鎮座する日本列島。

37万平方キロにしか過ぎない面積でしかも山地が70%以上を占める。

ここに1億2千万人が住んでいる。

少ない平地面積にこれだけの人口を養うとすれば当然食料や産業のエネルギー資源の確保が大きな問題となる。

これが所為でこれまで歴史的に嫌な体験(戦争)をしてきた。世界との外交断絶の時、日本はまさに孤立列島となる。

さて山国日本の別の問題もある。

この国が火山列島でもあること。

現在の活火山の数が110。

我が家が阿蘇のカルデラの中にあるので、火山とはのっぴきならぬ関係。

昨日ウォーキングしていて中岳を見るといつもより白い噴煙が多く棚引いていた。最近では危険度を示す噴火警戒レベルが2に引きあがった。

桜島も相変わらずだし、大きな被害を出した普賢岳も霧島も近い位置にある。

今回の大惨事は噴火の予測ができなかったことで登山客の多くの命が奪われた。まだ不明者が多数あるという。
ご冥福を祈るばかりだ。

この大きな痛みから教訓を学ばねばならない。

火山に登るなら「もし」という場合の事態を考え装備、コース(避難場所の確認など)の選定が必要だろう。

行政は安全シェルターの設置。阿蘇の場合以前の噴火の教訓から分厚いシェルターが火口周辺に幾つも設置してある。しかし、噴火には毒ガスが伴うのでその対策も必要だ。

特に今回は噴石で体を負傷して動けなくなってそのまま・・・というケースが多かったようだ。

この時に緊急対策としてザックの使用方法の解説も必要。

「君子危うきに近寄らず」

登山の山の選定はやはり活火山を外した方が賢明ではないか。