ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

湯野ダム

2017-04-17 00:47:18 | 岡山県
2017年4月9日 湯野ダム
 
湯野ダムは岡山県高梁市備中町西油野の一級河川高梁川水系正信川にある灌漑目的のロックフィルダムです。
農林省(現農水省)の補助を受けた岡山県の総合かんがい排水事業により1975年(昭和50年)に建設されました。
運用開始後は備中町が、現在は市町村合併により現在は高梁市が管理を受託し備中町西油野から東油野丘陵上の農地約150ヘクタールに灌漑用水を供給しています。
 
湯野ダムへは上流からのアプローチとなります。
ダム右岸側の道路を進むと堤体が見えてきます。
 
上流面。
 
湾曲した洪水吐が特徴。
 
洪水吐導流部。
 
天端
轍がありますが対岸で行き止まり。
 
ダム湖は総貯水容量15万8000立米の細長い貯水池です。
 
ダムの直下には揚水機場があります。
 
取水設備
初めて見るタイプ。
 
ダム下の揚水機場
ダムの天端標高430メートルに対し、受益農地は高所の標高450~500メートルの丘陵上にあるため、貯水池の水はここからポンプアップして農地に送られます。
 
ここから見るとロックフィルだとわかります
 
(追記)
湯野ダムは洪水調節容量を持たない利水ダムですが、治水協定により台風等の襲来に備え事前放流を行う予備放流容量が配分されました。
 
1887 湯野ダム(0925)
岡山県高梁市備中町西油野
高梁川水系正信川
20.9メートル
71.5メートル
158千㎥/136千㎥
高梁市
1975年
◎治水協定が締結されたダム


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