ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

宮田防災ダム

2016-09-28 14:26:02 | 石川県
2016年9月19日 宮田防災ダム

宮田防災ダムは左岸が石川県鳳珠郡穴水町前波、右岸が同町沖波の諸橋川水系宮田川にある農地防災目的のアースフィルダムです。
穴水町北東部では海沿いに能登半島では数少ない耕作可能な平坦地が広がっていますが、当地を貫流する諸橋川本流及び右支流の宮田川は洪水被害が多く抜本的な防災対策が求められていました。
これを受け農林水産省の補助を受けた石川県営の防災ダム事業により1979年(昭和54年)に竣工したのが宮田防災ダムです。
1986年(昭和61年)は本流に諸橋ダムが完成し流域の防災能力は大きく改善しました。
両ダムともに穴水町が管理を受託しています。

穴水町の前波地区を横断する町道に『宮田ダム』を示す標識があり、ここを曲がるとダムへ向かう管理道路となります。
上流面はコンクリートで護岸されていますが、かなり草が伸びています。

草に埋もれたダムの石碑。

左岸に管理事務所がありますがこちらもかなり草が繁茂。

総貯水容量31万立米、有効貯水容量26万5000立米のダム湖。
堆砂容量分だけ水が溜まっています。

天端は舗装されています。

右岸の横越流式洪水吐。

洪水吐導流部。
導流部に沿って道路が下に続いていますが、草が繁茂して歩けるような状態ではありません。

0921 宮田防災ダム(0578)
左岸 石川県鳳珠郡穴水町前波
右岸        同町沖波
諸橋川水系宮田川
22.1メートル
101.5メートル
310千㎥/265千㎥
穴水町
1979年


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