ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

石徹白ダム

2016-11-09 11:23:15 | 福井県
2016年11月4日 石徹白ダム
 
石徹白で「いとしろ」と読みます。
石徹白ダムは福井県大野市の九頭竜川右支流石徹白川にある電源開発の発電用重力式アーチダムで九頭竜川ダムや鷲ダムと同じく1968年(昭和43年)に建設されました。
九頭竜ダムの発電事業に参画した電源開発は支流の石徹白川水系に複数の集水ダム、取水ダムを建設しましたが石徹白ダムもその一つです。
三面ダム、石徹白ダム、智那洞ダムで取水された水はトンネル式導水路で九頭竜湖に送られ、長野発電所での最大22万キロワットの揚水式発電に供されます。
 
電源開発長野発電所と湯上発電所の水系図(現地の案内板より)。
 
道の駅『九頭竜』手前で国道158号から県道127号を北に折れ和泉前坂家族旅行村を過ぎると石徹白に到着します。
上流から。
左岸にゲートと取水口があります。
 
クレストは自由越流式。
 
型式は重力式アーチ
逆光で下流が影になっているので撮影が難しい。
 
河川維持放流が行われています。
 
越流面をズームアップ
苔が時代感を醸し出しています。
 
 
三つの穴の一つから河川維持放流されています。
今は農閑期なので一つの穴だけですが、需要期にはすべての穴から放流されるようです。
 
下流から
残念ながら逆光・・・。
 
小ぶりながらも重力式アーチの重厚感をたっぷり味わえる石徹白ダムです。
せっかくの紅葉も逆光になってしまったのが残念。
 
0940 石徹白ダム(0689)
福井県大野市角野
九頭竜川水系石徹白川
GA
32メートル
113.6メートル
917千㎥/0千㎥
電源開発(株)
1968年


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