ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

雨竜土堰堤

2019-11-06 13:37:02 | 北海道

2019年10月22日 雨竜土堰堤 

雨竜土堰堤は北海道雨竜郡幌加内町朱鞠内の天塩川水系温根別川支流太釜別川源流部にある北海道電力が管理する発電目的のアースフィルダムです。

1943年(昭和18年)に雨竜第一ダムの鞍部ダムとして雨竜第一ダムとともに竣工しました。
ダム完成により出現した朱鞠内湖は湛水面積2373ヘクタールと人造湖としては現在でも日本最大、総貯水容量も2億4465万3000立米と日本第12位の規模を誇る日本屈指のダム湖となっています。
雨竜第一ダム、雨竜土堰堤合わせた堤体積30万8000立米で総貯水容量日本第12位の朱鞠内湖を支えており、貯水効率794%とこのクラスのダムとしては屈指の貯水効率となっています。
またダム便覧では雨竜土堰堤の河川は石狩川水系太釜別川となっていますが、これは天塩川水系の誤りで、主堤と副堤で水系が異なる珍しいダムです。
 
雨竜第一ダムと雨竜土堰堤の位置関係。
 
国道275号線と道道251号線の三差路北側に雨竜土堰堤がありますが、堰堤へ通じる管理道路は立ち入り禁止となっています。
朱鞠内湖は湖岸は複雑に入り組んでおり、対岸から土堰堤を望める場所もありません。
こちらは堰堤右岸への道路入口。

こちらは左岸への道路入口。
 
0041 雨竜土堰堤 
北海道雨竜郡幌加内町朱鞠内
天塩川水系太釜別川
22メートル
442メートル
244653千㎥/172119千㎥
北海道電力(株)
1943年


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