2017年3月27日 入江ダム
入江ダムは兵庫県美方郡香美町村岡区入江の矢田川水系湯船川にある関西電力(株)が管理する発電目的の重力式コンクリートダムです。
1951年(昭和26年)の電気事業再編令により日本発送電は解体され新たに関西電力(株)が誕生します。
同社は戦後の電力不足を補うために各所で電源開発を進めます。
同社は戦後の電力不足を補うために各所で電源開発を進めます。
入江ダムもそんな発電施設の一つで矢田川発電所の取水ダムとして1958年(昭和33年)に完成し、ここで取水された水は約9キロの導水路で矢田川発電所に送られ最大1万1000キロワットのダム水路式発電を行います。
下流から
主ゲートは関西ブラックのラジアルゲート2門
左岸ゲート(向かって右手)から河川維持放流中、一方右岸ゲート(向かって左手)にはフラッシュボードがついています。
ゲートをズームアップ。
さらにズームアップ
フラッシュボードは起伏ゲートになっています。
右岸の管理事務所
豪雪地帯ということで、屋根は雪落としの傾斜がついています。
天端の下にガラスの出窓
中が見てみたい。
天端は立ち入り禁止。
ちょうどこの下に出窓があるんですが…
上流面
右岸に取水口がありますが見えません。
除塵用のコンベアやクレーンが並びます。
昭和30年代のダムらしく管理橋はゲート部分が高くなっています。
気になるのはやはりフラッシュボード。
やっぱりボードが起伏ゲート(フラップ)になっています。
対岸のインクライン。
スキーで有名な神鍋高原を越えた香美町はすでに山陰エリア。
3月とはいえダム周辺には雪がまだ多くが残り春遠い入江ダムでした。
1481 入江ダム(0907)
兵庫県美方郡香美町村岡区入江
矢田川水系湯船川
P
G
23.4メートル
113.5メートル
544千㎥/270千㎥
関西電力(株)
1958年
積もった雪をあまり見た事がなっかので、かなり興奮した記憶が。
ラジアルゲートの周辺に残る雪、かなりの積雪にみえますが、それよりも放流されている水が真っ白に見て、まるで凍り付いているように見えます。
曇天ですが白い雪や放流水に対してゲートは真っ黒。
ゲートに露出を併せた結果、白が少しオーバーでこんな写真になっちゃいました。