2016年11月5日 吉野谷ダム
吉野谷ダムは左岸が石川県白山市荒谷、右岸が同市中宮の一級河川手取川水系尾添川にある北陸電力(株)が管理する発電目的の重力式コンクリートダムです。
包蔵水力豊富な手取川流域では戦前から複数の事業者により活発な電源開発が進められてきました。
戦後、1951年(昭和26年)の電気事業再編成により北陸電力が事業を継承しました。
当ダムで取水された水は吉野発電所に送られ最大1万3000キロワットのダム水路式発電を行います。
建設当初はローリングゲートを備えており、その歴史的価値から近代土木遺産に選定されましたが、2001年(平成13年)にゲートレス化され自然越流型に改修されました。
国道157号線から国道360号で白山一里野温泉へ向かい、荒谷で中宮大橋を左に折れると眼下に吉野谷ダムを見おろすことができます。
中宮大橋から。
右岸にゲート、左岸に魚道があります。
ゲートをズームアップ
ゲートの奥に取水口があります。
改修からまだ15年ですが激しい水流のせいかコンクリートが削られ鉄骨がむき出しになっています。
水叩きも剥がれています。
0904 吉野谷ダム(0702)
左岸 石川県白山市荒谷
右岸 同市中宮
手取川水系尾添川
P
G
20.5メートル
60メートル
千㎥/千㎥
北陸電力(株)
1926年