ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

岩堂沢ダム

2016-09-12 10:13:42 | 宮城県
2016年9月10日 岩堂沢ダム
 
岩堂沢ダムは宮城県大崎市の北上川水系江合川の右支流岩堂沢にある農業用水供給を目的とした重力式コンクリートダムです。
江合川下流域は大崎耕土と呼ばれる県内屈指の穀倉地帯ですが、灌漑用水の水源に乏しく安定した水源の確保が長年の課題となっていました。
そこで農水省の基幹かんがい排水事業により2009年(平成21年)に竣工したのが岩堂沢ダムで、完成後は宮城県が管理を行っています。
 
岩堂沢ダムへは4月に一度アプローチしましたがこのときはダムへの道が冬期通行止めのため到達することができませんでした。
古川インターから県道47号を西進、中山平温泉駅の先で岩堂沢ダムを示す標識に従って左折し、二ツ森トンネルを抜けるとダムサイトに到着します。
 
減勢工と利水放流設備。スノーシェルターのついた管理通路が特徴です。
 
下流面。
 
天端は立ち入り禁止。
 
竣工記念碑。
 
上流面。手前は取水設備。
よく見えませんがクレストは自由越流式のようです。
 
ダム湖(蛍泉湖)。
 
右岸のインクライン。
 
右岸上流から。
 
 
 
追記
岩堂沢ダムは洪水調節容量を持たない利水ダムですが、治水協定により豪雨災害が予想される場合には事前放流により新たに洪水調節容量が確保されることになりました。
 
2970 岩堂沢ダム(0551)
宮城県大崎市鳴子温泉
北上川水系岩堂沢
68メートル
200メートル
13480千㎥/13000千㎥
宮城県土木部
2009年
◎治水協定が締結されたダム


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