ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

鷽ノ口(うそのくち)円形分水

2017-05-22 17:53:06 | 円筒分水工
2017年5月20日 鷽ノ口(うそのくち)円形分水
 
鷽ノ口(うそのくち)円形分水は長野県南佐久郡佐久穂町畑にある円形分水で、石堂川から取水された水を上村・佐口・小山の3つの用水に分水するために1953年(昭和28年)に建設されました。
分水工ができるまでは藤蔓の長さで分水割合を決めていたため水争いが絶えなかったそうです。
 
鷽ノ口円形分水は内円筒に穴のあいたタイプで分水の穴は全部47あり、上村28、佐口13、小山6の配分で分水されています。
このタイプは塵芥やゴミが溜まりやすいため流入部に機械式の除塵機が装備されています。
 
内円筒に空いた穴から分水しています。
 
 
 
佐久穂町の説明板。
 
鷽ノ口円形分水
長野県南佐久郡佐久穂町畑
信濃川水系石堂川
オリフィス式(多孔式)
円筒形分水工
内円筒24メートル
分配数3
1953年


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