ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

本庄川ダム

2017-12-04 02:37:37 | 兵庫県
2017年11月24日 本庄川ダム
 
本庄川ダムは兵庫県南西部の南あわじ市阿万上町の本庄川水系本庄川源流部にある兵庫県農政環境部が管理する重力式コンクリートダムです。
南あわじ市阿万地区は淡路島を代表する野菜生産地ですが、水利に乏しい上に台風による農地被災も多く抜本的な治水・利水対策が流域農家の悲願となっていました。
そこで兵庫県農政環境部は農水省の補助を受け本庄川上流部への農地防災・灌漑目的のダム建設を計画、これに淡路広域水道企業団が事業参加し、2004年(平成16年)に竣工したのが本庄川ダムです。
本庄川ダムは本庄川の洪水調節・阿万地区の農地への灌漑用水の供給・淡路広域水道企業団への上水道用水の供給を目的とし、運用開始後は洲本土地改良事務所が管理を行っています。
 
県道76号線を南下して阿万上町に入ると本庄川ダムを示す標識が現れます。これに従って本庄川沿いに東進すると本庄川ダムに到着します。
ダム下から
非常用洪水吐として自由越流式クレストゲート2門、常用洪水吐として自然調節式オリフィスゲート1門を装備するほか右岸に利水放流設備があります。
今回はオリフィスゲートから越流していました。
 
堤体直下から
ダムにタッチができます。
手前は監査廊入口。
 
右岸から
左岸に管理事務所があります。
 
上流面
ゲートの右手に取水設備があります。
 
天端は車両通行可能。
 
天端から。
 
右手は利水放流設備。
 
ダム湖は総貯水容量172万立米
ダム湖を周回する道路があり、地元住民の皆さんが少なからずウォーキングを行っていました。
 
下流面。
 
管理事務所
兵庫県農政環境部の事業で建設されたため、管理は洲本土地改良事務所が行っています。
 
2921 本庄川ダム(1189)
兵庫県南あわじ市阿万上町
本庄川水系本庄川
FAW
47.7メートル
184メートル
1720千㎥/1610千㎥
兵庫県農政環境部
2004年


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