ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

浦山ダム

2016-04-21 07:00:00 | 埼玉県
2015年12月05日 浦山ダム
2016年  4月17日
 
浦山ダムは荒川の治水に加え、利根川水系に続く首都圏の水源確保の必要性から建設された水資源機構の多目的重力式コンクリートダムです。
堤高156メートルは重力式コンクリートダムとしては日本第2位の高さを誇り日本屈指の巨大ダムとなっています。
浦山ダムは非常に開放的で堤体エレベーターおよび監査廊の一部、堤体左岸側の階段が一般に開放されています。
 
2016年4月17日開催の見学会についてはこちらを参照ください。
 
秩父市街から国道140号を三峰方面に走ると浦山口の先で左手に浦山ダムの標識が現れます。
まずは堤体直下へ向かってみます。
堤高156メートルの堤体を見上げると、車の大きさと比較すればダムの巨大さがわかるでしょう。
 
左岸から
堤頂部は橋梁をイメージしたデザインになっています。
 
左岸上流から
対岸に管理事務所があります。
 
右岸から
中央は選択取水設備。
 
減勢工と浦山発電所。
駐車場に止めた車が米粒ほどに見えます。
 
天端は秩父市街地を一望できる展望台になっており、この日は遠く赤城山まで見ることができました。
 
ダム湖(秩父さくら湖)。
 
今回は左岸フーチング沿いの階段で堤頂部まで登ってみました。
左は堤体エレベーターの入り口。
 
階段は500段。
 
まだ中間点
登山で鍛えていますが1段あたり30センチちょいの階段は歩幅が合いません。
 
だいぶ上がってきました。
 
ようやく天端に到着
気温は3度ですが汗びっちょり。
 
管理事務所の裏側は猿の惑星。
 
下りはエレベーター。
 
いったん階段で登ります。
 
監査廊は展示室になっています。
 
ようやく駐車場に帰還。
 
他のダムでは見学会じゃないと入れない堤体エレベーターや堤体の階段、監査廊が一般に開放されておりいい体験ができました。
しかしダム周辺のサルの群れのすごさには驚かされるばかり。
 
追記
浦山ダムには2300万立米の洪水調節容量が設定されていますが、豪雨災害が予想される場合には事前放流によりさらに292万9000立米の洪水調節容量が確保されることになりました。
 
0642 浦山ダム(0091)
左岸 埼玉県秩父市荒川上田野
右岸     同市荒川久那
荒川水系浦山川
FNWP
156メートル
372メートル
58000千㎥/56000千㎥
水資源機構
1998年
◎治水協定が締結されたダム


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