2016年7月20日 妙見堰
妙見堰は左岸が新潟県小千谷市高梨、右岸が新潟県長岡市妙見町の一級河川信濃川本流にある可動堰です。
信濃川中流部にあるJR東日本所有の小千谷発電所では朝夕のラッシュ時と昼夜の閑散時の発電量の変動が大きく、出力調整による信濃川下流部での水位変動が看過できない状態となっていました。
一方高度成長や生活様式の変化から長岡市の水道需要が増加、新たな水源確保が求められていました。
これを受け1985年(昭和60年)に当時の建設省(現国交省)と日本国有鉄道(現東日本旅客鉄道)の共同事業として着手されたのが妙見堰です。
妙見堰により河床を安定させ直上にある信濃川右岸用水及び長岡市上水道の取水位の維持を図る不特定利水、長岡市への新規上水道用水の供給、発電逆調整池として小千谷発電所の出力調整による水位変動の緩和を目的として1990年(平成2年)に竣工しました。
完成後は建設省北陸地方建設局(現国交省北陸地方整備局)が直轄管理を行っていますが、JRとの共同事業で建設されたため、ダムの括りとしては『兼用工作物』となります。
また堰建設に合わせて堰上に国道17号バイパス『越の大橋』が架けられました。
国道17号バイパスの越の大橋の右岸に信濃川河川事務所があり、信濃川妙見記念館が併設されています。
堰カードはここで貰えます。
右岸上流から。
下流側に国道17号バイパスの越の大橋
上流側に歩行者・自転車用通路があります。
歩行者・自転車用通路。
右岸管理事務所と信濃川右岸用水及び長岡市上水道の取水口。
主ゲート。
右岸魚道。
信濃川上流の眺め。
左岸の魚道。
妙見堰
左岸 新潟県小千谷市高梨
右岸 新潟県長岡市妙見町
信濃川水系信濃川
NWP
MB
堰長 524.3メートル
国土交通省北陸地方整備局
1990年
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