ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

以布利川ダム

2018-04-23 02:03:40 | 高知県
2018年3月28日 以布利川ダム
 
以布利川ダム飯降川ダムは高知県土佐清水市加久見の以布利川上流部にある高知県土木部が管理する多目的重力式コンクリートダムです。
建設省(現国交省)の小規模ダム事業である生活貯水池事業の補助を受けて建設された補助多目的ダムで、以布利川の洪水調節、安定した河川流量の維持と既得取水権としての灌漑用水および簡易水道への補給、土佐清水市への新規上水道用水の供給を目的として2005年(平成17年)に竣工しました。
 
自由越流式クレストゲート1門、自然調節式オリフィスゲート1門のシンプルな構造
ぱっと見、農業用コンクリートダムかと思える小さなダムです。
 
2005年(平成17年)竣工と比較的新しいダムですが、堤体はずいぶん汚れています。
 
右岸から。
 
上流面
ゲートはクレスト、オリフィスともに自然調節式
ゲート左手に取水設備があります。
 
減勢工
左手は放流および配水設備。
ちょうど県の職員が巡回に来ています。
 
総貯水容量は35万2000立米。
文字通りの生活貯水池サイズ。
 
天端。
 
対岸に管理事務所がありますが、職員の常駐はありません。
 
上流面。
 
追記
以布利川ダムには16万立米の洪水調節容量が設定されていますが、治水協定により豪雨災害が予想される場合は事前放流によりさらに6万立米の洪水調節容量が確保されることになりました。
 
3050 以布利川ダム(1332)
高知県土佐清水市加久見
以布利川水系以布利川
FNW
30.5メートル
93メートル
352千㎥/333千㎥
高知県土木部
2005年
◎治水協定が締結されたダム


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