ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

入山ダム

2016-05-30 14:00:00 | 福島県
2016年5月29日 入山ダム
 
入山ダムは福島県河沼郡柳津町郷戸の阿賀野川水系滑沢川にある灌漑目的のアースフィルダムです。
ダム便覧には柳津町の事業で1957年(昭和32年)に竣工と記されており、管理は柳津町土地改良区が行っています。
福島県のため池データベースでは『入山堤』として記載されていますが、諸元はダム便覧とは大きく異なり堤高11.7メートルとダムの要件を満たしていません。
またダム便覧では河川は滝谷川となっていますが、これは滑沢川の間違いです。
 
大規模農道の会津パールラインから片道約1.3キロのダートの林道通じており、徒歩でダムへと向かいます。
林道入り口から約20分ほどでダムに到着。 
ここから見上げると堤高は便覧の18メートルが妥当な気がします。
 
洪水吐に沿って堤体に上ります。
 
下流面
 
右岸の横越流式洪水吐。
最近改修が行われたようです。
 
総貯水容量23万7000立米の貯水池。
 
上流面です。
ぱっと見アスファルトフェイシングフィルかと思いましたが、実はラバーシートで遮水されています。
 
こっちから見るとアスファルトにしか見えませんね?
 
天端に中央に階段式斜樋があります。
 
ダム脇の記念碑には災害による破損を受けて大規模な改修が行われたようです。
ダム便覧とため池データベースん諸元の違いは改修前後の数字の差異によるものかと推察します。
 
0491 入山ダム(0422)
ため池コード 074230001
福島県河沼郡柳津町郷戸
阿賀野川水系滝谷川
18メートル(ため池データベース 11.7メートル
107メートル(ため池データベース 107メートル)
237千㎥(ため池データベース 114千㎥)/237千㎥
柳津町土地改良区
1957年


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