ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

土呂部ダム

2016-12-12 18:32:05 | 栃木県
2016年12月10日 土呂部ダム
 
土呂部ダムは栃木県日光市の鬼怒川左支流土呂部川にある東京電力の発電用重力式コンクリートダムで、1963年(昭和38年)に栗山発電所の調整池として建設されました。
上流の川俣ダムで取水された水は土呂部ダムを経由して栗山発電所に送られ最大4万2000キロワットの発電を行っています。なお2020年(令和2年)の東京電力ホールディングスの組織改編により土呂部ダム及び関連発電施設はすべて同社の100%子会社である東京電力リニューアブルパワー(株)に移管されました。
 
黒部から土呂部の標識に従って県道を右折し、ヘアピンカーブを登り切ると左手に土呂部ダムが現れます。
ダムは立入禁止で県道からダム湖を挟んで遠望するのみです。
ダムの堤体とゲートが見えます。
 
ダムの全景。
 
円形の構造物は川俣ダムからの導水路吐口のようですが詳細は分かりません。。
 
県道側のこの部分はどうやら副堤のようです。
 
 
栗山発電所の水圧鉄管。
土呂部ダムから送られた水がこの水圧鉄管を下ります。
 
栗山発電所の水圧鉄管分岐。
2台の立軸フランシス水車を回転させ最大4万2000キロワットの発電を行います。
 
ちょうど土呂部ダムを訪問した時は激しい雪が舞い散り、写真の画質が粗くなってしまいました。
ダム周辺は照葉樹林が続き紅葉時には美しい景色が広がるようです。
再訪するならやはり紅葉の頃でしょうね。
 
0558 土呂部ダム(0731)
栃木県日光市土呂部
北緯度分秒,東経度分秒
DamMaps
利根川水系土呂部川
21.6メートル
56メートル
㎥/㎥
東京電力リニューアブルパワー(株)
1963年


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