ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

広渡ダム

2021-10-31 08:40:54 | 宮崎県
2021年10月19日 広渡ダム 
 
広渡ダムは宮崎県日南市北郷町北河内の広渡川水系広渡川にある宮崎県県土整備部が管理する治水目的の重力式コンクリートダムです。
国交省の補助を受けて建設された補助治水ダムで、広渡川の洪水調節、安定した河川流量の維持と不特定灌漑用水(既得灌漑用水)への補給を目的として1993年(平成5年)に竣工しました。
 
ダムは県道33号都城北郷線沿いにあります。
下流から
クレスト自由越流頂8門、自然調節式オリフィス1門のゲートレスダムです。
訪問時はオリフィスから放流中。

 
堤体両岸には波返しのついた堤趾導流壁。

左岸ダムサイトの管理事務所
宮崎県営ダムではおなじみ、こちらも管理人さんが常駐しているはずですが訪問時は買い物でも行かれたのか?不在でした。

 
竣工記念碑。


上流面
一見水位は低めですがこれで常時満水位。
堤体中央に低水放流用の取水ゲートがあります。

天端から減勢工を見下ろす。

 
ダム湖は上流まで細長く続き総貯水容量は640万立米あります。 
上流には広渡ダムレイクサイド公園があり、夏に開設されるウォータスライダー付き天然水プールは子供たちに大人気。 


右岸の艇庫と長ーいインクライン。

 
天端は徒歩のみ開放
右手は資料館、左手は管理事務所。

 
右岸から下流面
個人的にこういうアングルの堤趾導流壁が好み。

 
右岸から上流面

 
バブル期着工のダムということで、補助ダムにもかかわらず資料館兼備。
ただ、訪問が早朝だったこともあり管理人さんは不在、資料館も閉まっていました。
 
2843 広渡ダム(1731) 
宮崎県日南市北郷町北河内
広渡川水系広渡川
FN
66メートル
170メートル
6400千㎥/5350千㎥
宮崎県県土整備部
1993年


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