ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

緑川補助ダム

2023-01-28 17:35:07 | 熊本県
2022年11月21日 緑川補助ダム
 
緑川補助ダムは1970年(昭和45年)に緑川水系本流に建設された国交省九州地方整備局が管理する緑川ダムの副堤のロックフィルダムです。
緑川ダムがサーチャージ水位まで貯留した際に貯水池右岸から水が溢れてしまうため、高さ35メートル、全長244メートルの補助ダムが建設されました。
 
ダム管理所から
天端は2車線の車道で向って右手が下流、右手が上流になります。
下流面は芝が張られアースのようですがロックフィルダムです。
堤体積は本堤の36万7000立米に迫る34万7000立米もあります。


左岸から下流面。


天端の車道
町道になるのかな?


上流面
これだけ見るとこっちがリップラップのようです。


ダム上流はイベント広場になっており、毎年1月に行われるみどりかわ湖どんど祭りは参加者1000人の人気イベントです。


右岸から下流面
国交省直轄ダムとありきれいに草が刈られています。
雪国では凍上防止のため芝が張られたロックフィルダムは多数ありますが、西日本では珍しい。


副堤にも監査廊入り口があります。


右岸から上流面。
この奥が本堤の緑川ダムになります。


天端は車道。

補助ダムの上流側とダム湖の間には盛り土が施され、イベント広場が浸水することはなさそう。

2666 緑川補助ダム(1955)
熊本県下益城郡美里町畝野
緑川水系緑川
FNAP
35メートル
244メートル
46000千㎥/35200千㎥
国交省九州地方整備局
1970年


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