ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

芦別ダム(国交省北海道開発局)

2019-10-29 10:21:20 | 北海道
2019年10月19日 芦別ダム
 
北海道には芦別市奥芦別の石狩川水系芦別川にある国交省北海道開発局および電源開発(株)が共同管理する芦別ダム、芦別市北7条西3丁目の石狩川水系空知川にある北海道電力が管理する発電目的の芦別ダムの2基の芦別ダムがありますが、今回取りあげるのは前者の方です。
石狩川水系の治水や幾春別川流域への利水を目的として『幾春別川総合開発事業』が着手され、1957年(昭和32年)に北海道初の多目的ダムとして桂沢ダム(元)が竣工しました。
桂沢ダムと同時に建設が進められたのが芦別ダムで、同じ石狩川水系ながら空知川支流の芦別川の水を流域変更して幾春別川に送っています。
芦別ダムで貯留された水は導水トンネルで桂沢ダム湖上流の電源開発熊追発電所に送られ、最大4900キロワットのダム水路式発電を行ったのちに桂沢ダムへと放流されます。
そのため芦別ダムの目的は桂沢ダムの利水目的と同じ灌漑用水、上水道用水の供給及び発電となっています。
奈良県の猿谷ダムとともに全国では2基しかない洪水調節目的のない国交省直轄ダムです。
 
国道452号を東に向かい三芦トンネルを抜けるとすぐに『芦別ダム』を示す標識が現れます。
これに従って芦別川沿いを進むと芦別ダムに到着します。 
芦別ダムを示す案内標識。
 
残念ながらダムの入口で立ち禁。
 
樹間からゲートらしきものが垣間見えるだけ。
 
今回はダムの工事中のためかなり手前から立ち入り禁止となっていました。
通常はもう少し奥まで入れるようなので、機会があれば再チャレンジしてみたいと思います。
 
0050 芦別ダム 
北海道芦別市奥芦別
石狩川水系芦別川
AWP
22.8メートル
99.5メートル
1598千㎥/206千㎥
北海道開発局建設部・電源開発(株)
1957年


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