名古屋大学の理系数学対策について。
以前、当ブログで指摘したように、2014年度の入試より、名古屋大学理系数学の出題形式は東大理系数学に準じたものとなった。づまり、1題が小さな小問集合となり、解法を誘導する形になった。こうすることによって、解答の幅をある程度制限でき、採点業務の煩雑さが緩和される。また、採点者による採点誤差を極力低減できる。短時間に大量の答案を採点する上では妥当な方法だ。
ここで、5年ほど前までなら、例の安田先生の東大理系入試で1点でも多くとる方法(東京出版)が最適な演習書だった。問題へのアプローチの仕方から、答案としてのまとめ方が丁寧に解説してある。ただ、2018年までの問題(第4版)であり、いささか問題が古い。
それに変わる本として、今回、鉄録会の東大入試数学をお薦めする。(10年分)複数の解法が丁寧に解説してあり、とても参考になる。今からでも十分間に合う。
また、二次試験用としては、東京書籍のニューアクション LEGENDシリーズの思考と戦略がとても参考になる。
本番のコツとしては、誘導に素直に乗ること。
具体的な場合を考察した上で、一般論を考えよう。帰納的な考え方がとても大切です。
(1)(2)は(3)のヒントです。
君の成功を祈る。