小島教育研究所

教育関連ブログです。数学を筆頭に学問全般に渡る有用な情報を提供致します。
東海生、名高生、半高生に最も読まれています。

みなさん、お元気ですか?

2015-03-24 | 日記
年度末です。4月から、新しい気持ちで元気に暮らそう。
「遠くで、汽笛を聞きながら」
何もいいことがなかった、この街を・・・
昔懐かしい、アリスの名曲ですね。

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この頃思うこと。世の中がICTのお陰で、ずいぶん便利になりました。

2015-03-11 | 進路について
最近のIPA(情報処理機構)の試験制度を調べてみました。インターネットの時代だけあって、問題の解説サイトもあり、学習ツールに事欠きません。
基本的なITパスポート試験、基本情報処理技術試験、応用情報処理技術試験とグレードが次第に上がっていきます。午前の基礎問題と、午後の記述問題とそれぞれ趣向をこらした問題がそろっています。情報処理技術を身に付けたい人には絶好の試験です。ぜひチャレンジしてください。(文系理系は関係なしです。)
午前の問題は1題2分弱で解かねばならないのに、何と10分超の時間をかけて解説しているサイトがありました。なるべく短時間に解ける方法を提示してほしいものです。

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2015年度東京大学入試数学問題について。(昨年度より、若干難しく、一昨年度よりやや易しめか!?)

2015-03-10 | 国公立大学二次試験
昨年、ぐっとやさしめの問題を出題し、合格者の各校人数に影響を与えた東大数学入試問題。例年レベルに若干戻した感が強いが、以下今年の問題を解いてみた。
各問毎の講評を以下に記す。

1番 2次方程式の解の存在範囲に帰着する問題である。思わずgrapesを使いたくなる問題。(実際にgrapesを使って、求めてみると、30秒で存在領域が分かった。
2番 設定は東大としてはいたって素直な問題。(1)を考えていると、有名も問題に帰着することが分かった。筆者が高1のとき、数学担当の先生が出題してくださった、「n段の階段を1段もしくは2段(1段跳ばし)で登るとき登り方は何通りあるか?」これとほぼ同じ考えで解答することができる。
3番 典型的な定数分離型であり、数Ⅲの積分の典型問題。(この問題を落とすとつらい。)
4番 (1),(2)は一見複雑そうで、実は簡単な典型問題です。問題は(3)でした。
5番 組み合わせ問題だから、二項定理が絡むはず。さて、どこから切り崩すかが問題。(各予備校の解答ではそれに気づいていない?!)
6番 これは、コンパクトな台(commpact support)が、|x|=<1/nの場合である。それ以外ではg(nx)=0となることに気づけば、簡単である。計算してみると、係数も正規化されており、素直な問題である。ただし、g(x)とh(x)の関係が分からぬと、後が続かないが・・・

東京出版の雑誌「大学への数学」では、どのような講評がなされるか、いつも楽しみにしています。

以上、解説は本研究所、主任研究員のK氏によるものです。K氏はその風貌から、ウォルト・ディズニーの「ベイ・マックス」と最近では、あだ名されています。
4,5年前は「マリオ」が彼のニックネームでした。(少し太った?)

そんな、ベイ・マックスの独り言。「今年は、教え子が健闘してくれている。部活の生徒は、大阪大学法学部、名古屋大学工学部と順調に合格を果たしている。この調子で、全員合格といこう。後期試験での最後の頑張りを期待する。」


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TeXの入力について。(効率の良い、デバッグとは)

2015-03-09 | コンピュータよもやま話
TeXliveを使い始めて、早一年。
その癖もよくわかってきたので、報告する。


1.入力は画面でいうと、5行くらい入力して、コンパオイルするとミスを発見しやすい。
2.エラー・メッセージをよく読んで、間違いさがしをする。(意外と的確なミスの指摘をしてくれる。)
3.ミスの大半は、タイプミスとかっこの不釣合いが大半です。
4.メモリー不足を指摘し、処理が進まなくなったら、「もう一度、迷わず再コンパイル!」で解決する。
5.説明が長く続く場合は、細かく分割せず、一気に入力し、「%」を上手に使って、部分部分保存してコンパイルを続ける。
「%」以下は、コメント行になる。

以上、参考まで。


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明日は2015年度大学入試、東大、京大、一橋大学の合格発表。

2015-03-09 | 国公立大学二次試験
さて、今年はどんな結果が出るだろう。
本日分の発表(名古屋大学など)では、ちょっとした異変が起こっています。
名古屋大学の場合、今年度は数学、物理が例年以上に難しかったようです。(数学、物理では差がつかなかったようです。)
東大の場合、昨年度より若干数学の得点が取りづらくなっているように思います。(名古屋大学と同じように、数学では差がつかず、他教科で差がついたでしょう。)
いづれにしろ、結果が待たれます。



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2015年度大学入試理系数学(名古屋大学の場合)

2015-03-04 | 大学受験
大問4題が小問に分かれる。
以前にも書きましたが、小問化することによって、解法を誘導しています。採点基準を設けて、1、2点刻みで、できたところまでを加点しています。
複数の採点官でそれぞれが採点し、採点が分かれると、合議により得点を決定する、所謂「東大方式」採点方法を採用している(模様)。
 今年の問題をさっそく見てみよう。
1番小問3 増減表を書いて、グラフを書くまで。典型的な定数分離型。3つのうちの2つが有理数。他の一つが有理数とすると矛盾が生ずる。(そう、背理法!!)
2番小問3 (1),(2)は同値変形に気を付けること。(3)解の評価は、新傾向。
3番小問2 文字が多くて、目がチカチカする。日頃の計算のさばき方が問われる。最後は式の評価能力が問われる。
4番小問3 設定が比較的穏やか。(東大と比べて)(1),(2)は樹形図を書いて丹念に計算すればおしまい。(センターレベルとしても出題可能)(3)が考えにくい。

結局、小問が11題ある中で、何問正解で合格か?

医学部:9題 理工学部:7題 がボーダーとなろうか。
4題中2題が数学Ⅲと、理系問題に完全シフト。数学1A2Bは十分センター試験で振り分けができるという判断が働いています。

次回は東大理系問題の評価を行います。



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