小島教育研究所

教育関連ブログです。数学を筆頭に学問全般に渡る有用な情報を提供致します。
東海生、名高生、半高生に最も読まれています。

「学び方が分からない。」という方へのささやかなアドバイス。

2012-05-31 | 学習一般

英語について

「発音記号が読めますか」

高校3年生になって、センター模試のヒアリングで、38点の壁を越えられぬ人の大半は、単語の発音を正確に知らない人です。辞書の単語には必ず、発音記号がのっています。発音記号から正確な発音が出来る人がハイスコアをマークできるのです。もっとも、帰国子女はこの限りではありません。

国内にいるドメスティックな大半お方は、是非発音記号をマスターしてください。最悪でも、電子辞書で発音を確認する癖を付けてください。

「すべたは、短文を覚えることに始まる。」

文法事項も、熟語も、構文も必ず、例文と共に覚えよう。いや元に例文を覚え、その後に文法事項を覚えよう。短文を豊富に覚えておけば、和文英訳も楽に出来kるようになります。また初見の英文を読み解くには、ストックされた例文が、思考のフレーム(骨格)となって、ハイスピードな解釈を可能とします。少々初学者には難しいですが、「基本英文700選」(駿台文庫、伊藤和夫、鈴木長十、共著)

などは、受験生の必須アイテムといえます。数ある駿台文庫のなかの最古いぞくする「700選」は永久に不滅です。

単語、熟語、構文が覚えられぬ人は、是非例文をたくさん覚えてください。

「特に単語が覚えられぬ人」へ

単語のなりたちは、基本的に、接頭語+語根(語幹)+接尾語から出来ています。

また、英単語の約8割はラテン語(フランス語)の輸入です。接頭語、接尾語は約300ほどありますが、きわめて論理的に構成されています。この辺の事情をわきまえた上で、スーパー記憶術を紹介している単語集として、伝説の名著「試験に出る英単語」(青春出版、森一郎著)があります。しらべてみると、いまだに大学入試に頻繁に出題される単語をそろえている、名著です。(今でも使えます。特に、選抜性の高い難関校に役立ちます。)

「長文読解が苦手な人」へ

単純に基礎力不足の人が大半です。単語、熟語、構文のどれかにミスがあっても、長文は読めません。基礎を今一度見直して地道な努力を重ねてください。

 


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勉強の仕方、学び方、学問上の研究方法に共通な、「学び」について。

2012-05-29 | 学習一般

中間試験が終わり、気がつけば、1学期末試験が近づいています。

どの段階でも、常に学びの姿勢をチェックしたいものです。

高校生が普段どのように勉強すれば良いのかについて、暫く書き綴る予定です。

まず、数学について。

定番の「チャート式 基礎からの数学」シリーズを中心に学習するすることをおすすめします。

「座右のチャート。」を合言葉に、枕もとの右には青チャート、左側にはフォレストを置いて毎日しっかり睡眠をとりましょう。

平常の学習にあわせて、青チャートの基本例題を片っ端から解きまくってください。そのさい際、5分は自分で考え、解けそうならそのまま解いてください。解けなかったら、解答をよく読んで、理解すること。出来たらその場で解答をノートに再現してください。(無j論チャートは伏せておきます。)そして、その週末の土日にもう一度、解けなかった問題を解きなおすこと。それで自分の理解度をチェックしてください。

 


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数学の勉強法について。

2012-05-22 | 学習一般

教科によって、勉強法は様々です。

基本は、「手本を忠実に。」です。

数学なら、定義をしっかり押え、基本概念をよく理解することです。

次に、豊富な演習(練習を)を重ねることです。

公式を単純記憶するのではなく、「導き方」をマスターすることです。

闇雲に丸暗記するのではなく、基本概念、原理原則をよく理解し、その上でしっかり覚えることです。

(Practice makes Perfect.だったかな?)「習うより慣れろ」これに尽きます。

 

さて、学習(特に受験勉強)については、以下に紹介する、和田秀樹さんの各種書籍が参考になります。

和田さんのデビュー作「受験は要領」(PHP文庫)は一読の価値あります。

一部に、「現代文にはこれといった決め手は無い。」といいた記載がありますが、そんなことはありません。それ以外、和田さんの指摘はおおむね正しいと思います。和田さんの詳しい来歴については、ネットでお調べてください。

 

 


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チャート式は数学から。星野華水氏が始めたチャート式。

2012-05-21 | 大学受験

授業の合間に、

生徒「先生、新課程の赤チャートは何時出るのですか。」と質問される。

「今年の12月には、発売される予定だよ。」

生徒「赤チャートのレベルは高いですか。難しいですか?」

「結構詳しく書いてあり、説明も丁寧で分かりやすいですね。」

生徒「先生は、赤チャートやりましたか。」

「やりましたね。」

といった、会話が最近ありました。

チャート式について、より詳しく知りたい方は、

星野華水による”チャート式”の起源と特徴

The Origin and Features of the CHRAT System Developed by

Hoshino Kasui

を参照ください。

HOSHINO Kasui (1885-1939), who graduated in mathematics from Tokyo Higher Normal School, wrote and published The Study of Geometry by the CHART System, a math study book for entrance exams, in 1929. Since then, the study books, which are named CHART System, have been published for over 75 years. Therefore, it can be said that the CHART System is an established method of study used in study books. However, there exists no previous research on the CHART System or its founder, HOSHINO Kasui. This paper clarifies the following two points: 1) Origin of the CHART System: The CHART System was developed by Hoshino Kasui in cooperation with his business involving the publication of a monthly magazine and several study books for entrance exams as well as through his managing and teaching experiences in a cramming school. 2) Features of the CHART System: The features of the CHART System become evident upon comparing the solution provided by Hoshino and that provided by a previous study book with regard to the same question. Hoshino led students to the solution by providing CHARTs, which were precepts based on solution scenarios that did not require dependence on rare inspiration. Hoshino's CHART System, which he extracted from numerous solution scenarios, was the first step in the compilation of solutions to questions in study books into a manual.

収録刊行物

科学史研究. 第II期 45(240), 209-219, 2006-12-26

日本科学史学会

 

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今日は金環日食です。不吉な前触れと捉えたのは、中世の迷妄時代。単なる自然現象でしょう。

2012-05-21 | 日記

今日は、朝早くから、周囲がさわさわしている。朝の通勤時に日食では、混乱が予想され、早々と職場に到着しました。多くの教職員がすでに登校し、天体観測をしています。

私は早朝から、事故にあわぬように、早々と出校したわけです。

この後、巨大地震、巨大津波が来ないことをひたすら祈るばかりです。

昨日も、イタリアで震度6の地震があった由。

今日以降、何事もなく、無事に過ごせますように。

 

 


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中間試験が近づいています。準備はよろしいでしょうか?ふーと息抜きのお話です。

2012-05-18 | 日記

 この間、入学式があり5月の連休が明けると、中間試験が待っている。

月日の経つのは早いものです。

「時蝿は矢が好きだ。」

何のことか、お分かりですか?

ある英文を、機械式翻訳ソフトでその昔、あることわざを英訳させたときに、出てきた訳が

「時蝿は矢が好きだ。」なのです。

さて、原文はどんなことわざか、考えてみてください。

AI(アーティフィシャル・インテリジェンス)ソフトによる見事な英訳(誤訳)です。

正解は「Time flies like an arrow.」です。

「光陰矢の如し。」が原文です。

ソフトがどのように間違えたか、もうお分かりですね。

以下のお話も、その昔、実際にあったお話です。

中学生の卒業式に、英語の先生がクラスでお祝いの言葉として、黒板に以下のように書きました。

「To be to be ten made to be.」

先生「皆さんへの、お祝いの言葉です。」

だれか、訳せますか?

クラス一同、シーンとしていました。

すると、一人の男子生徒が手を挙げました。

「〇〇君。分かりましたか?」

「多分。」

「では、訳してみてください。」

「はじめは、英語の先生なので、てっきり英語かと思ったのですが。いや、まてよ、 英語ではないかも知れないと思い、色々考えました。」

「それで、どういう意味か、分かりましたか?」

「はい。おそらく『飛べ、飛べ、点まで、飛べ』ではないかと思います。」

「正解!」

「先生の、はなむけの言葉なので、何か我々をはげます言葉だろうと思い、他に読み方が無いかと。ローマ字式に読んでみたら「とべ、とべ、てん、まで、とべ」と読めました。」

「人間には、思い込みがあって、てっきり英語かと大半の人が思ったはずです。いやまてよ、それは思い込みかも知れないと、他の読み方を考えなさい。」

「中学生ではなく、小学生になったつもりで読んでみました。あ、そうか、ローマ字かも知れない。とふと思い、読んでみたら、その通りだったのです。」

「皆さん、今後の人生で、何事も思い込まないことです。常に柔軟な姿勢を忘れてはいけません。そして、より高く、飛躍してください。」

一同「ハーイ」

 

いまから40年近くも前のお話です。

文中の少年は私(マリオ)です。英語の担任はY先生でした。

 


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東京出版 一対一の演習シリーズに新課程対応の新訂版発売中。数学Ⅰ、数学A

2012-05-11 | 大学受験用参考書

この4月に、東京出版から、表題の2冊が発売されました。新課程に対応したもので、定評あるシリーズであり、大学受験生なら手元に是非置いておきたい、参考書です。

 


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大学、大学院以上の教育機関の総称を高等教育機関といいます。

2012-05-10 | 高等教育機関

今後、高等教育機関では何が進行しているかについてのコラムを随時、記事としてUPしますので、お楽しみください。

「東大の秋入学」について、今議論されています。

前段階の、高校以下の教育機関との兼ね合いもあり、微妙な問題をはらんでいます。

留学生の獲得とその逆の、留学生の送り出し、双方を増加させようとする意図もあります。

高等教育機関として、如何に多くの留学生を獲得したかは、その機関の評価に繋がります。

各種大学評価ランキングにおいて、ジリジリとランクを下げつつある現状に対して、その打開策を考えてのことでしょう。

「大山鳴動して鼠一匹」といったことがオチかもしれませんが、議論する価値は大いにありそうです。

あなたはどう思いますか?「東大の秋入学について」

 


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ゴールデン・ウィークの真っ只中。今日から5月(皐)。事故にご注意を!

2012-05-01 | 日記

4月に新年度がはじまり、丁度1ヶ月。新しい環境にもなれた頃。こうした時期に、ともすると、事故が発生しやすい。慣れは「狎れ」に繋がります。くれぐれも、ご注意を。

機能集団には、「慣れ」は禁物です。お互い気心が通じている気安さが「事故」を招きます。

緊張感を欠くと、やはり「事故」につながります。

適度な緊張感を忘れず、事に望みたいものです。

ゴールデンウィークがあけると、中間試験が待っています。

気を引き締めて、周到な準備を心がけてください。

「持続する志」を忘れず、精進してください。

 


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