日本数学コンクールにかつてご参加頂いた皆さん、今日は。いかがお過ごしでしょうか?29年の歴史を誇る、日本数学コンクール。今年も大会が間近に迫って参りました。コンクールの開始早々は、その問題の奇抜さから、マスコミに大きく報道されました。題して「正解のない問題」と言うスリリングなタイトルを頂戴いたしました。筆者が興味を持った題材は、ミルククラウン。何故ミルククラウンが出来るのか、その謎解きに興奮すら覚えました。参加者の有志が研究室に押し寄せ
、検討を重ねた話は有名です。そこから誕生したのが、フォローアップセミナーとしての、数理ウェーブです。
コンクールを通して、幾多の先生方、生徒諸君との新たな出逢いが有りました。愛知教育大学の太田教授からは問題作りの舞台裏をご教示頂いたり、名古屋大学大学院多元数理科学の御橋教授からは、生物の発生についての驚きの実態をお教え頂きました。問題の採点上の留意点、解答解説文の書き方については大同大学付属高校校長の服部先生(当時は岡崎高校教頭)や愛知淑徳高校数学科の樋口先生(当時は瑞陵高校)からアドバイスを頂きました。一時期、多元数理に文科省から出向の形で在籍されたマネージングプロフェッサーの高橋要さん。折に触れ、コンクールの現状についてのヒアリングが有りました。高橋さんは、文科省に一旦戻られた後、名古屋大学の事務方トップの事務局長として永く活躍されました。
コンクールはじつに多くの人に支えられて今を迎えています。勿論、多くのコンクール参加者にも支えられて参りました。
これから先の後輩達に、何らかの形でエールを送って欲しいと思います。ゲームでも、勝ち逃げは嫌われます。「ボーッとして生きてんじゃねーよ」は最近流行りのNHKチコちゃんに怒られるの決め台詞です。是非ともクラウドファンディングの趣旨をよく理解し、ご協力を願う次第です。
残り日数も後わずか。宜しく御願い致します。