小島教育研究所

教育関連ブログです。数学を筆頭に学問全般に渡る有用な情報を提供致します。
東海生、名高生、半高生に最も読まれています。

連休を前にして。

2011-04-28 | 学習一般

いよいよ、ゴールデンウィークが始まります。今年は、東日本大震災のこともあり、行楽を控える方が大いのではないかと存じます。

日頃できないことを、この機会にやってみてはどうでしょう。私はここ最近、連休になると掃除やら、身の回りの片付けやら、作業にあけくれることが多いです。学生諸君なら、課題が出題されて休み明けに提出といった方が多いのではないでしょうか。そうした場合は、速めに課題をこなすことがポイントです。限られた時間で集中して取り組むことが大切です。最近のセンター試験を見ていると、「仕事を如何に速くこなすか、その能力を見よう。」といった姿勢が感ぜられます。基本的なことを覚えて、どんどん仕事をこなせる人事を求めているようです。

ぜひ、そのへんを念頭において、日頃の学習態度を再度振り返る機会として、このゴールデンウィークはまたとないチャンスです。ぜひ有意義な日々をお過ごしください


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第22回日本数学コンクールについて。

2011-04-26 | 日本数学コンクール

今年も、日本数学コンクールが夏休み中(8月7日)に実施されます。詳細は「日本数学コンクール」で検索ください。

数学オリンピックにしろ、数学コンクールにしろ、4,5時間をかけてじっくりと問題に向かい合うことはとても大切で、貴重な体験となります。日頃は、短時間で(せいぜい4,50分)での解答が当たり前の数学の試験。腰を落ち着けて、じっくりと構えた学習の大切さを学べる数少ない機会です。

ところで、皆さん、問題作成の裏側をご存知でしょうか。結構厳しいです。問題のネタ、題材はそうそうあるものではなく、かつ考えて楽しものとなると、砂漠で金を探すようなものです。日常の業務の傍ら、題材を常に探すくらいでないと、問題は作成できません。筆者の体験からすると、表彰式(例年11月3日)当日、進行を見ながら、あるいは今年の問題の解説をしている最中に、次年度の問題の着想を得ることが多々あります。5,6年前は正解にたどりつけても2,3人とか、正解者なしのような状況でしたので、このところ、しっかりどの生徒も手が出て、それなりの作業学習が出来る題材を選んで出題するようにしています。

ようやく、コンクールのまとめができ、昨年のコンクールの参加者や各学校に配布され始めました。「シャッフルの数理」いかがでしたでしょうか。解説をしだすと、色々な解法があり、楽しいのですが、中高生に分かりやすく解説するとなると、準備が大変です。1時間にまとめるのは大変ですが、何とかまとめて、今年の「数理ウェーブ」での発表しようかと検討しております。

請う、ご期待。


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東海中学教頭、福田之徳先生亡くなる。

2011-04-25 | 日記

先週の木曜日通夜、金曜日本葬(表葬儀)に参列しました。福田先生とは新人の時代より、公私にわたり色々お世話になりました。

年齢的に近いこともあり、コンピュータ導入の時期には教務関係のお仕事で、協力したことがついこの間のことのように記憶しております。常に温厚なお人柄で、生徒指導においても、諭しを基本とした寛容の精神に満ちた指導であったと記憶します。部活動では、スキー部の顧問として30年近く指導にあたられました。筆者が一旦東海学園を辞したのち、再度お世話になり始めた10年ほど前、私の復帰をお聞きになり、「良かったら、スキー部の部活を手伝っていただけないでしょうか?」と打診がありました。教務関係のお仕事が立て込みはじめ、サブの指導者が必要だったのでしょう。あいにく、数学研究部の指導を始めt時期に重なり、スキー部の指導をお引き受けできませんでした。

 昨夏、体調を崩され、入退院を繰り返され今年の年明けに学校に復帰されたけれど、胸腺癌の進行は足早で、脳への移転が認められた。娘さんの結婚式の3月2日に出席された折には、同じ内容の話を繰り返しするところがあったり、まっすぐに歩けなくなった旨を、奥様が近しい方にお話になった。3月11日の東日本大震災の翌日、再度の入院をされたが、意識は混濁状態であったとのこと。

先生の真面目なご姿勢が目に焼きついております。自寺、誓願寺の来歴についてお聞きしたのが、つい昨日のことのように思い出されます

これまでのお導き、有難うございました。どうぞ安らかにお眠りください。 合掌。 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀部。


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マーラー交響曲全曲解説講座

2011-04-20 | 日記

この3月から始まった、NHK文化教室「マーラー交響曲全曲解説」に参加しています。4月19日が第2回目の講義です。

以下、NHKの紹介文です。

指揮者角田鋼亮が挑む!マーラー交響曲全曲解説 

講師: 指揮者 角田鋼亮

マーラー没後100年特別企画。この一年、マーラーの音楽とじっくり向き合ってみませんか。マーラーといえば、映画「ベニスに死す」に流れる交響曲第5番アダージェットが有名ですが、その他にも「復活」「巨人」「大地の歌」等の交響曲を10曲作曲しました。その音楽には、愛と死、青春、不安… 人間のあらゆる感情が深められ表現されています。今回交響曲全曲解説に挑まれる角田鋼亮氏は、ドイツで開催されたマーラー指揮コンクールで、明晰な作品解釈とそれを実現する手腕を評価され最終の6人に残るなど、マーラの音楽に深く精通した、話題の若手指揮者です。角田氏と共に、過去の名盤を聴き比べながら、マーラーの音楽の世界を旅しましょう。


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数学の段階的発展学習について。

2011-04-14 | 学習一般

学習内容レベルを設定すると以下の通りである。

1.教科書の例のレベル

2.教科書の例題レベル

3.教科書の章末レベル

4.入試の基本レベル  

5.入試の標準レベル    ◎

6.入試のやや難レベル   ◎

7.入試の難レベル

 

難関校といわれる大学であっても、5.6.あたりで勝負がついているのが現状である。

そこで、大切なのは、如何に効率良く学習するかである。

最難間といわれる、東京大学理系数学の問題でも、あくまでも基本事項の積み重ねでしかない。東大の入試問題が優れているのは、単なる暗記学習ではなく、基本事項を基に、それを用いて初見の問題に当たらせ、「問題解決能力を見る。」ところにあると言える。

基本は大事であるのは当然として、それらをどう組み合わせて、当面の問題を解決するか、その処理能力が問われるのが、東大入試問題の本質と言える。

国公立医学部合格レベルと、東大理合格レベルがほぼ等しい現在、医学部受験希望者はぜひ東大の理系問題にチャレンジしてください。きっと学習の参考になります。

東大理系の数学の問題は、東大理学部大学院数理科学研究科の先生方総力を挙げての出題と考えてよい。相手にとって不足はありません。1題1題と真剣に向かいあってください。学習の方策が見えてきます。

高校1年生の諸君は、早く基本事項を手早く学んでください。その際、学校の学習をうま利用して実力をつけること。また、「数学検定」(数検)を受験するなどして、客観的なレベルで、数学実力を養成してください。

 

 

 


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数学のコツここなりと気づいた価値は百万両

2011-04-13 | 学習一般

数学上達の秘訣を紹介します。

1.暗算をしない。全て筆算で行う。見直しのとき、筆算なら誤りを発見しやすい。

2.計算は速く、確実に行う。

3.消しゴムを使用しない。間違いはそのまま残して、赤のボールペンで訂正する。

  これを、続けると自分の犯しやすいミスが良くわかるようになる。

4.その日習ったことは、その日のうちに復習する。

5.人に説明してみる。教えることは、最高の学習です。

6.文字を書くスピードをアップする。見易い文字で、高速に書ければ、数学に限らず答案作成の時間短縮に役立つ。

7。日頃から問題を自作してみる。問題作りは、出題意図を見抜く最高の勉強方法です。

 


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数学の参考書について。

2011-04-12 | 学習一般

高校数学の参考書についての私見を述べます。

数研出版の高校数学参考書の中で今回「基礎からの数学・ワイド版シリーズ」を取り上げます。

ここ1,2年に出版された参考書であり、日常の学習から入試まで対応可能な参考書である。近年、レベルを上げつつあるセンター試験(数学)にも十分対応している。形式は各ページ見開きで、上段に例題を1題、下段に練習問題を1題と数研出版の「1対1シリーズ」を踏襲している。また赤色ページにトピック記が記載されている。(応用面で利用頻度の高い項目が選ばれている。)

既存の「基礎からの数学」(青チャート)と比較すると、総問題数が減っていること。章末問題のA、B問題がかなり精選されており、学習者の過重な負担が軽減されていることが特徴的である。

より自習書の役割が高くなったシリーズであり、実力を無理なく伸長させる価値ある参考書と言える。

当然、このシリーズを併用しながら、次のステップを目指すわけだが、それはやはり「1対1対応シリーズ」(東京出版)が現時点では最良の選択ではなかろうか。

 


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さあ新学期。頑張ろう日本。

2011-04-11 | 日記

東日本大震災から丁度一月がたちました。被災地の復興はまだまだこれからだと思います。なくなられた方々の人数はマスコミ報道によると3万人弱とのこと。しかし、海外メディアによると、全滅の集落があり、約10万人の方が亡くなっているのではとの報道もあります。

家族から、捜索願の出ていない人と、死亡が確認された人の合計は確かに、3万名弱であろうyが、家族、一族全員が被害にあっていると、だれも捜索願は出せません。壊滅的な被害を受けて、いまだ捜索すらされていない地域がまだまだあるのです。

また、津波により外洋はるか100Kmから200Kmまで運ばれてしまい、救出されなかった人々も多いと思います。

さらに、原発事故による、放射能被害もまだまだ予断を許しません。セシウム137の半減期が30年と言う長さにもっと留意すべきです。体内に残留すると、体内被曝を受け続けることになります。大切なことは、正確な情報を的確に流すことです。

 


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いよいよ新学期です。

2011-04-07 | 日記

新学期の始まりです。新たな出会いの季節です。私事で恐縮ですが、勤務先が変わりました。再度、高校生を担当します。

また、今年度から、数学全般の学習に役立つ情報をアップいたします。皆様の参考になれば幸いです。

 さて、本年度最初の記事は、このブログの件について。

昨日、新たな勤務校の関係者から

「先生、〇〇予備校の××先生のこと、ご存知ですか?」と質問されました。

「なぜですか?」とお尋ねすると

「△△高校の数学の◇◇先生でいらっしゃいましたですね。実は私、うちの息子と一緒に、先生のブログを拝見いたしておりました。」

「それは、有難うございました。昨年はさぼり気味でしたが、今年はまた、新たな気持ちで臨みます。」

さあ、どこまで記事が書けるか、お楽しみに。

では、また。

 


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