2025年以降の大学入学共通テストについて、萩生田文部科学大臣は30日の会見で、英語の民間試験の活用や、記述式問題の導入を断念することを正式に表明しました。
萩生田文科相「記述式問題の出題および英語成績提供システムに係る方針を定めた、大学入学共通テスト実施方針は廃止をいたします」
英語の民間試験活用と記述式問題をめぐっては、「入試改革」の柱の1つとして、今年1月からはじまった大学入学共通テストで導入される予定でした。
しかし、英語の民間試験活用は、居住地域や家庭の経済状況により受験機会に格差がうまれること、記述式問題は、公正な採点が難しいことから、見送りが決まり、その後、文科省の有識者会議も「実現は困難」と結論づける提言をまとめていました。
一方で、萩生田大臣は、「記述式で表現力や主体性などを判断することや、英語4技能をしっかり身につけていくことの重要性を否定するものではない」と述べ、大学の個別入試で活用すべきとの考えを示しました。
また、新学習指導要領に対応するため、共通テストを、現在の6教科30科目から、「情報」を新設した7教科21科目に再編することも発表されました。
萩生田文科相「記述式問題の出題および英語成績提供システムに係る方針を定めた、大学入学共通テスト実施方針は廃止をいたします」
英語の民間試験活用と記述式問題をめぐっては、「入試改革」の柱の1つとして、今年1月からはじまった大学入学共通テストで導入される予定でした。
しかし、英語の民間試験活用は、居住地域や家庭の経済状況により受験機会に格差がうまれること、記述式問題は、公正な採点が難しいことから、見送りが決まり、その後、文科省の有識者会議も「実現は困難」と結論づける提言をまとめていました。
一方で、萩生田大臣は、「記述式で表現力や主体性などを判断することや、英語4技能をしっかり身につけていくことの重要性を否定するものではない」と述べ、大学の個別入試で活用すべきとの考えを示しました。
また、新学習指導要領に対応するため、共通テストを、現在の6教科30科目から、「情報」を新設した7教科21科目に再編することも発表されました。