小島教育研究所

教育関連ブログです。数学を筆頭に学問全般に渡る有用な情報を提供致します。
東海生、名高生、半高生に最も読まれています。

有名人の死。(児玉清氏亡くなる。)

2011-05-31 | 日記

司会者、俳優、書評家として有名な児玉清氏が先日亡くなられた。アタック25は日曜の平和な午後にふさわしい番組だった。最近でも、アンコール番組が再放送されている。(NHK大河「竜馬伝第7回遥かなるニューヨーク」)

なくなったあともその死を惜しむ声が絶えないのは、一重に氏の人柄の成せる技と言える。娘さんを癌で亡くしたことが影響してか、多くの女優さんから父と慕われるほど、周囲への配慮が自然に出来る方であった。その生き方がとてもダンディーで、男性からの支援支持が得られたことが人気の秘密であったのではと思います。週間ブックレビューはたまにしか拝見できなかったけれど、視聴するたびに思わず聞き入ることがたびたびありました。

あまり知られていないところでは、ラジオの人生相談での優しい人柄が忘れられません。(加藤諦三さんの番組その他)

児玉清さん、有難うございました。あなたのように立派な紳士になれるよう、少しでも努力をいたします。どうぞ安らかにお休みください。

 


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学習一般について。何のための学習か。

2011-05-20 | 学習一般

目的もなく、学習することはあまりない。何かを達成するために学ばねばならぬことがあれば、積極的に学ばねばならない。

大学入試でも、大切なのは目的意識だと思う。自分の将来を見据えて、必要な学力をつける必要がある。ただ漫然と、大学入試に必要だからと、無目的に学習してはならない。社会情勢は時々刻々と変わる。それを考慮に入れつつ自分としての選択をしなければならない。

今からかれこれ30数年前のこと、将来を考えたとき、資源小国日本の将来を救うものとして核融合発電が取りざたされたことがある。私はそのとき、「まてよ、この先3、40年で核融合発電が実用化されるとは思われない。この方面の研究は大事だが、自分の目の黒いうちに実際に核融合発電が原発にとって変わることはまずなかろう。」と考えた。現実はまさにその通りとなった。

自分のやりたいことは何かを常に意識することが大切です。

 


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フィールズ賞とガウス賞

2011-05-18 | 日記

4年に1回開催されるICM(国際数学者会議)の席上表彰されるフィールズ賞。2006年度からはガウス賞が制定され、晴れの第1回受賞者は、日本の伊藤清先生であった。さて、2010年のインドにおけるICM。ガウス賞を受賞したのはフランスのYves Meyer氏であった。雑誌、数学セミナー1月号にはフィールズ賞受賞の4名については記事が掲載されているが、なぜかガウス賞については、記事がない。Wikipediaにも、受賞きじがあるだけで、過去の業績についてはなにもふれていない。Princeton大学のDaubechies女子による記事、フランス、ルモンド紙による記事、で扱われているが、業績の紹介記事がいたって少ない。その方面の碩学の先生方(例えば、東大の新井教授、京大RIMSの山田教授)などに依頼すれば詳細な記事が期待できると思う。ここでは、筆者の知る限りの業績をのべる。

氏は、調和解析の分野の造詣がふかく、あたらしい解析分野のWaveletの数学的な理論づけを行った。このWaveletが応用方面で活用され、「実生活における数学の有用性を著しくはたした。」ことが評価対象となり、今回のガウス賞受賞の運びとなった。

なお、Meyer氏のWavelet関連の書籍ではHelman社からOndelet(フランス語のWavelet)Ⅰ、Ⅱが出版されている。この本は、Cambridge Univ.Pressから英訳されている。(3分冊)これを読むと、調和解析の枠内の理論で綺麗に基礎付けていることが良分かる。

(名著であるので、邦訳されることを望みます。)

 


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究極の受験勉強とは?

2011-05-13 | 大学受験

大学入試に関する一考察。

 大学入試を冷静に見つめなおそう。なぜ大学は、入学者に試験を課すのか。答えは、明らかに、「大学入学を許可するに足る人間を入学させたい。」であろう。事実、入試問題を仔細に調べると、この問題が理解でき、解答できる人材が欲しいのだと言うメッセージが読み取れる。そのメッセージが確実に読み取れ、十分に下準備をした学生が入学の運びとなる。「当たり前のことを言うな。」といった声がすぐにでも聞こえてきそうだ。しかし、本当に当たり前だろうか。実は、このあたりを本当に理解した人間が確実に合格している事実をあなたはご存知ですか。

 大学人が望む受験生、合格させる受験生は「大学教育を受けるにさいして、十分な資質を身につけた学生であること。」が必要かつ十分な条件なのです。

文献を読み解く能力、必要な計算を実行できること。現象を整理して、把握、理解できること。大学によって、細部は異なれど、大筋は以上の通りであろう。

そのための基礎科目が、国語であり、数学であり、英語なのです。そのために日頃から、こうした基礎科目を重視した学習を心がけて欲しいと思います。

受験生の方は、今一度ご自身の学習を振り返ってみてください。果たして、今のこの勉強が大学入学後にも役立ちそうなのか、あるいは、入学試験に勝つためだけの勉強なのか、その見極めが問われているのです。見極めが出来た人が来春の栄冠を勝ち取れるのです。さあ、頑張って。

 


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連休は終わったけれど。

2011-05-10 | 日記

長い連休もようやく終わりました。休みボケをしている暇はありません。

このところ、原発に関するニュースで持ちきりです。浜岡原発の停止を総理の判断で要請し、中部電力がそれに答えるという、かつてない展開をみせています。チェルノブイリ原発事故がここえきて取り上げられています。もう15年位前になりますが、チェルノブイリ原発事故の被害者の子供たち(ベラルーシ)が来日したことがあります。原爆体験国の日本に放射能汚染のために治療にやってきた子供達と会う機会がありました。ぱっと見は普通の子供と変わりないのですが、白血病を発症していたり、甲状腺異常を来たしていたりと、厳しい現実下にある子供達でした。それが、まさかこの日本で、チェルノブイリを上回る規模の原発事故が発生しようとは、当時だれも想像だにしませんでした。この件については、後日検討したいとおもいます。

 


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