小島教育研究所

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アルゴリズムの学習方法について。

2024-09-21 | コンピュータよもやま話
アルゴリズムの学び方は、目標や学習スタイルによって異なりますが、いくつかの効果的な方法があります。

基礎を固める

* 数学の理解: アルゴリズムは数学的な概念に基づいていることが多いので、基礎的な数学(特に離散数学、線形代数、確率統計)を理解しておくと役立ちます。
* プログラミング: アルゴリズムを実装して理解を深めるためには、プログラミングスキルが必要です。Python、Java、C++などの言語が一般的です。
* データ構造: アルゴリズムと密接に関連しているデータ構造(配列、連結リスト、スタック、キュー、木、グラフなど)についても学ぶ必要があります。

学習リソース

* オンラインコース: Coursera、Udemy、edXなどのプラットフォームで、アルゴリズムに関する様々なオンラインコースがあります。
* 書籍: アルゴリズムの入門書から専門書まで、多くの書籍が出版されています。
* ウェブサイト: アルゴリズムに関する解説や問題演習を提供するウェブサイトがあります。
実践的な学習
* 問題演習: アルゴリズムの問題を解くことで、理解を深め、応用力を養うことができます。オンラインジャッジシステム(LeetCode、HackerRankなど)を利用すると、問題を解いて提出することができます。
* プロジェクト: アルゴリズムを使って何かを作ることで、実践的なスキルを身につけることができます。
* 競技プログラミング: 競技プログラミングに参加することで、問題解決能力を高め、他のプログラマーと交流することができます。

その他

* 継続的な学習: アルゴリズムの学習は継続的なプロセスです。常に新しいアルゴリズムや技術を学び続けることが重要です。
* コミュニティ: アルゴリズムに関するコミュニティに参加することで、他の学習者と交流し、情報交換することができます。
具体的なステップ
* 目標設定: アルゴリズムを学ぶ目的を明確にする(例:プログラミング能力向上、競技プログラミング参加、特定分野への応用など)。
* 学習計画: 目標に合わせて、学習リソースを選び、学習計画を立てる。
* 基礎学習: 数学、プログラミング、データ構造の基礎を固める。
* 実践的な学習: 問題演習、プロジェクト、競技プログラミングなどを通して、アルゴリズムの理解を深める。
* 継続的な学習: 新しいアルゴリズムや技術を学び続ける。

最後に

アルゴリズムの学習は、最初は難しいと感じるかもしれませんが、諦めずに継続することが重要です。焦らずに、自分のペースで学習を進めていきましょう。



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Git-Hubの使い方を体系的に解説。

2024-09-19 | コンピュータよもやま話
GitHubの使い方:体系的解説

GitHubは、Gitを用いたバージョン管理システムと、それを利用したソーシャルコーディングプラットフォームです。
プロジェクトのソースコードをホスティングし、共同開発を円滑に進めるための様々な機能を提供します。

1. 基本概念

* リポジトリ: プロジェクトのファイルや変更履歴をまとめて管理する場所。
* コミット: ファイルの変更内容を記録する単位。
* ブランチ: 開発ラインを分岐させ、並行作業を可能にする仕組み。
* プルリクエスト: ブランチの変更をメインラインに統合するよう提案する機能。
* マージ: ブランチの変更をメインラインに取り込む操作。

2. 基本的な使い方

* アカウント作成: GitHubのウェブサイトでアカウントを作成します。
* リポジトリ作成: 新規プロジェクトを開始する場合は、リポジトリを作成します。既存のプロジェクトに参加する場合は、そのリポジトリをフォーク(コピー)します。
* Gitのインストール: ローカルマシンにGitをインストールします。
* ローカルリポジトリ作成: ローカルマシンに作業用のディレクトリを作成し、git initコマンドでGitリポジトリとして初期化します。
* ファイルの追加とコミット: ファイルを作成・編集し、git addコマンドでステージングエリアに追加、git commitコマンドでローカルリポジトリに変更を記録します。
* リモートリポジトリとの連携: git remote add origin [リモートリポジトリのURL]コマンドでリモートリポジトリと連携します。
* プッシュ: git push origin mainコマンドでローカルリポジトリの変更をリモートリポジトリに反映します。
* プル: git pull origin mainコマンドでリモートリポジトリの変更をローカルリポジトリに反映します。
* ブランチの作成と切り替え: git branch [ブランチ名]コマンドでブランチを作成、git checkout [ブランチ名]コマンドでブランチを切り替えます。
* プルリクエストの作成: ブランチの変更をメインラインに統合したい場合は、プルリクエストを作成します。
* コードレビューとマージ: プルリクエストに対してコードレビューを行い、問題なければマージします。

3. 応用的な使い方

* Issue: プロジェクトの課題やバグを管理するための機能。
* Wiki: プロジェクトのドキュメントを作成・共有するための機能。
* GitHub Actions: CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)を実現するための機能。
* GitHub Pages: 静的ウェブサイトをホスティングするための機能。

4. コマンド例

* git clone [リモートリポジトリのURL]: リモートリポジトリをローカルに複製
* git status: 変更されたファイルの状態を確認
* git diff: 変更内容の詳細を確認
* git log: コミット履歴を確認
* git branch -d [ブランチ名]: ブランチを削除
5. 注意点
* .gitignore: バージョン管理したくないファイルを指定するファイル。
* コミットメッセージ: 変更内容を簡潔に説明するメッセージを記述する。
* コンフリクト: 同じファイルを同時に編集した場合に発生する競合。手動で解決する必要がある。

GitHubを使いこなすことで、効率的な開発ワークフローを構築し、チームでの共同作業を円滑に進めることができます。

更に詳しい情報は、GitHub公式ドキュメントや各種チュートリアルを参照してください。



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Windows10のサポート終了。自分のPCをChromebook化する方法。

2024-09-19 | コンピュータよもやま話
Windows 10 のサポート終了に伴い、PCをChromebook化する方法は、主に「ChromeOS Flex」のインストールです。

ChromeOS Flexとは
Googleが提供する、古いPCをChromebookのように使えるようにするOSです。軽量で起動が速く、セキュリティも強固なのが特徴です。

ChromeOS Flex導入の手順
* 事前準備:
* 8GB以上のUSBメモリを用意
* PCがChromeOS Flexのシステム要件を満たしているか確認(公式サイトで確認可能)
* 大切なデータはバックアップを取っておく
* ChromeOS Flexインストール用USBメモリを作成:
* ChromeブラウザでChrome ウェブストアにアクセスし、「Chromebook リカバリ ユーティリティ」拡張機能を追加
* 拡張機能を起動し、画面の指示に従ってChromeOS Flexインストール用USBメモリを作成
* ChromeOS Flexをインストール:
* 作成したUSBメモリをPCに挿入し、PCを再起動

* 起動時にBIOS設定画面に入り、起動ドライブをUSBメモリに設定

* 画面の指示に従ってChromeOS Flexをインストール

注意点:
* ChromeOS Flexをインストールすると、PC内の既存データは全て消去されます。必ずバックアップを取ってください。
* 一部のPCでは、ChromeOS Flexが正常に動作しない場合があります。
* ChromeOS Flexは、Windows 10の完全な代替ではありません。一部のWindowsアプリケーションは使用できなくなります。

その他:
* Windows 11へのアップグレードも検討できますが、PCがシステム要件を満たしている必要があります。

* 新しいPCへの買い替えも選択肢の一つです。

なお、上記作業はご自身の責任のもとに行ってください。結果については、保証の限りではありません。悪しからずご了承ください。



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データサイエンティストになるには? Geminiに聴いてみました。

2024-09-19 | コンピュータよもやま話
データサイエンティストになるには、いくつかの道筋があります。

1. 大学や専門学校で学ぶ
* 情報工学、統計学、数学などを専攻し、データ分析に必要な基礎知識を習得します。
* Python、R言語などのプログラミング言語のスキルを磨きます。
* 機械学習、深層学習などの高度な分析手法を学びます。
* データ分析に関する研究やプロジェクトに参加し、実践的な経験を積みます。

2. 関連分野からキャリアチェンジする
* エンジニア、マーケター、コンサルタントなど、データ分析に関わる業務経験を活かしてキャリアチェンジする方法もあります。
* データ分析に必要なスキルを独学やオンラインコースなどで補強します。
* データ分析プロジェクトに参加し、実績を積みます。
* データサイエンティストの求人に積極的に応募し、キャリアアップを目指します。

3. 未経験から挑戦する
* プログラミング、統計学、数学などの基礎知識を独学やオンラインコースなどで習得します。
* データ分析コンペティションに参加し、スキルを磨きます。
* ポートフォリオを作成し、自分のスキルや実績をアピールします。
* データサイエンティストのインターンシップに参加し、実務経験を積みます。
データサイエンティストに必要なスキル
* プログラミングスキル: Python、R言語などを使いこなせる能力が必要です。
* 統計学・数学の知識: データ分析の基礎となる知識が必要です。
* 分析ツールのスキル: SQL、Tableau、Power BIなどを使いこなせる能力が必要です。
* コミュニケーションスキル: 分析結果を分かりやすく説明できる能力が必要です。
* 問題解決能力: 複雑な問題を分析し、解決策を提案できる能力が必要です。
* ビジネス理解: 分析結果をビジネスに活かせる視点が必要です。

その他
* 資格: 必須ではありませんが、統計検定やデータサイエンティスト検定などの資格を取得することで、スキルを証明できます。
* 情報収集: 最新の技術やトレンドを常に把握しておくことが重要です。
* 英語力: 海外の論文や文献を読むために、英語力があると役立ちます。

データサイエンティストになるには、継続的な学習と努力が必要です。 しかし、データ分析は今後ますます需要が高まる分野であり、やりがいのある仕事です。 ぜひ、挑戦してみてください。




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文科省が推進しているデータサイエンス教育のリテラシーレベルと応用基礎レベルについて。

2024-09-19 | コンピュータよもやま話
文科省が推進しているデータサイエンス教育のレベルと修了認定について
文部科学省は、**「数理・データサイエンス・AI」教育プログラム認定制度(MDASH)を通じて、データサイエンス教育を推進しています。この制度では、教育レベルを「リテラシーレベル」と「応用基礎レベル」**の2段階に分けています。

1. リテラシーレベル
* 対象: 全ての学生・社会人
* 目標: データサイエンスの基礎知識・スキルの習得、データに基づいた論理的思考力の育成
* 内容: 統計学の基礎、データ収集・分析・可視化の基本、AIの基礎知識など
* 修了認定: 各大学・教育機関が独自に設定。一般的には、所定の科目の単位取得や試験合格などが条件となります。

2. 応用基礎レベル
* 対象: 理工系学部生を中心に、データサイエンスを専門的に学びたい学生・社会人
* 目標: データサイエンスの実践的な知識・スキルの習得、問題解決能力の育成
* 内容: より高度な統計学、機械学習、深層学習、データサイエンス倫理など
* 修了認定: 各大学・教育機関が独自に設定。一般的には、より高度な科目の単位取得、研究発表、卒業論文などが条件となります。

まとめ
* 文科省は、データサイエンス教育を2つのレベルに分けて推進しています。
* リテラシーレベルは、全ての学生・社会人を対象とした基礎レベルです。
* 応用基礎レベルは、より専門的に学びたい学生・社会人を対象とした発展レベルです。
* 修了認定方法は、各大学・教育機関によって異なります。

その他
* MDASH制度では、上記2つのレベルに加えて、**「高度専門レベル」**も設定されています。これは、大学院レベルの教育を想定したものです。
* 各教育機関の具体的な教育内容や修了認定方法は、MDASHの公式サイトなどで確認できます。
参考資料
* 数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(MDASH)


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第2期GIGAスクール構想において、変わった点はありますか?

2024-09-19 | コンピュータよもやま話
第2期GIGAスクール構想において、いくつか変わった点があります。

* 端末の更新・入れ替え: 第1期では端末の整備が中心でしたが、第2期では老朽化した端末の更新・入れ替えが主な目的となります。

* クラウドの活用: 第2期では、クラウドサービスの活用をさらに推進し、教育データの利活用や校務の効率化を図ります。

* 校務支援システムの標準化: 校務支援システムの標準化を進め、学校間の連携やデータ共有を促進します。

* デジタル教科書の普及: デジタル教科書の普及を加速させ、多様な学習ニーズに対応できる環境を整備します。

各自治体単位での機材購入については、第2期GIGAスクール構想においても、国からの具体的な共同購入の指示は出ていません。
しかし、各自治体での調達に加え、都道府県単位での広域共同調達を推進する方針が示されています。これは、各自治体が個別に調達するよりも、まとまって調達することで、コスト削減や効率的な整備につながることが期待されているためです。


したがって、国からの直接的な共同購入の指示はないものの、広域共同調達を推進する方針があることから、各自治体がまとまって機材を購入する動きは今後さらに活発化していく可能性があります。

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AIソフトは、メモリーイーター!

2024-09-18 | コンピュータよもやま話
メモリー容量に気をつけないと、PDFファイルの表示がなくなります。
ChromeOSでGeminiの他に、AcrobatReaderで2つのPDFファイルを開けていたら、一方が無表示となってしまいました。メモリー管理機能の優れたChromeOSでも、Geminiのメモリーイーターぶりは、管理外のようです。
Windows10の終了が間近に迫っている現在、PCのChromeBook化を真剣に検討し始めました。しかし、ChromeOS自体どこまでも信頼に足るかも早急に判断せねばならない状況です。
時間が切迫しています。



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IBMは汎用大型機とセキュリティーを売る会社です。では、コンピュータを売る前には、何を売る会社でしたか?

2024-09-18 | コンピュータよもやま話
今は亡き、日本IBM初代社長の椎名武雄さんから聞いたお話。
椎名さんが、IBM本社に研修に訪れた時、トム・ワトソンから受けた質問が面白い。
「現在我が社はコンピュータを開発、販売する会社だが、それ以前は何を販売する会社だったか、君知ってるかね?」
「存じ上げません。」
「IBMの創立当初は、ひき肉を製造する機械を作って、販売していた。」
「そうでしたか。」
「君に教えたかったのは、過去のことではなく、未来のことだ。これから先、しばらくはコンピュータを製造販売する会社だろうが、未来永劫そうとは限らない。」
「はい、そうですね。」
「はるばる東洋の国から研修に来てくれた君に、IBMはお客様に満足を売る会社であることを教えたかった。100年後、何を売る会社か今から楽しみだ。そう思はないかい?」
「ご尤も。」
「社長室のドアはいつも開いている。気のついた点や質問があれば、いつでも来なさい。」
この最後の言葉が、椎名さんの後年のポリシーである、オープン・ドアポリシーにつながる。

大学の大先輩からお聞きした、貴重なお話でした。


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SAKANA AI の会社概要。「The AI Scientist」(論文作成から査読迄扱うAIシステム)の驚愕!

2024-09-15 | コンピュータよもやま話
SAKANA AI 会社概要
SAKANA AIは、革新的な生成AIモデルの開発を手がける日本のスタートアップ企業です。2023年7月に設立され、本社は東京にあります。

特徴

少数精鋭: Google Brain出身の研究者であるLlion Jones氏とDavid Ha氏によって設立され、設立1年で従業員数は約30名と少数精鋭ながら、高度な技術力を誇ります。
革新的なAI開発アプローチ: 「魚の群れ」から着想を得て、複数の小規模なAIモデルを組み合わせることで、大規模なAIモデルに匹敵する性能を実現することを目指しています。このアプローチにより、開発期間の短縮や効率的なリソース活用が可能となります。
日本語に強い大規模言語モデル: 日本語に特化した大規模言語モデルの開発に成功しており、日本語での高度な文章生成や質問応答が可能です。
急成長: 設立から1年足らずで、NVIDIAやCoatue、Lux Capitalなどから約45億円を調達し、企業価値は10億ドルを超えるユニコーン企業へと急成長を遂げています。
今後の展望

SAKANA AIは、今後も革新的なAIモデルの開発を通じて、様々な分野における課題解決や新たな価値創造に貢献していくことが期待されています。特に、日本語に特化したAI開発におけるリーディングカンパニーとしての活躍が注目されています。

参考情報

設立: 2023年7月
本社: 東京都
代表者: CEO David Ha、CTO Llion Jones
従業員数: 約30名 (2023年12月時点)
主な事業: 生成AIモデルの開発
調達額: 約45億円 (2024年1月時点)
企業価値: 10億ドル以上 (2024年6月時点)
キーワード

生成AI
大規模言語モデル
日本語AI
ユニコーン企業
急成長スタートアップ
最新情報については、SAKANA AIの公式サイトやプレスリリースをご確認ください。


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Google ハルシネーション対策用にDataGemmaをリリース。

2024-09-15 | コンピュータよもやま話
AIの潜在的なネックであるハルシネーション。
それを回避する手立てが早急に望まれている。
今回、Googleは、高度に信頼性があるDstaCommonsを構築し、2つのリトリーバル方式により、効率の良いハルシネーション対策システムGenmmaをリリースした。近い将来、このGenmmaはGeminiと統合されると言う。これで、AI技術が一歩(万歩?)前進した。


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