小島教育研究所

教育関連ブログです。数学を筆頭に学問全般に渡る有用な情報を提供致します。
東海生、名高生、半高生に最も読まれています。

夏休みも残りわずか。

2010-08-23 | 日記
 長かった夏休みもいよいよ残すところ1週間です。勉強は計画通りに進みましたか。気をj引き締めて頑張ろう。
課題を早めに済ませて、少しでも自身の学習を進めよう。
 高校3年生の諸君は、これからが正念場です。主要予備校の模試を受けた方は、その出来如何もさることながら、出来なかった問題を徹底的に分析しして、本番入試に備えよう。今まで受けて来た模試の総復習を行うことが大切です。また科目毎の不得意分野を重点的に学習しなおすこともまた必要となります。常に基礎固め、センター試験、二次試験対策をバランスよく行って下さい。浪人生の方は、前年度入試を振り返り、対策を十分練ってください。
失敗を糧として、同じ轍を踏まぬことが大事です。

「栄冠は君に輝く」を実現すべく、日々努力を惜しまないことです。
興南高校野球部のみなさん、沖縄県民のみなさん。優勝おめでとうございます。

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大学入試数学問題のDNA

2010-08-13 | 大学受験
 大学入試の数学問題を見ると、大学ごとの傾向が伺えます。どの大学も趣向を凝らして、作問しています。仕事柄、入試問題を検討することが多々あります。その場合、問題の題材は異なっても、根底で出題者が受験生に望む基礎知識、基本事項、基本概念は毎年あまり変化していないことに気付きます。これを私は、「数学問題DNA」と名付けます。難関大学と言われる学校でも、この傾向は顕著です。目先、小手先の問題に左右されるのではなく、「数学問題の何がDNAなのか」を意識して勉強すれば、数学問題DNAはその姿を現します。


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第21回日本数学コンクール無事終了。

2010-08-10 | 日本数学コンクール
 恒例の日本数学コンクールが終わると立秋。暑さも少し和らいで来ました。参加下さった生徒の皆さん、お疲れ様でした。スタッフの皆様ご苦労様でした。まだまだ採点、評価作業が有り、11月3日表彰式まで気が抜けません。

 夏の一日、数学の問題に真剣に取り組んだこの経験が、参加者の生徒諸君の将来の糧となることを切に希望いたします。遠方からの参加の方も何名かあり、会場の設営を検討せねばならぬことも今後の課題です。時、まさに高校野球は甲子園大会。この日本数学コンクールが良い意味での数学甲子園になればと次の10年に向けて祈念する次第です。

 わざわざ、遠方から参加された親子連れ。お母さんが息子さんにかけた言葉が印象的でした。「コンクール、十分楽しんでいらっしゃいよ!」この言葉はこれまでの日本数学コンクールの問題傾向を如実に表しています。「頑張る」のではなく「楽しむ」ことに日本数学コンクールの性格が良く現れています。

 また、学校単位で参加下さったケースもあり、引率に当たられた先生方、誠にありがとうございました。

 最後に、主催者の名古屋大学の教職員の方々並びに、愛知、岐阜、三重、大坂の数学研究会の先生方(現職、OB)、ご後援頂いているNHK名古屋、中日新聞はじめマスコミ関係の方々など、多くの方々の協力があり、無事8月8日のコンクール大会が終了いたしました。

 コンクールの開始当初より、その紹介に協力頂いた東京出版発行雑誌「大学への数学(8月号)」編集後記に、日本数学コンクール出題者のお一人として活躍される大沢健夫名古屋大学大学院多元数理研究科教授の近著「寄り道の多い数学」(岩波書店刊行)が紹介されています。編集長もかつて日本数学コンクールの受験者であったことが分かり、大数が一気に身近に感じられるものとなりました。是非ご一読下さい。

 さあ、次は論文賞。みんな「頑張って!」ではなく「大いに問題を楽しんで!」下さい。

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8月8日は第21回日本数学コンクール。

2010-08-06 | 日本数学コンクール
 この夏、何か記念になるイベント参加を考えている君に。

 「数学の問題を考えるのって、結構楽しい。」という言葉が毎年聞かれる、第21回日本数学コンクールが8月8日(日曜日)に名古屋大学他で実施されます。詳細は「日本数学コンクール」とweb検索下さい。
 日本数学コンクールも昨年20周年をむかえました。次の10年の初めの一歩の年。
 「心頭滅却すれば、数学の問題も楽し。」
 あなたも是非参加を!

 ※当日参加も可能とのこと。受付を少し早めにお受けください。
  参加費用は一人1,000円です。

追伸:大学入試における推薦入学、AO入学の条件として、この「日本数学コンクール受賞経験」が極めて有効であることを申し添えます。

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大学受験における逆転の発想

2010-08-03 | 大学受験
 大学受験合格には、各科目で得点を積み重ねる必要があります。受験生サイドからすると、如何にハイスコアをたたき出すかが大切であり、最大の関心事となります。しかし、発想を逆転しよう。つまり大学側、先生側の論理はどうなっているかを推察しよう。

 以下、大学側の論理(推察による)

「まともな文書、レポートが書ける国語力は入学前に身に付けていて欲しいな。」
「物理、化学などの分野で必要な数学力を身に付けた上で、大学に来て欲しいな。」
「大学の数学につながる、微積分、線形台数(ベクトル、行列)の基本はしっかり身に付け て大学に入学して欲しいな。」
「文献を調べるために、色々な時代の文章を自在に読める英語力を身に付けて欲しいな。」
「聞く、話すがことさら強調さfれる英語教育だが、インターネットの時代になればなるほ ど、読み、書き能力が重視されることを知って欲しいな。」
「人間の感性は時代とともにそれほど変わってはいないことを、古文、漢文を通して学ん  で欲しいな。」
「単純に知識を丸呑みするのではなく、基礎知識をもとに問題をどのように解きほぐすかを 学んで欲しいな。」
「ことさら速さを追究するばかりでなく、じっくり考える癖も身に付けて欲しいな。」

 今年の大学入試(特に東大合格者)を見ていてつくづく思うのは、数学コンクール、数学オリンピックに強い人、活躍した人が実力を発揮しているということです。

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