小島教育研究所

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アルジェリアテロ事件から得る教訓。

2013-01-28 | 日記
テロにより、お亡くなりになられた方々のご冥福を、お祈りいたします。

テロに遭遇した場合を想定すると、

1.決して指示に従わない。連行されない。
  (身の安全を確保する。ひたすら隠れる。)
2.日ごろから現地スタッフを大切にする。
  (いざというとき、助けてくれるのは地元の人々。
   普段からの付き合いを大切にする。)

今回の、アルジェリア・テロは、初めから日本人その他「外人」をターゲットにしていた。日本人で助かった人々の証言として、アルジェリア人スタッフがターバンを巻いてくれて、人垣を作り、自分を隠してくれ、災難をさけた由が報告されている。

テロリストの要求は「フランス軍のマリからの撤退。」とされている。しかし、他の要求については、余り触れられていなかった。それは、当然、身代金要求だった。
また、日本人をターゲットとしたテロであったことは、日揮最高顧問のプラント施設訪問時を狙った犯行からも明らかだ。16日の事件発生、19日は日揮社長の現地入り。日揮および日本政府はその身代金を支払った(?)。その証拠に、テロリストの一人が身柄を拘束されたが、武器および28万ドルを所持していたという。が、しかし、テロリストは「人質を車に乗せ、自分達の盾として、アルジェリア軍のヘリコプターによる銃撃戦で死なせてしまった。」のだ。
いづれにせよ、危機管理の対応いかんによって、人命が左右される厳粛な事実を目の当たりにした。

日本人の殺害を防げなかったものだろうか。後味の悪さを残す事件である。




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