普段は見ない朝ドラ。何故だか、今年の上半期、「あまちゃん」は面白い。
音楽も軽快で、「天国と地獄」のパクリ?と思わせるほどの出来栄えです。甲子園のブラスバンドの応援に早速使われていました。
小泉今日子さんや薬師丸ひろ子さんといった、往年のアイドルが出演。中高年の方々も、そして主人公が高校生であったことから、中高生まで幅広い人気を博しているようです。劇中歌の「潮騒のメモリー」(天野春子→小泉今日子)は早くも人気急上昇といいます。1980年代から1990年代のアイドル全盛時代の歌詞をもじった歌ですが、小泉さんの歌声がなんともせつなくてgoodです。今年の紅白歌合戦の出場はこれで決まりです。
宮藤官九郎さんの脚本が面白いのは、夏ばっぱを演ずる宮本信子さんの影響力があるように思います。宮本さんは、故伊丹十三監督の奥様でした。ついでに、宮本さんは、地元愛知淑徳高校ご出身です。(念のため)「あまちゃん」全体の面白さは、十三監督の映画の面白さに通じるところがあります。「マルサの女」「お葬式」などの面白さをご存知の方は理解出来るのではないでしょか。