印象深かったのは、
1.国連難民弁務官だった、緒方貞子さんの番組(NHK)。
ジョージタウン大学での論文『満州事変の政策の形成過程』が紹介されていた。
「なぜ、日本が戦争に突き進んだのか。」の問に対して、政府高官の日記の記載内容「陸軍大臣に腹なし」を引用して、「政府高官の国際感覚の欠如」を指摘していた。また、難民の定義で、自国内にあっても難民とみなして救援する行動をとり、前例に縛られぬ柔軟な政策を次々に実現した行動力に心打たれた。
国連での仕事就任を要請したのが、婦人運動の草分け的存在の、市川房枝女史であったことも、今回始めて知った。
2.真夏の夜の美輪明宏(NHK)
昨年の大晦日の紅白歌合戦で好評だった「ヨイトマケ」(歌、美輪明宏)を初めて聴く。
幅広い世代から人気を博する、美輪さんの魅力を再確認した。
不遇なときもあったが、実力のあるアーティストであることに間違いはない。