国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

はじめに

私(Yasuhiro)とボリビア人のLinda(通称)は2015年9月29日にニューヨークで結婚しましたが、翌2016年の1月3日にも妻の実家があるコチャバンバで式を挙げました。3ヶ月以上もの日を措いて2度結婚することになった訳ですが、その「たいへんだった」経緯については「結婚@NYまで」のカテゴリーにまとめています。

またも上陸ならず

2020-09-05 | 日記
(補足:「またも」は先月のお盆前の旅で上陸が果たせなかった沖島のことを指しています。)

9月2〜8日(6泊7日)の信州旅行に参加し損なったので、その償いという訳でもないですが、再び湖東方面に行きました。今回は正真正銘日帰りで済むところにもかかわらず、敢えて職場の最寄り駅(南彦根)近くに宿を取ったのは、もちろん例のクーポン欲しさからです。(前に書いた通り約8500円分がタダでもらえる計算です。)

最初の目的地(道の駅)の開館時刻を考えて8時出発の予定でしたが、途中の渋滞を考慮し10分前に出ました。(国道2本が合流する交差点の渋滞がいつも酷いので、それを回避して中山道の旧道へ逃げました。道幅の狭い区間はすれ違いが面倒ながらショートカットとしては有効です。)その結果、ほとんど9時ジャストに到着。ところが既に駐車場はほとんど満杯。


そして建物の前には人がわんさか。「今日は何かあるんかな?」と怪訝に思いましたが、理由はすぐ判りました。

併設の直売所が密を避けるための入場制限をしていたからです。おそらく先着順に配られた整理券の番号で区切って客を入れていたのでしょう。私たちの本命はあいとうマーガレットステーションの方なので、それを横目にサッサと入館。

ここはハーブを使った珍しい製品などが並んでいてLindaのお気に入りの場所でした。そしてクーポンも使えます。

買い物を済ませて外へ出てみたら順番待ちの人がまだ大勢。私も「野菜やフルーツなどが安かったら買ってくかな」とは思っていましたが、そのために時間を潰す気はさらさらなく、次の訪問地へ向かいました。





五個荘観光センターの無料駐車場から歩いて近江商人屋敷へ。近隣3館のセット入場券が600円とお値打ちです。(ちょっと離れますが、1000円の5館のセット入場券もあります。時間次第で。)ただし、うち一つは今月いっぱいで一般公開が終了します(理由はこちら)。



受付&案内のおっちゃんは「植木の葉刈り(剪定)中でお見苦しいですが」などと恐縮していましたが、見事な庭園を堪能しました。


木や竹でできた包丁やしゃもじの収納スペース(呼び名はなに?)を撮影するようLindaから頼まれました。自分でも作ってみたいのだとか。(本気か?)

父は「懐かしい」を連発し喜んでいましたが、我が家の台所もかつては土間でした。幼少時(小学校入学前)ゆえ私はほとんど憶えていませんが。

写真撮影は自由だし、展示物に触ってもいいとのこと。そういう寛容な観光施設はあまりないような気がします。隠れスポットとして強く推したいです。

昼食はまたしても回転寿司店で。平日限定のランチセットがたいへんお得でした。(このチェーン店が長浜市内にあったら頻繁に行くところです。)

そこからすぐ近くにある町立小学校の旧校舎群へ。近江八幡などにも数多く現存するウォーリズの建築ですが、その工事費の額と出所には自然と頭が下がります。

また、こちらに経緯が詳しいですが、今から20年ほど前、当時の町長が老朽化と耐震性を理由に取り壊しを突然発表し、それに反対する住民との対立が激化して複数の訴訟も起こされ、私もそういった報道をたびたび目にしました。その後、あるアニメの舞台となったことで全国的に有名となり、訪問者も増えたようです。自転車での遠征時に何度も前を通りましたが、中に入るのは初めて。

校舎内は他に訪問者が一組あっただけでヒッソリ。コロナウイルスの影響で1階は立ち入り禁止だったため2階と3階だけ見学しました。階段手すりに取り付けられた兎と亀のブロンズ像(右)もテレビでしょっちゅう紹介されます。


窓の外に見えるのは新校舎(三代目)。Lindaは「こんな立派な建物があるのにそうしてわざわざ」と疑問を呈していましたが、地震大国にもう少し長く住まないと怖さは実感できないでしょうね。

このおやつの並んだテーブルもアニメのファンにはこたえられないものなのでしょうが、私にはまるでチンプンカンプン。

それでも昨年の放火事件を思い出して胸が痛みました。なおLindaは漫画やアニメの類を好まないのでどうかと思っていましたが、純粋に建物を楽しんでいたようです。けれども、来場者が黒板に書き込んだ「京アニがんばれ!」の説明をしたらシンミリしていました。

その後は南彦根駅近くにある平和堂系のショッピングモールへ。まずは何度か来たことのある輸入食品店で、続いて平和堂の食料品売り場で買い物。(支払いはもちろんクーポンを使って。)あと一つ残る目的地の集合時間(14時55分)に間に合えばいいので、もう1時間ほど適当に過ごすつもりでした。ところが・・・・・

何気なくメールをチェックしてみたらこんなのが。一方的に予約をキャンセルされたのはこれ(彦根港15時10分発の上陸航路の方)でした。その島は通勤途中に毎日眺めるものの足を踏み入れたことは一度もなし。父も同様で、さらに先月は沖島訪問が叶わなかったため、代替の訪問地として旅程に加えました。無人島ゆえ感染リスクを考えなくてもいいし。(そういえば読み方 (短い方) がアレだけに以前別ブログで「滋賀県固有の領土です」とジョークを飛ばしたこともあったなぁ。)

営業所からの不在着信も入っていたので、一応かけ直して確認しましたが、やはり本日は欠航するとのこと。まさに寝耳に水ですが、天候が理由では仕方がありません。それで時間を持て余すことになってしまったため、本屋へ行って物色。Lindaは手作りマスクとショッピングバッグの本を2冊買いました。それでも潰し切れなかったのでホテルへ電話。「正式なチェックイン開始時刻は16時ですが大丈夫ですよ」との返事だったため、ご厚意に甘えて部屋へ。

しばらく休んでから改めて遊覧船運行会社のサイトを見ました。たしかに台風9号による運休の可能性に言及しているものの、小雨がパラついた程度で風はそんなに吹いていませんでしたから、どうにも納得がいきません。その時ページ下の「お知らせ」を見て「もしや」と思いました。右画像はリンクをクリックして開いたPDF画像です。実は職場のメールでも2日午後の路線バスが爆破予告(これですね)を受けて臨時運休するという知らせを受け取っていました。なので、悪天候も多少は勘案されたにせよ、駅からの無料シャトルバスの運行中止で乗客が見込めなくなったことが欠航の本当の理由ではないか、と勘ぐってしまったのでした。もしそれが事実なら、その脅迫メールを送りつけた阿呆の後頭部をハリセンで思いっ切り引っぱたいてやりたい気分です。(追記:後で気付いたことに「各便出港の30分前に判断」と書かれている割には予約取消受付時刻が12時48分 (さらに不在着信は12時32分) とえらく早かったので、ますますそれを疑ってしまいます。彦根気象台のデータも見ましたが、特段風が強かったという事実はなし。やっぱり運行しても赤字濃厚だったので脅迫をそれこそ「渡りに船」にしやがったのか?)

何にしても、これで「私はたけしまに上陸したことがある」という自慢話ができなくなって少し残念です。「たけしまへの上陸を試みたが阻まれた」なら嘘ではありませんが。(←またしても物騒なことを。)そして、乗船料(予約した旅行サイトで700円割引が適用されたため3人分3800円)の支払いに取っておいたクーポン3枚も余ってしまいました。それでLindaがホテルのフロント横で売っていたひこにゃんグッズ数点を買いました。(宿泊料はダメですが、クーポン使用可能施設に入っているので食事やお土産の購入には使えます。)残った1枚とチェックイン時にもらったのを合わせて手持ちは16000円分に。今月中旬さらに15枚が加わる見込みです。前に仄めかしましたが、前泊がどうしても必要なので。


夕食は徒歩ですぐの焼鳥屋で。全国チェーン店なのでクーポンは使えませんが、味はいいし、たらふく飲み食いして4500円少々とコスパは文句なし。実は2軒隣のホルモン焼肉店がクーポン対象施設で、そこも候補として検討はしたのですが、Lindaがタンやハツなど一部を除いて臓物系が苦手(私も父もレバーはダメ)なのと近江牛を扱っているため(高級店ほどではなくても)決して安くはないという理由でパス。もしそこに入っていたら、最低でも1人分がその晩の支払い総額と同じくらいになっていたと思います。ところで2枚目の画像は明らかに左右が反転していますね。(字もそうですが、満杯の大ジョッキを利き手でない方で持つのは不自然。)撮影者のLindaがとくに何かをした訳でもないでしょうし、何でこんな妙なことが?

ホテルに戻って入浴。その後テレビを観ていたら眠くなったので早々に就寝。翌朝は渋滞を避けるため6時前にチェックアウトして帰宅。急いでご飯を炊いて朝食後に出勤しました。(さすがに渋滞に巻き込まれました。)こういう似非1泊2日旅行も悪くないと思いますが、「今こそ滋賀を」キャンペーンが終わったらそれまでです。

おまけ
 沖島の来島自粛が解除されたらリベンジツアーを組んでもいいかな、と思っています。午前中に沖島へ渡り、午後はドタキャンされた多景島へ上陸。そして夜は先日触れた長浜のブルワリー併設レストランで地ビール三昧。もちろん駅前のホテルを予約します。クーポンはさらに15枚上乗せか・・・・・それでも「困った時の平和堂」で何なるでしょうけど。(今度こそ炊飯器?)

おまけ2

未練がましくも(?)翌朝の出勤途中に多景島を撮影しました。画像中央に白い船が浮かんでおり、その左に沖島、右に多景島が見えます。

遊覧船(片道約20分)発着地の彦根港からも。


本当に見る場所によって形がガラッと変わりますね。(世界遺産の軍艦島に似ているという話も。)なお一番下は職場付近の湖岸道路沿いで、ここが一番間近に見えます(倍率を上げなくても十分撮影可能)。遠泳の得意な人なら辿り着けてしまいそうなほどですが(私は100%力尽きるでしょうけど)、実際には「彦根市街地の沖合い約6.5km」ですから無謀なことは止めましょう。(追記:この地図で岸からの最短距離を求めてみたらほぼ5kmでした。)

ちなみに、うちの学部で船舶免許を持っている先生は、湖岸道路を挟んだところにある湖沼環境実験施設所有の実習調査船「はっさか」で時に学生も乗せて付近の調査をすることもあるそうです。(船の名は大学の住所である滋賀県彦根市八坂町2500から取られたと思いますが、多景島も八坂町2155です。)ただしその船も近年は老朽化が著しく、毎年更新のため予算要求をしていたものの額が額(ン千万)だけに県もおいそれとは金を出してくれませんでした。何かあってからでは遅いんじゃないかと思っていましたが、ようやく今年7月に一般競争入札の公示がありました。(PDFのファイル名はどう見てもピンイン (中国語の発音のアルファベット表記) ですが、これは他のファイルでも時々あります。なぜそうしているのかは謎です。)そして先月には落札者決定が公示されました。(やっぱ額がすごい!)とりあえず、めでたしめでたし。
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