国際結婚はたいへんだった(第2章)

ボリビア人女性との国際結婚に至るまでの道のりを記録するために立ち上げたブログです。最近は妻との日常生活を綴っています。

はじめに

私(Yasuhiro)とボリビア人のLinda(通称)は2015年9月29日にニューヨークで結婚しましたが、翌2016年の1月3日にも妻の実家があるコチャバンバで式を挙げました。3ヶ月以上もの日を措いて2度結婚することになった訳ですが、その「たいへんだった」経緯については「結婚@NYまで」のカテゴリーにまとめています。

ハプニングの4日目

2020-10-03 | 日記




早起きしてLindaと散歩。霧の立ち上る阿寒湖は美しかったし日の出も見られました。

この日の朝食もハーフバイキングでしっかり食べました。そしてチェックアウト時にはメロンパンを3個いただきました。(写真撮っとくんだった。)クリーム入りなんぞは所詮紛い物、これこそが正真正銘本家本元正統元祖純正本物の(←椎名誠の真似)メロンパンであると私は声を大にして言いたい!

予定していた4日目のコースです。もちろん前日行ったオンネトーは目的地から削除し、ホテルとの往復38kmが引かれるため、実際の走行距離は300kmを切ります。(超えたのは結局3日目だけでした。)

ホテルの部屋の真正面に見えていた阿寒富士(雄阿寒岳)をバックに。

この日は屈斜路湖畔を通って最初の観光地へ向かうはずだったんですが・・・・・湖を全く見ることなくアトサヌプリ(硫黄山)に着いてしまったので唖然。

実はこれ以前にもあったことですが、先述した通りせっかくPC版のGoogleマップでルート設定をしてもそれをメールで送ることができないため、スマホのナビが最短経路を選んでしまったためでした。ということで、迂回したいのなら必ずその区間に目的地を、それも1点だけだと引き返してしまう可能性があるため複数追加する必要があることを学びました。


何はともあれ父もLindaも吹き上がる煙を見て興奮していました。もちろん下車して観光。既に昨年雲仙で経験しているためLindaも悪臭に顔を歪めたりはしませんでした。


これなんかまるで悪魔か妖怪が口から邪悪な何かを吹きかけているようです。

ここも動画で臨場感を味わって下さい。


順番が逆になりましたがクッシーのいるとかいう屈斜路湖へ。これは中途半端に広いというべきか、私たちにはちょっと平凡な印象でした。面積は日本で6番目だそうですが、この8倍強の湖をしょっちゅう見ていますからねえ。



予定していたルートを全部辿ると重複するし時間もロスするので、この砂湯で引き返すことにしました。

つづら折りの道を通って徐々に高度を上げていきます。奥にはさっきまで居た屈斜路湖。その手前にある山のうち山肌が見えている方が硫黄山でしょう。白煙がかすかに見えます。


そして摩周湖へ。さすがにこれにはケチを付けたりしません。水の青さでは琵琶湖を完全に上回っているし、大嶋、いや児嶋、じゃなかった小島(カムイシュ島)がいいアクセントになっています。(上陸できんのかな?)


逆に北海道の人が琵琶湖を見たら大きすぎてつまらないと思うかもしれませんね。対岸が見えない時はほとんど海と一緒ですから。

湖巡りはこれにて終了。なお、摩周湖や硫黄山からさほど遠くないところ(直線距離では数キロ)に神の子池というコバルトブルーの美しい池があるのですが、アクセスが非常に悪い(北へ行っても南へ行っても大回りになってしまう)ため断念しました。(行くんなら前の日に開陽台の後、裏摩周湖展望台とセットで訪れるべきでした。)他にも屈斜路湖を見下ろせる美幌峠、雲海の出現率が60%にも上るという津別峠など魅力的な候補地はありましたが、涙を飲んですべて諦めました。あと旧士幌線のタウシュベツ川橋梁もルートを大きく外れることになるので脱落。(コンクリート橋ゆえ劣化が激しいらしく、将来訪ねることができたとしても形を留めていないかもしれません。)とにかく道東だけでも5日間じゃ全然足りませんね。知床でトレッキングを楽しむことも考えたら最低でもあと二日は欲しいところです。

ということで次の目的地、釧路湿原へ向かいます。東西両側から眺めることも検討していたのですが、ここも時間を考慮して西側だけにしました。まず温根内ビジターセンターへ。(「おんねない」と読みますが、明らかに当て字ですね。)





駐車場からしばらく階段を下ってビジターセンター脇を通り、そして遊歩道を通って湿原の真っ直中へ。遊歩道は一部区間の傷みが激しく通行止めでしたが、かなり内部まで入れました。

父は学芸員さんに積極的に質問していました。聞いたところでは水深は3m近くあるとのこと。一番驚いたのが遊歩道の建設費。1m当たり約20万円(!)、トータルでは20億円以上(!!)かかったのだとか。そりゃおいそれとは修復できませんわな。

戻って次の釧路湿原展望台へ。2階以上は有料スペースですが、湿原が遠くまで見渡せるのでもちろん上るつもりでした。ところがちょっとしたハプニングがあったので、トイレ休憩だけにして退散。(何が起こったかは伏せときますね。)ここで昼食にしても良かったのですが、それもなし。

一応(予備として)目的地に設定していた釧路市動物園はもちろんスルーし、丹頂鶴自然公園には寄りました。が、ここに食べる所はなく、前日に続いてお昼を食べ損なうことに。朝もらったメロンパンで済ませました。






写真では伝わらないでしょうが、タンチョウは思っていたよりずっと大きな鳥でした。木製の蓋を回して開く小窓(カメラアイ)から撮影することも可能でしたが、ピントを鳥に合わせれば網はほとんど邪魔にならず、その方が接近できていい写真が撮れました。

鶴に因んだことわざの看板も備え付けられていました。「鶴の一声」や「鶴は千年(以下略)」は言うに及ばずですが、さすがにこれは知らなかったなあ。

なお園内ではエサが横取りできるのか、カラスの大群が飛び交い、「カーカー、ガーガー」とうるさく鳴き喚いていましたが、肝心の鶴は沈黙を守ったまま。(しょっちゅう鳴いてたら値打ちが下がりますけどね。)ところが私たちが外へ出て間もなく、それと思しき耳慣れぬ鳴き声が響き渡りました。30秒ほど続いたでしょうか。もちろん私は(少なくとも生では)初めて耳にしましたが、「いっぺん聴いてみたい」と言っていた父はあいにくトイレ中でした。スマホのボイスレコーダーで録っておけば良かった。

あとはホテルに向かうだけですが、ここでも予想外のことが起きました。先に示した画像にある通り、高速道路と有料道路を回避するなら途中まで太平洋沿いを通る国道38号線経由になります。それはそれで景色も良いだろうと思ったのですが・・・・・スマホがバッテリ切れで落ちたためカーナビでホテルを目的地に設定し、一般道で検索したところ、示されたのは全く別のルート。当然ながら驚きましたが、詳しく見れば道東自動車道の阿寒インターから本別インターまでの無料区間を走ると判明。少しでも早く着きたいので躊躇せずそれに従いました。

そのお陰で(後で調べたら16kmほど)ショートカットできたし、もちろん飛ばせたので時短にもなりました。車載のナビもたまにはいいことをしてくれるみたいです。(そういえば2日目も北見市へ向かう途中に少しだけ高速に入りましたが、同じく無料区間でした。)

ホテルに到着。別にどうでもいいんですけど、「国際」は "INTERNATIONAL" にしなくてもいいんかな?

この日の夕食は固定メニューでしたが、朝からずっと肉が食べたいと言っていたLindaはすき焼きを見て「願いが通じた」と上機嫌でした。ただし牛肉ではなく、たぶん豚かラムだったと思います。
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