気の向くままに2

その日の気分で、思いついたことを書いていきます。

角館雛めぐり その2

2015-03-10 20:00:04 | yaplogから

みちのくの小京都角館の雛めぐりに、今年は44のお店が展示参加をしているみたい。
当然全部は見られないので、拠点となっているお店だけにしましたが、
外町(商人町)を歩いていると、
いろんなお店のショーウインドウにお雛様が飾られていました。
次に伺ったのは『商家 たてつ屋(桜皮細工専門店)』さん。
こちらのお店には明治時代の古今雛や押し絵雛が飾られていましたが、


押し絵雛のなかの五人囃子は秋田では有名な
日本画家「平福穂庵(ひらふくすいあん)」が下絵を描いたんだとか。
江戸時代都から運んできた押し絵の人形が、
角館で制作されるようになっていったんですね。


少し歩いて背中&腰が痛くなってきたのですが、
次はメイン会場の『かつらぎ(商工会館)』へ。
広い会場に沢山のお雛様が集められていました。


こちらは江戸時代享保年間に流行った享保雛。
髪飾りなどが前の時代より豪華になったのが享保雛の特徴らしいです。


それより後の時代、江戸時代明和年間(1764~72)頃に流行った古今雛。
「古今集」などの王朝への憧れから名づけたのだそうです。


こちらの古今雛はお内裏様が組んだ足を見せている珍しいものなんだそうですが、
随分リラックスされてますね(笑)。


こちらは立ち雛。
座っているお雛様より起源は古いのだそうです。
(これは欲しくないと心の中でつぶやいた私。笑)

受付のお姉さまに「ありがとうございました。」とお礼を言ったら、
「渡部さんのところはもう行かれましたか?」と声をかけられました。
毎年、その年その年のアイデアで創作されているのだとか。
「今年はかまくらの中にお雛様が入っているんですよ。」とまで言われたら、
行かなきゃいけないですよね。
「渡部なると餅店」さんは角館駅の方向だと言うことなので、
背中をさすりさすり歩きました。


餅屋さんと同じ建物の中の時計屋さんに沢山の創作雛が飾られていました。
餅屋の店番をしていた奥様といろいろお話したのですが、
旦那様が市販のお雛様を使って、手近で揃えられる(たとえば割り箸だとか)材料で、
作っているのだとか。
「去年は冬季五輪があったので、オリンピックを題材にしたんですよ。
今年はなんだろう?と町の皆さんが楽しみにしてくれているので、
止められなくなっているみたいです。」とは奥様の弁。


なんでこんなにたくさんお話したかと言うと、
食いしん坊の私、もちろん角館名物「なると餅」を買ったからなんです(笑)。
帰宅してから美味しくいただきました。