真佐美 ジュン

昭和40年代、手塚治虫先生との思い出「http://mcsammy.fc2web.com」の制作メモ&「日々の日誌」

トイレの窓侵入事件 2

2006年10月18日 16時19分05秒 | 虫プロ
 事件が起きた
アシスタントの下村風介さんや林君は『カッパコミックス』の遠山氏、『少年サンデー』の岩淵氏と気が合いよく飲みに行きました。
この日は明け方になってしまい、「フースケの所に泊めてもらおう」と三人は、フースケのアパートへ泊まりましたが、岩淵氏は疲れていつも泊まっている手塚邸の編集部屋で寝貸せてもらおうと、母屋へ帰ってしまいました。
この日に限って母屋には誰もいません、ですから奥様はすべてに鍵をかけておりました。
岩淵氏は トイレの窓から侵入し手しまったわけです、外は雨が降っていました。
朝 奥様と通ってきたお手伝いさんたちが廊下の足跡を見つけました、そして泥棒が入ったと大騒ぎになってしまいました。
 その頃、一緒に飲んでいた三人は、フースケのアパートで寝ていました。
これが トイレ進入事件です。

この日先生はパレスホテルにおりました。社長室では着替えなどをおお届けしております。アシスタントは漫画サンデーの遠山さんと一ツ橋寮へ集合して先生の原稿を待ちました。少年サンデーの岩淵さんはパレスホテルへ行っております。先生からアシスタントへ夕食を買ってくるよう依頼があり。一ツ橋寮で寿司を取り、お茶をつけて、パレスホテルへお持ちしています。
少年サンデーの作業は1時過ぎから始めて、2時半には終わりました、先生は3時自宅へ戻りました。
先生がいつこのことをお知りになったかは、確認できておりませんが休み明け 3月13日月曜日に島方室長は先生からそのようなことがあったことを聞かされ、仕事帰りに岩淵さんの家に寄って事情を聞いております。そして、よく3月14日火曜日の午後 6時前 小学館の責任者たちが手塚先生のお宅に来て、先生に謝罪しておりました。
コメント
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