ほんっとにこれはネタバレ満載。 警告しとくね。 これから観る方は十分ご注意を
第二幕
幕が上がると、またもやモルモン教に関する解説が始まる。
古代アメリカにおいて、ユダヤ人の中でも善良なニーファイ族と邪悪なレーマン族との間に戦争があった。 その壮絶な戦いの最中、ゴルゴダでの磔刑後に復活したイエス・キリストがニーファイ族のモルモンの元に現れる。 その時のイエス・キリストによる数々の教えを、モルモンは「GOLDEN PLATE」に書き留めた。 その内容が今日のモルモン書となり、世界中で読まれているという次第なのである…。
ウガンダの人々の前で、モルモン書のその様な内容を語るカニングハム。 みんな退屈そうにし、居眠りをしている人までいる。 「で、それってどんな意味があんの?」
カニングハムは、邪悪なレーマン人が神の天罰を受け肌を黒くされた部分をうっかり読んでしまう。 ぴくっと反応する黒人の面々。モルモン書はこのグローバル時代において数々の地雷を秘めている(笑) 彼はあわててそこを飛ばして取りつくろうとするが、問題はそこではなかった。 「こんな3時間も、地球の裏側に起きた何千年前のことについて聞いてどんな意味があるというんだ?」 「そうよ。ニーファイ族なんてエイズにはちっとも関係無さそうだし。」 退屈さに耐えかね、みんなの不満は爆発寸前。
カニングハムはつい、モルモン書にはエイズについて書かれていると出まかせを言ってしまう。 そしたら空気が一変! 打って変わって興味をあらわしたウガンダの人々。 「どう? やっぱりこの本は私達を助けてくれるのよ!」 得意気なナバルンギを囲み、住民たちは盛り上がっている。
彼らを背に、カニングハムは良心の呵責に苦しんでいた。【♪MAKING THING UP AGAIN】 「つい、嘘をついちゃった。待てよ。これは嘘じゃない…。 ただ想像力が働いちゃっただけなんだ!」
カニングハムの心中イメージには、彼の父、モルモン、モロナイ、ジョセフ・スミスが現れ、嘘をついたことを叱責する。 「聖なる言葉に勝手に付けたしをするな。嘘は嘘。 いつかは代償を払うことになるぞ。」
そんな葛藤が繰り広げられている最中、彼の前にハードルが立ちふさがる。 村のろくでなしマツンボがエイズを治す迷信のために、赤ん坊を襲いに行こうとしているのだ。 「神様の教えに背く」と必死に止めるカニングハムだが、「そんなのどこに書いてある?」とマツンボは開き直る。 どうしようもない状況に、とっさにまた嘘をついてしまった。
こうなると止まらない。 お次は医者のゴツワナによる娘への割礼を阻止しようとして、再び嘘を重ねてしまう。 モルモンの教祖どころか、ホビット、スターウォーズやスタートレックの登場人物まで動員しての良心の呵責むなしく、でっち上げは止まらず。
一方、カニングハムのフィクションはウガンダの人々のニーズに合った模様。 「聖なる預言者」「救世主」として崇め奉られる。 その様に当の本人もまんざらでもない様子だ。
場面は変わってエルダー・プライス。 彼の目の前にはオーランドの光景が広がる。憧れの場所に来られて大はしゃぎ! しかしなんか様子が変。雰囲気が暗くなり、おどろおどろしい音楽が流れる。 「お前は規則を破った。エルダー。 お前の魂は今となってはわしのものだ!」 「…ミッキー?」
もちろんミッキーなんかではなく、その正体はサタン。 オーランドが一変して地獄と化し、雷鳴が轟く。【♪SPOOKY MORMON HELL DREAM】
プライスは子供の頃の罪の記憶を蘇らせていた。 夜、台所でドーナツを盗み食いし、弟に罪を着せたこと。 その罪の意識とともに5歳から19歳の現在まで生きてきた彼。 更に今回は規則第72条に違反し、宣教師の相方をおいてけぼりにしてしまった。 その罪悪感は図り知れず、地獄の悪夢の中で恐れおののく。 そこにはイエス・キリストまで現れて、彼を叱責する。 (ここは場内大爆笑。キリストがまず使わないような言葉が出てくるからと思われる。)
キリストが愛想をつかして去った後、プライスはサタンに許しを乞うがスルーされ、舞台には地獄の住民達が登場。 第二次世界大戦を起こしたヒットラー。 中国人を大虐殺したチンギス・ハーン。 男性を刺殺してその遺体を蹂躙したジェフリー・ダーマン。 OJシンプソンを無罪に仕立て上げた弁護士、ジョニー・コックラン。
プライスは天に向かい、神に「もう規則を破りません。」とひたすら懇願するも叶わず。 悪魔たちに、モルモン教で禁止されているコーヒーを飲むよう強要される始末。 恐ろしい地獄の夢は最高潮に達するのだった。……
心配する先輩ミッショナリーに囲まれ、やっと目を覚ましたのはバス停。 彼はオーランドどころか、村から出てさえもなかったのだ。 そこにやってきたカニングハム。やたらご機嫌。 モルモン教に興味を持つ住民を大勢勧誘できたというのだ。 プライスはそのことを聞いてほめるが、カニングハムの態度はそっけない。
プライスがつまはじきになっている一方、先輩ミッショナリーはカニングハムを囲んで盛り上がっている。 わいわいと洗礼へのプランを立てつつも、住民を恐怖支配している「将軍」への不安もちらつく。 「人々を自由にしてあげられるように、誰かが将軍のところへ説得に行く必要があるな。」 「あんな狂った軍人の考えなんて変えられないよ。それこそ偉業だ。」
「偉業…偉業…」 プライスは突如何かに目覚め、一人決心していた。
【♪I BELIEVE】
彼は一瞬でも迷いが生じたことを後悔し、信仰への思いを一層熱くしていた。 そしてモルモンの教義を噛みしめる。
「神がこの世界を創造した。」 「古代のユダヤ人は船でアメリカ大陸まで渡った。」 「神の計画によれば、ボクは自身の惑星を持つことが出来る。」 「今の大管長トーマス・モンソンは直接神と対話している。」 決意をさらに固めたプライスは、将軍のアジトに突入する。 銃を突きつける軍人たち。それでも彼はひるまずラスボスにさしで向かい合う。
「ボクは信じるぞ!」 「悪魔があなたに取りついている!」 (コーラス) サタン ハズァ ホールド~♪ 「神がボクをここに遣わした!」 ゴッド ハズ センミー ヒヤ~♪ 「1978年より神は黒人も認めて下さっている!」 ブラック ピーポ~♪
「あなたもモルモン教徒になれる。さぁ一緒に魂を成長させよう!!」
…ここまでやらかして無事では済まない。 軍人たちに取り押さえられたプライスは、シバかれることに。 悲鳴とともに場面転換。
村ではカニングハムが、相変わらずいい加減な解釈でモルモン書を読んでいた。 しかし、スターウォーズとごった混ぜになったそれは住民の受けがいいようだ。 神によるラーマン人への肌の色を変える罰も、本日は黄色ということで大好評。 「それって中国人みたいな感じ? やっぱりモルモン書は正しいね。彼らって厄介者だもの。」
本日の説法が終わり、楽しそうに帰っていくウガンダの人々。 一人そこに残ったナバルンギは、カニングハムに礼をいう。 「みんながあんなに幸せそうなのってみたことないわ。パパでさえ…。アナタってすごい。」
彼女はカニングハムに正式なモルモン教徒になりたいことを告げる。 そして今すぐ洗礼してほしいと。 今までに経験が無いと戸惑うカニングハムだが、彼女の熱心さに押されてこの場で行うことにする。 【♪BAPTIZE ME】
ザブン、ザバーンと騒がしい洗礼だったが、とりあえず完了。 水から上がった彼らは、80年代のラブコメのような雰囲気で盛り上がっている。
いよいよ村の人々の洗礼の日がやってきた。 川のほとりでミッショナリーたちは白い正装に着替えて、村の住民を迎えている。 まずマファラがマッキンリーによって洗礼され、その後ぞくぞくと新しい信者が誕生してゆく。 マッキンリーは幹部に20人もの信者獲得に成功したことを報告し、お誉めの言葉をいただく。 ミッショナリーたちは喜びの頂点へ。アフリカへの愛着も湧いている。【♪I AM AFRICA】 ナバルンギと一緒にいるカニングハムも誇らしげだ。 「もうボクはわき役なんかじゃない。」
幸せそうな他のミッショナリーと対照的なのがプライス。 将軍のアジトでエラい目に遭い、病院に運ばれている。 そのダメージは大きく、レントゲン映像が大きく映し出される。 「とてつもないことをやらかしたな。こんな患者見たことがない。こりゃ偉業だ。」 医者のゴツワナにも驚かれる。
メダルがもらえると喜んでいるカニングハム、偉業ねと祝福するナバルンギ、 アフリカへの思い入れを歌う先輩ミッショナリー。 その脇を、ビニール袋に入れたモルモン書を下げてカクカクと歩いて行くプライス。
モルモン教への大規模入信に湧きかえる村だが、将軍がそれを見逃すわけは無かった。 カルト宗教に入り、自分への反旗を翻す住民など皆殺しだ!と憤っている。
場面は展開し、場末のカフェ。 そこでプライスは酔っ払いのごとく、コーヒーを大量飲みしている。 心配して声を掛けたカニングハムに対し、 「これはこれはスーパーモルモン教徒様ではないですか。宣教して洗脳ゾンビを作り続けているってか。」 と返す。完全にやさぐれている。
続けてプライスは、何故カニングハムばかり願いが全て叶い、自分はそうでないのかと憤りの言葉をこぼす。 そして、子供の頃に行ったオーランドが素晴らしかったこと、ここでずっと暮らしたいと思ったこと、 両親から神様に尽くせば願いが叶うと言われて、オーランド星を手に入れるために必死に頑張ったことを独白する。 それに付け加えこうつぶやく。 「だからって今何を手に出来ているんだ? 家に戻る航空券さえ持ってないのに…。」
カニングハムは、メダル授与式に相方がいないと困ることを告げる。 そして帰国の航空券を手に入れられることを条件に、同席してもらうことをプライスへ持ちかける。 このやり取りは成立した。険悪な雰囲気の中で。 その後、一人カフェに残ったプライスは、オーランドへもう訪れることさえ出来ないと根から悲観的になっていた。【♪ORLAND】
メダル授与式の日。 幹部とその部下達がウガンダを訪れていた。 カニングハムとプライスのペアが称賛を受けているさなか、ナバルンギが村人を率いて式に割り込んできた。 数々の学んだことを劇にしたので、"モルモン幹部先生"の歓迎として披露したいという。 カニングハムはひとり大慌て。 必死に阻止しようとするけれど、何も知らないマッキンリーや幹部は「ぜひ見てみたい。」と乗り気の様子。
さて。ここからすんごく面白くなるので、ネタバレ警報を発するね。 結末を知りたくなかったらこの下は見ない方がいいと思う。 それでも読みたい方はドラッグしてね!
【♪JOSEPH SMITH AMEICAN MOSES】
アナログな舞台の上でアフリカンリズムに乗り、ジョセフ・スミット~アメリカのモーゼ~が語られる。 ナレーターはナバルンギ。 (おそらく「王様と私」のアンクル・トムの場面のパロディ)
この劇の主役、ジョセフ・スミットを演じるのはマツンボ。顔を白く塗って白人を意識している。 「オッス。オイラはジョセフ・スミット! これからこの赤ん坊を犯ス!」 「何だって?」 しょっぱなから幹部は凍りつく。
突如雲が割れ、現れたのはマファラ演じる神様。 「ジョセフ・スミット。赤ん坊を犯すべからず。 このカエルをファックしたらエイズを治してやろう。」
その通りにしたらたちまちエイズが治ったジョセフ・スミット。 今度は宇宙船エンタープライズ号に乗った大魔法使いモロナイが現れた。 汚い言葉と金色の皿「GOLDENPLATE」を残して去っていく。
金色の皿には地図が書いてあったので、ジョセフ・スミットは村人を率いて新天地ソル・トレイ・カ・シティに向かう。 山あり川ありの道のりを「助け合おう♪」「支えあおう♪」とリズミカルに乗り越えて、一行は西に進んでいく。
ところが突然行く手を阻んだのは、医者のゴツワナ演じるアメリカの軍人ブリカム・ヤング! 「オレは娘のク××××を切り取った! それが神を怒らせ、罰として鼻をク××××に変えられてしまった!」 ♪どうするの? ジョセフ・スミット。このク××××男と戦うの? 盛り上がるコーラス。
「戦うのではない。彼を助けよ。」 ジョセフ・スミットは股につけたままだった魔法のカエルを取り外し、それでブリカム・ヤングの顔をこすった。 するとあら不思議。彼は元どおりに治っていた。 喜んですぐさま旅の仲間に加わる。
それから長い旅の中、やっと水をみつけて喜び駈け寄る旅の一行。 しかし上水と下水をごっちゃにしてしまったおかげで、ジョセフ・スミットは赤痢にかかってしまう。 道半ばにしてあの世に旅立った彼。 後をブリカム・ヤングに託して。
悲嘆にくれたのもつかの間。ブリカム・ヤングとその一行は金の皿を携え西に進み続けていく。相変わらずリズミカルに。
とうとうソル・トレイ・カ・シティにたどり着き、そこで待ち構えていたイエス・キリストの歓迎を受ける。 「ようこそ、モルモン教徒たち! これから出来るだけ多くの子供を作り、大家族を作り上げよう!」
舞台ではにぎやかな家族計画が繰り広げられ、ドン引きしている幹部をよそに「神様ありがとう!」と締めくくられる。 以上、カニングハムのでっち上げ布教の集大成だ。 衝撃を受けたままの幹部と、唖然とするミッショナリー達。プライスだけが一人大笑いしている。 ようやく立ち直った幹部はミッショナリーを別室に連れて行き、怒りをあらわにする。 弁解しようとしても取りつくしまが無い。 そこをたまたま訪れてしまったナバルンギ。 今まで教わったことが真っ赤な嘘だったこと、自分はソルトレイクシティに行けないことを悟り、愕然とする。 今更こんなことになり、責任は取ってくれるのか? 恵まれた場所からわざわざ、貧しい人々におもしろ話をするためだけに来たのか?とカニングハムに詰め寄る。 そして悲しみのままそこから飛び出していく。 それをよそに幹部は、「荷物をまとめて帰宅の用意をするように。」とミッショナリー達に告げる。
舞台にはプライスとカニングハムが二人。 泣きそうになっているカニングハムに対し、プライスは意外な反応を見せる。 「ジョセフ・スミスが赤痢で死んで、モロナイがエンタープライズ号で現れる? 今まで観たことが無い奇跡的な芝居だよ! 嘘か本当かなんてのは大した問題ではない。 ボクは全てを変えるという自信をもってこの地にやって来たが、結局自分のことしか考えていなかった。 そんな自分が信仰を離れている間に、キミは偉業をやりとげてしまった。 ボクはここの人たちを発展途上と思っていたけれど、どうだ。 今では彼らは幸せと希望に満ちて、コスチュームまで着ている。 まるでこれってオーランドみたいじゃないか。」
何を誉められたのかよく理解出来ていないカニングハム。 そんなことよりナバルンギを心配する。 絶望した彼女が、将軍の言うとおりに女性割礼してしまうのではないかと。全ては自分の過失だ。 プライスは「諦めちゃだめだ。事態を収拾しよう。」と、カニングハムを連れていく。
村では盛り上がっていた。 「幹部はどんな感想をもってくれたかな?」 「エルダー・カニングハムは気に入ってくれただろうか?」
そこに将軍がやって来た。 だけどみんな恐れる様子はない。毅然と立ち向かう。 しかしナバルンギは抵抗をやめるように言う。 「ナバルンギ、どうしたんだよ?オレらの預言者はたがいに支えあって抑圧と戦えといってたじゃないか!」 「エルダー・カニングハムのことは忘れて。彼はライオンに食べられてしまったの。」
それを聞き喜ぶ将軍。 しかし住民たちも負けてはいない。 約束の地も救いも無いと嘆いているナバルンギに、ジョセフ・スミットが亡くなったときもモルモン教徒は諦めなかったじゃないかと諭す。 それにこう付け加える。 「ソル トレイカ シティという場所は実在しないよ。あれは例え話、メタファーなんだよ。」 「預言者は常にメタファーを用いるしね。」 「マジで人間がカエルをファックしたと思ってたの? バカげているわ。」 全て作り話と納得した上で、彼らは信仰を続けていたのだ。 オーランド星を本気で欲しがっていた宣教師より、ウガンダの人々の方が数枚上の様だ。
そこにカニングハムとプライスが登場。 驚く一同。 自分達の預言者がみごと蘇ったと大喜びする。 将軍もカニングハムが死から舞い戻ったと思いこみ、腰が引けている。 プライスは恨みをつのらせ、 「アンデッドには銃など意味無いぞ。もし村から出ていなければ、デス・スターにいる天使モロナイに指令を下してクラーケンを解き放つぞ…。」 とまくしたてるが、カニングハムには及ばない。 「さもないと、ジョセフ・スミスがキリストの口から魚雷を発射させ、お前をレズビアンに変えてくれるぞ。」
将軍とその部下はカニングハムの発言におびえ、股を押さえて逃げ去っていく。 喜び盛り上がる村の住民たち。 ナバルンギとカニングハムも和解し、ハグし合う。
そこを帰国の荷物をまとめた先輩ミッショナリーたちが通りかかる。 プライスは「予定通り、2年間人々に奉仕をしよう。」と説得し、幹部のことを「ファック」と毒づく。 優等生のプライスの変貌ぶりにショックを受けている先輩に対して更に、 「ボク達は今でもモルモン教徒だよ。 多少何かを変えたり、規則を破ったり、神の存在に疑いを持ったとしても。 協力してここを楽園の星にしていこう。」
カニングハムはプライスが残ってくれることに驚く。 プライスは「どんなことでもキミのためにするよ。ボクらは親友じゃないか。」 二人は大きく抱擁し、いよいよ終盤へ。
【♪TOMORROW IA A LATTER DAY】 先輩ミッショナリーたちもウガンダに残り、布教活動をしている。 プライスは「死んだ後のことなんて関係ない。そんな先のことまで考えない。」とモルモン教徒らしからぬ発言をしている。 【♪HELLO (REPRISE)】 そこに白いシャツ、黒いネクタイを締めた、宣教師姿のウガンダの人々が登場。 赤い表紙の本を携えてエルダー、シスターと名乗り、勧誘の言葉を歌っていく。 その中にはあの将軍の姿も! 照れながらも誇らしげにカニングハムがやってくる。讃えあげる一同。
「アーノルド・カニングハムの話を聞いたことがありますか? 私達の教会は強く成長しています。 仲間に入って魂を解き放ちましょう。 あなたの人生を変えると強く保証します。 この本、BOOK OF ARNOLDによって!」
三冊目の聖書を広めるつもりが、はからずも四冊目を作ってしまった彼ら。 こうして新しい宗教がさらに一つ増えたのだった。
完