命光不動尊のブログ

貴方の知らない神道や仏教の教えが命光不動尊にはあります。

毎日が戦い。

2017年05月17日 20時08分50秒 | ひと口法話

皆さんから先生はお元気ですね。と言われますが、

常に健康の為に人一倍気を使い、生活しているのです。

年をとると、毎日が戦いです。

 

お釈迦さまがこの世の四つ苦しみを「生老病死」と、言っておられる。

人間は、このどれからも、逃れる事はできない。

良寛さんは「死ぬる時節には死ぬがよく候」と言っている。

 

わたくしは、六十歳から毎朝水行に行く時は湯灌と心得て、

風呂に入り、身を清めてから滝行に行っていた。

この習慣は八十五歳の現在も続けている。

 

今日この頃は、生きていることが、本当に有難く思う様に成った。

昨日、滝谷不動尊のお参りの帰り、富田林の川田家さんで昼食を頂きました。

ツバメが所狭しと巣を作り、子育てに一生懸命で、

入れ替わり、立ち代りエサを運んでいる姿に感動いたしました。

 

ヒナが巣立つ確率は、低いようですが、一生懸命に子孫を残そうとする姿を

いつの頃からか、人間は忘れてしまったようである。

今の人は、簡単に死と選び、又、簡単に人を殺してしまう。

残された者の悲しみをどう、感じているのだろうか。

 

南無大師遍照金剛

 

 


滝谷不動尊様のお言葉

2017年05月16日 19時52分03秒 | ひと口法話

当山のご本尊の命光不動尊は、滝谷不動尊の分け御霊でございます。

滝谷不動尊では、毎年 5月28日に柴燈大護摩供が奉修されますので、

毎年ご本尊様に、ご挨拶を兼ねてお供えにお酒を奉納して参りました。

弘法大師 一升瓶  6本入りは、最近では一人では重たくて

貞観尼の手助けが必要な年齢(85)になりました。     

 

「滝谷不動尊のお言葉です。」

取らず捨てずして、その真価を生ずべしの

しなやかな心こそ、肝要じゃな。

森羅万象を全て神仏として拝め。

一切の森羅万象に無駄なものは、一切存在しない。

人間の独断だけで判断す、べからず。

 

有難いお言葉を頂戴いたしました。

又、来年の柴燈大護摩供までの当山の指針として

精進いたす所存でございます。

 

南無大師遍照金剛

 

 

 


大先祖様を捜して

2017年05月15日 19時53分15秒 | ご供養

本日は、

仏ではなく、別界の大先祖様のお話です。

 

(大先祖の足切りじゃ、仏ばかりが先祖でないぞ)

山主が命光不動尊よりのおさとしされたお言葉です。

 

当時私は、富田林の滝谷不動尊で滝行三昧の日々でした。

滝行して三年がたったある日のことのお話です。

 

この頃、滝谷さんの行者さんから、

私に 「住友さん、あんたもう滝行して何年になるの?」

私 「三年になります。」

行者さん 「あんたとこの家もだいぶ、良くなりましたやろ」

私 「いやー。そんなに変わりませんけど…。」

行者さんがしばらく考えておられて

私に「何か、足らんのと違いますか?一回、お不動さんに聞きなはれ」と

言われてその場は互いに別れました。

 

ご本尊様にお礼を兼ねてお伺いを致しましたところ、

上記のように

「大先祖の足切りじゃ、仏ばかりではないぞ」というお言葉が返ってきました。

「大先祖様とはどんな先祖様ですか」とお聞きしますと

お不動様から 「悟れ」というご返事が返ってまいりました。

 

その大先祖という謎を解きながら、

行を続けて三年の月日が経っておりました。

 

ある朝の事、当時朝の6時にNHKで「宗教の時間」と言うテレビの放映がありました。

コメンテーターは仏教学者の 山折 哲雄師が、

仏教の中の先祖に付いて解説されておりました。

 

その時のお話の中に、

ついに探していた大先祖様の存在がついに分かり、

不動尊の言われる「先祖の足切り」の意味を悟らせて頂くことが出来た。

つづく

南無大師遍照金剛

 

 

 


日牌(にっぱい)供養の大事

2017年05月14日 20時11分09秒 | ご供養

 

先祖代々の計算 (両親に子供が1人と仮定した場合)

20代遡れば、累計 209万7150霊 のご先祖様がおられるという計算になります。

実際にはもっと数は増えるはずです。

これほど多くのご先祖様をどのように供養すればいいのでしょうか。

  

なぜ、上記ようなの計算になるかと申しますと、

浄土教の出てきた時代(平安末期から鎌倉時代)より

それまで受け継がれていた従来の供養とは違う供養方法に変わってしまったからです。

その時代(20代前)に救われなかった霊たちが今、沢山救いを求めてくるようになりました。

 

山主は、御滝水行 一万日成満行者として日々、精進の結果、

従来からある供養法では、莫大な数の霊を救うことのできないということで、

見えない世界のお大師様から救いあげる修法として、

四家先祖供養」という素晴らしい供養法のお授けをいただかれました。

 

当山の四家供養は日牌(にっぱい)供養となっております。

先日、お話いたしました莫大な数のご先祖様を供養するためには、

これまた、莫大な数のお経を上げる必要があります。

真言宗では、真言理趣経をお誦えします。

 

当山でも同様に真言理趣経を基本として

供養をいたしておりますが、

お経の一巻は、一霊様分のお食事を考えており、

莫大な数のご先祖様のご供養をするために

数々の秘傳 を駆使(くし)し、対応いたしております。

つづく

 

南無大師遍照金剛

 

 

命光不動尊HPはこちらから

 


家の柱を立て直す供養とは

2017年05月13日 20時23分27秒 | ご供養

人の家は、基本的には四本の柱で支えあって出来ております。

どの柱が欠けても腐っても、家は安定した状態を保つことはできません。

又、細く頼りない柱では、建っているいるのが精一杯で

災難に打ち勝つことはできません。

子孫しだいでご先祖様の柱は、太くも細くもなるものです。

 

 当山でお勧めしております四家先祖供養の四家とは、

この家の大黒柱を基本として他の三家のご先祖様を供養することこそ、

一番大事であるという「命光不動尊のみ教え」でございます。

 

「一番大事なご先祖を様ほったらかしにして、

あちらこちらとお参りにいって何をしとるか!」

 

人間を植物に例えますと、

先祖は、見えない部分の根っこにあたります。

その根っこがしっかり大地に根強く張っていないと、幹が持ちません。

幹は家長(両親)にあたります。

幹が太く、しっかりしていると、枝葉である子孫は茂り、家は繁栄します。

 

植物に肥料が必要であるように、窒素、リン酸、カリ、とどれが欠けても、

植物が大きく育ちませんね。家とて全くおなじです。

家が栄えるためには、利、敬、行の三大供養が必要なのです。

この中どれが一つ抜けても、功徳は有りません。

この世は、あの世写しです。

今、あなたの身に起こっている事は、

すでにあの世で起っているのです。

今までの、お話は仏教の中に於いてのお話です。

この、供養の中でお救いの出来ない家系の有る事を

ご存知でしょうか。

仏ではなく、大先祖様のお話です。

(大先祖の足切りじゃ、仏ばかりが先祖でないぞ)

山主が命光不動尊よりのおさとしです。

つづく

南無大師遍照金剛