どうなるか分からないと言うので、宮城県にいる息子にも覚悟をしておいてとメールを打った。須玉にいる息子も病院に飛んできた。チロとビッケが天国に行ってしまって、国分寺(東京都)で一緒に暮したのはもうムムしかいなくなり、3人それぞれにムムに対する思いが深い。入院中毎日会いに行き、もしもの時に後悔したくないとおもった。食べる事が出来ないので、設備のある病院で手術とも言われたが、もうすぐ15歳のムムは麻酔でどうなるか分からないそうで、もうムムの生命力にかけることにした。点滴と注射でだんだんしっかりしてきて通院でよいだろうと言われて4日で退院した。16日間毎日点滴と注射に通って注射器で柔らかい缶詰を舌の上に乗せて、とにかく自分で食べれるようになる事を目指した。ムムの世話をしながら「これって介護だな~」と思った。
クルルはいつもちょっかいを出してムムを怒らせていたが、異常が分かるのか遠巻きにして見ている。